DNxHR、CC2018

私は特に何の縛りもない場合は、ProRes4444コーデックを標準として使用しています。なぜかと言うと、画質の劣化が極めて微小で、高い品質で映像を保存できるからです。

 

そんなこともあり、しばらくAvidのDNxHDコーデックを使っていませんでしたが、最近、必要に迫られて書き出そうとしたら、NG。

 

CC2017以降のmacOS環境では、以前のDNxHDプリセットが使えなくなっていました。

 

DNxHDは、新世代のDNxHRを含む「DNxHD/DNxHR」にまとめられ、プリセットの内容も大きく様変わりしております。

 

*数年前に作ったOutputModuleの内容が、CC2017以降では強制的に「DNxHR / DNxHD」「8bit」(数百万色)に変更されておりました。

 

*コーデック設定はグレーアウト状態で、以前のプリセットを選択することすらできません。

 

 

では、昔のバージョンのDNxHDコーデックをインストールすれば良い(要は、/Library/QuickTimeのコンポーネントですね)と思ったりもしますが、After EffectsでのDNxHRコンポーネント(正式名称やからくりは不明です)を優先するらしく、/Library/QuickTime以下に昔のコンポーネントがあっても、After Effects上からは呼び出すことができません。

 

まあ、2020年を間近に控えた今のご時世、DNxHDに固執する必要もなく、上位互換でDNxHRにすればいいじゃん‥‥と気を取り直し、DNxHRの10bitの「444」や「HQX」を選んでみましたが、After Effects上で肝心の「数兆色」を選択できません。

 

 

 

以前、ProRes4444XQを出力しようとした際も、After Effectsの旧バージョンは似たようなことがあり、新バージョンで解決したことがありました。‥‥ので、After Effectsを最新版の2018にしてみました。

 

 

AEPファイルのアイコンが変わった‥‥。わたし的には、「怪電波を発信している初期のアイコン」が好きなんですけどね‥‥。

 

まあ、それはいいとして、問題は「数兆色」です。

 

で、CC2018で再度確認してみたんですけど、「数百万色」しか選択できません。改善されておりません。‥‥がっかり。

 

 

でもまあ、それでもダメ元で「DNxHR」の10bitコーデックを選択し「数百万色」で出力して、After Effectsに読み込んでみると、

 

 

‥‥なんだ、「数兆色」でレンダリングできているじゃないか。

 

‥‥って、今までの、「数兆色を選択して出力しないと、ファイルの色深度が10bitにならない」という操作上の縛りは何だったんじゃい!‥‥と思うことしきり。

 

まあ、10bitって言えば、数百万色でも数兆色でもなく、数億色(RGBだと1024の3乗)なので、どちらに丸めるか‥‥だけの話なんでしょうかね。

 

しかし、今までのAfter Effectsの慣用とは違うので混乱します。今まで「数億色」を出力する場合は、「数兆色」を選択しないとNGだったのにね‥‥。

 

でもまあ、いいや。After Effects上から、DNxHRで10bit出力できることは判りました。

 

 

20年前にも同じようなことで混乱した記憶があります。コンピュータの世界って、いつまで経っても同じですよね。「進歩」はするけど、「調和」はしない。

 

考えても見れば、多くの会社が存在して、多くの思惑が錯綜して、きっちり足並みが揃うわけもないのです。もし、コンピュータの世界に完全な調和と整合性が実現できる日は、人間社会から争いごと=戦争がなくなる日でしょうから、そんな日は永遠に来るわけもなく‥‥。

 

まあ‥‥人間社会が滅亡するまで、コンピュータの世界では「xxの環境だと、ooは動作しない」なんて言い続けるんでしょうね。

 

つまりは、整合性が実現する日を待つのでなく、非整合な現実の中で、どのようにして自分の欲する結果物を獲得するかを考えれば良いのです。環境が揃うのを待ってたら、何も成し遂げられずに一生を終えることでしょう。

 

 

ちなみに、After EffectsのCC2018。

 

色々と小変更は加えられましたが、特筆すべき大きな機能拡大はないです。2Dアニメーションの視点からだと、ほとんど何も変わっていない‥‥と言えます。

 

 

より一層、新時代の映像フォーマットに馴染んできた印象はありますが、まだまだ今後の発展の余地は残しています。

 

パスの頂点をエクスプレッションから個別にアクセスできるようになった‥‥とか、結構、地味な機能が多いです。でもまあ、After Effectsは、「基本的に変わらないこと」が魅力でもあるので、わたし的はCCの年貢を払いつつ、徐々に4K時代に対応していくさまを見守りたいと思います。

 

私がAfter Effectsを使い始めたのは、1997年の年明けからですから、もう20年経過したことになります。その頃から基本的な操作系は変わらず、他のいくつものコンポジットソフトウェアの盛衰を横目で見つつ、今まで生き延びてきたのは、それはそれで凄いことです。

 

操作系がノード連結型だろうがレイヤー積載型だろうが、結局は、出来上がった絵・映像が全てだもんね。

 

After Effectsはいざとなれば、スクリプト文で細かく制御できるし、プリコンポーズとコラップストランスフォームを駆使すれば能率的な運用も可能だし、時流に日和ることなく、いつまでも「映像専門分野」のソフトで在れば良いと思っています。

 

 


関連する記事

calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< November 2017 >>

selected entries

categories

archives

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM