市販書との違い

アプレットAppleScriptを手軽に使って、プロアマ問わず映像制作の一助とする‥‥という目的の「今さらのAppleScript」。昔に出版されてたAppleScript解説本と、のっけから違う事に気付いた方もいるかも知れませんネ。

私はAppleScriptの基礎を市販解説本で学んだのですが、実際の現場の運用と解説本が「相性が良いか」と聞かれれば、NOです。市販解説本はあくまで「基礎を学ぶ用途」で用いて、現場では発想を少なからず変えなければなりません。

普通、AppleScript解説本では、ファイルやフォルダを扱う時、「file "名前" of folder "名前" of folder "名前" of disk "名前"」という「AppleScriptらしい」英語的な記述を解説します。しかし、実際にそんな記述は現場では「まどろっこしくて」使ってられません。

なので、このブログでは、いきなり割愛しております。

AdobeのESTKで扱う際に、事前にAppleScriptで「:」区切りのパス、「/」区切りのパスで運用しておけば、何のストレスもなく、スッと「協同スクリプト」が書けます。

JavaScriptの文字列処理も即座に使えます。

"MacHD:Library:QuickTime:".split(':');

とか、

"/Volumes/HD2TB/Render/".split('/')[1];

など。

また、解説本では基本となるやり方、例えばFinderに対する繰り返し文とかも、やっぱり現場では使えないルーチンの代表格なので、他の方法で説明する予定です。

解説本は、100〜200くらいの項目を処理するレベルを想定していると思われますが、映像制作では、桁が1つ、2つ、変わってきますので、Finderの「Repeat with」などは「項目数が少ないと断定できる場面のみ」でないと「使っちゃ絶対にダメ」なのです。4,000個のファイルを律儀にFinder上で処理しようものなら、レインボーカーソルが回って、Finderが死にます。

う〜ん。……こうして書いてて思ったけど、「AppleScriptが使えない」とか言われる所以て、案外、「その辺」かも知れませんネ。項目が大量の時には、スッパリと方針を変えて、Finderは入り口と出口くらいにしか使わないのが「鉄則」なんですが、ちまたでは「映像制作」的なスタンスではなく一般的なスタンスで説明しますから、「使えないと誤解」されるのかも。

基本的には、Finderを通さずに(通したとしてもリスト取得時のみ)、項目の情報を文字列に格納しちゃって、(たとえ何万文字でも)文字列処理した方が「比べ物にならないほど」格段に高速ですし、リネームなどはShellに頼るに限ります。Finderで、「set name of file "パス" to "newName"」 なんてノンビリやってたら、納品に間に合わないス。

私の今までの仕事の中、責任を問われる場面で、タフに応えてきたAppleScript。

使い方次第では、雲泥の「性能差」が出てしまうのです。


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