意気込みの盲点

自分たちが実現するんだ! 自分たちこそソレを可能にできるんだ! ‥‥という意気込みは、特に新しい何かを掴みかけている時には、作業時のテンションも上がり、現場のモチベーションも高くなります。

 

しかし、それが一方で「孤立主義」に傾倒するのなら、「調子にのるなよ」と自ら醒めて、自ら冷や水を浴びせる意識も必要です。

 

昔、ベータマックスがどんどんソニーの孤立主義に傾き、やがて消滅したのをリアルタイムで見ていたので、「技術の自信が孤立を生む」危うさの教訓として思い出すようにしています。

 

ベータに限らず、色々な技術の産物を見ていて、技術的な過信かは判りませんが孤立するメーカーのプロダクトが絵に描いたように終息に向かっていくのを見て、「普通、そうなるわな」と10〜20代の頃の私でも思ったものです。

 

でもまあ、勝者のVHSも今では社会から姿を決して久しいので、「長いものにまかれりゃ、安泰」というのも不正解なんですけどネ。ベータには勝ったVHSですが、時代には勝てず、今やVHSで録画しようなんていう人は相当珍しいくらい、社会から忘れ去られています。「D-VHS」なんてのもありましたが、もはや民生の意識はビデオ「テープ」から離れており、「デジタルデータ化」しようが消滅は必至だったと思います。

 

アニメの作り方で言えば、新技術を過信するのも危ういし、旧来技術に巻かれたままでも社会の流れから取り残されるし‥‥で、ええ感じの舵取りは必要になりましょう。

 

意気込みや自信、あるいは打算や習慣だけでは、未来は切り開けんです。

 

 

「でもさ。Appleの事例もあるじゃん」‥‥という人はおりましょう。

 

たしかにね‥‥、Appleはとても強いですよネ。今のところは。

 

しかし、その強さゆえに、崩れ始めると連鎖崩壊するような危うさを、私はずっと製品を使い続けながら感じています。伸び続ける成長なんてありえません。成長の行き詰まりや技術信仰の限界を、どこでどうシフトしていくのか、アウトサイダーの私としては、Appleの今後を見守るほかないですネ。‥‥まあ、今はうまくいってる気なのでよいですが、お手本にはならんですネ。

 

 

今年度は、私ら新技術を推進するグループにとって、大きな飛躍の年になりましょう。しかし、その飛躍の爽快感に我を忘れるようでは、行き先は危ういです。

 

艦載機は空母から発艦して攻撃目標を攻略するだけはダメです。ちゃんと、着艦の進入コースをしかるべきノットで進み、アレスティングフックがワイヤーを掴んで着艦するまでが、ミッションの全行程です。さらに言うならば、戦果の報告、そして艦載機部隊を積んだ空母が次の「戦地」へと進路を変えるところまでが、ミッションの全て‥‥とも言えましょう。

 

こんなではコマるわけです。

 

 

 

跳んだら、ちゃんと着地する。そして、その次も続けて跳ぶ。

 

ソニーやAppleなど、「いい意味でもわるい意味でも」お手本にすべき過去をもつ企業、そして歴史上の人物や国の興亡を、最良の教訓として活かしつつ、今年2018年、そして2019、2020年‥‥と粛々と進んでいくのが肝要。

 

と、日記には書いておこう。

 

 



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