モニタ

4K環境に移行するとき、特にiMac Proのような機材だと、環境全体のモニタ構成には気を配る必要があります。

 

iMac Proのモニタは決してキャリブレーターもなければ、各色域(sRGBや709やDCI P3や2020/2100など)をプリセットで切り替える機能もなさそうなので、都合、4K HDRのプロ仕様(なんか曖昧な表現ですが)のモニタが必要になってきます。

 

ということは、5K&4K。結構、ビデオ性能をいっぱいに使います。2Kのモニタに換算すれば、モニタ8台分以上のビデオ出力です。

 

4Kや5Kのモニタは、外見は2〜2.5Kのモニタと変わらなくても、消費するビデオ性能は格段に大きいです。

 

ゆえに、いくらThinderboltコネクタに空きがあり、以前使っていた2〜2.5Kモニタがあっても、安易に繋ぐと各モニタへの出力が支障が出るケースもあります。実際、私らの使っているMac Pro 2013は、4096pxの4Kモニタを2台繋ぎ、さらに1440pxのプチモニタを繋いだら、全体のリフレッシュレートが30Hzに落ちてしまった‥‥なんてことがありました。ギリギリだったんですネ。

 

iMac Proは、

 

  • 4台の外部ディスプレイで3,840 x 2,160ピクセル解像度(4K UHD)、60Hz、十億色対応
  • 4台の外部ディスプレイで4,096 x 2,304ピクセル解像度(4K)、60Hz、数百万色以上対応

 

‥‥とのことなので、性能に余裕がありますが、私らが使いたい解像度は3840と4096の両方なので、何をきっかけに十億色が数百万色にダウンするのかは知っておきたいところです。

 

 

ちなみに、今でも8bit出力&入力の環境は主流で、sRGB&Rec.709を運用している分にはあまり問題にもなりませんでしたが、次世代の色域になると、8bitは過去の遺物となります。テレビの4K自体が、HDR10(10bit)、Dolby Vision(12bit)、HLG(10bit)と10bit以上の時代に移行する成り行きですから、現在の機材〜特にモニタとマシンはどんどん古くなっていきます。

 

お茶の間のテレビより、アニメ制作現場のモニタの色数が低くてどうする。‥‥という未来は、やがてやってくるでしょう。

 

ただ、ツールウィンドウをおいておくモニタに4K HDRなど必要ないですから、既存の2Kや2.5Kのモニタを廃棄する必要もないのです。

 

4Kモニタの性能の足をひっぱらないように、旧時代のモニタを接続・設置すれば、作業スペースを広々と使えるリッチな環境となりましょう。

 

 

 

移行期においては習慣では乗り切れないことも多く、新たに覚えるべき知識も増え、考え方を一新する必要性も生じますが、それはもう「世の常」ですので、さっくりと意識を移行するのが肝要でしょう。どうせ、世の中は変わるもんなんだし。

 

 

 


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