電子戦機

私はプラウラーやグラウラーが好きです‥‥って、説明を端折り過ぎか。百聞は一見にしかず。

 

コレです。

 

●EA-18G「グラウラー」

 

●EA-6B「プラウラー」

 

どちらも電子戦機というカテゴリーで、攻撃機から改造した機体です。ちなみに、EA-18GEA-6Bも1/72のプラモが発売されてますので、ルックスを手元で確認できます。

 

アメリカ海軍に限らず、こうした「既製の機体から改造して、新しい任務に充てる」というのは、どの軍隊でもおこなわれています。国防ゆえに優先度の高い軍隊だから何でもかんでも新規開発しているわけではなく、むしろ、高い金を出して揃えた機材をどのように耐用年数ギリギリまで有効活用するかも、積極的に取り組んでいます。

 

開発段階でコンポーネント化して、多用途化することを前提とした機材も多いです。ロシアの新鋭戦車「T-14」は、「アルマータ共通戦闘プラットフォーム」から派生したAFV(装甲戦闘車両)です。

 

 

 

アルマータのように、設計段階から多機種展開を目論むこともあれば、上述のプラウラーのように、既存の機種から改設計・改造することもあります。

 

抜き差しならない国防の軍用用途とはいえ、やはり増大するコストは悩みのタネ。抜き差しならないからこそ、合理的な路線を模索するのが、軍用機材なわけです。今よりかっこよくしたいからツノを付けた‥‥とか、可愛くしたいから猫耳を追加した‥‥なんてことはありません。なんとなく放置することも、なんとなく買い換えることも、ないです。

 

 

こうした「規格設計当初からバリエーション展開を盛り込んでおく」「既存の機材を新しいニーズに合わせて改造する」という取り組みは‥‥

 

資金に限界のあるアニメ制作現場にこそ、応用できる

 

‥‥と思うのです。

 

アルマータ的な計画的な機材調達と運用、プラウラー的な「捨てるのもったいない。改造すればまだ使える」的な魔改造運用は、大いに参考になります。

 

プラウラーは、原型機のA-6が1997年に退役した後もしばらく実戦配備の運用が続けられ、退役したのはつい最近の2015年です。

 

*上から、原型の艦攻機A-6A、電子戦機EA-6A、さらなる改造型のEA-6B。A-6AとEA-6Bのルックスの大きな差は、ロービジ塗装もあいまってスゴいですネ。

 

 

まさに‥‥

 

 

既存の機材を賢く使う。

 

 

‥‥ですネ。

 

アニメの機材もこうあるべきでしょ。

 

 

ならば、KT-30。

 

 

紙作画時代のスタンダードたるKT-30を、「電子戦」(言い得て妙だ)に対応させるために近代改修すれば、テキトーな事務机で作画するより格段に使いやすいです。

 

KT-30は、その持て余し気味の奥行きを上手く使えば、様々な機材やガジェットが収納できるでしょう。大掛かりな改造をしなくても、配線用の穴あけと、電源タップの補充、そしてVESAマウントでモニタアームを設置する補強を施せば、まだまだ十分「電子戦」時代にも活用できると思います。

 

 

 

例えば、iMac 5Kには「VESAマウントモデル」がありますので、KT-30の机天板に鋼鉄製の補強プレートを増設すれば、4K作業対応コンピュータがモニタアームで設置できます。モニタアームを使えば、モニタ台座が消えて奥行きを遮蔽しなくなるので、KT-30の奥行きの深さを活用できます。

 

コンセント口の増設は過剰なくらいがちょうど良いです。意外に電源の口は必要になりますから、タコ足配線することなく、綺麗にスッキリとコンセントを接続できる余裕を最初から用意しておくのが良いです。

 

紙なき後、棚は何に使えば良いか。‥‥やはり、思った以上にガジェット(FireやiPad)や周辺機器(Bluetoothのキーボードや無線マウスに加えて、充電池の充電器も)は必要になりますから、そうした細々とした機材の置き場所に活用できるでしょう。

 

ガラスを撤去して補強した木板で塞いだ机の天板は、もちろん、iPad ProやCintiq Pro、液タブ、板タブ、用途に合わせて、「描くためのメインツール」を置きます。

 

あと、図には書きませんでしたが、ケーブルをすっきりと固定するケーブルホルダは増設した方が良いですネ。

 

どの加工も、電動の機材で処理すれば、大した手間ではないでしょう。鋼鉄プレートは既製品を調達しても良いですしネ。

 

 

 

 

おそらく、他の作画机はいざ知らず、KT-30に限っていえば、2020年代以降も全く無駄にならないと思います。ちょっとした改造で十数年(いや、数十年?)耐用可能と思います。

 

変にカッコだけの気取ったデザイナーズデスクを買って、「使いモンになんねー!」と悶えるよりは、KT-30を延命運用したほうが遥かに有用なように思います。

 

紙時代のアニメ制作用品を、2020年代以降の「電子戦」に対応できるように、「電子戦機」に改造する‥‥というのは、何だか痛快ですネ。

 

 

 


関連する記事

calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>

selected entries

categories

archives

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM