金縛り、明晰夢

わたくし、最近、生まれて初めて、「金縛り」という状態を体験しました。

「やば! そっち方面に行ったか」とか思わんでください。金縛りって、よく言われる「霊体験」とか、全然関係ないじゃん‥‥と、この身をもって実感しました。

金縛りって、結局、睡眠状態での「全身脱力」と「夢」との組み合わせで、発生するものなのネ。

私の作業部屋は、リクライニングで150度くらいまで寝かすことのできる、ロッキングチェアーで作業しており、そこそこに座り心地の良いものです。つーても、3万円くらいのものですけど。

そんな環境の中、かなり根を詰めて作業して、グッタリして、「あともうひと息だけど、ちょっとリクライニングして休もう」と思って、軽い仮眠を椅子でとると‥‥、「金縛る」のです。

部屋の電気はつけたままの仮眠なので、夢を見ても浅い。たまにうっすら目を開けて、部屋の風景が脳に紛れ込む。夢に現実の風景が混在する。夢の筋立てに、今いる現実の情景が割り込んで、筋立てがいつのまにかすり替わる。

ポイントは、「夢の情景を、現実のものだと、脳が錯覚する」事です。これがまず1つ、要素として必要です。

その次に、フッと眠りに落ちるまで「疲れ果てている」事が必要です。体は眠りたがっているのに、ふとんやベッドで眠らないで、中途半端に寝心地の良いリクライニングチェアでテキトーに眠る。‥‥これが、もう1つの必要な要素です。

この2つの要素が重なると、いわゆる「起きているのに、体が動かない」と脳が「誤解」し、その誤解をさらに「夢の中に反映」させます。

体が動かないのは、寝ているんだから当然なんですが、夢の中で「自分は起きて、現実の世界にいる」と言う筋立ての中におり、「体が動かないのは異常だ」と、やっぱり夢の中で判断するわけです。

うひょひょ。そういう事だったのか。‥‥と、夢から覚めた時に、構造が解って、ちょっと嬉しかったり。

ネットで調べてみると、すでに「金縛りの構造」を解説しているサイトがいくつもあって、読みながら、ウンウンと合点がいきました。

自分が金縛られるには、疲労度だけでなく、夢が重要な要素なわけですが、夢のアレコレといえば、明晰夢を思い出します。

18〜20歳で、アニメーター生活を始めた最初の頃、よく「悪夢」を見ました。すごく解りやすくて、ちょっとマヌケなんですが、締め切りに追われていると、夢でも「何かに追われる夢」を見るのです。

「夢でも追われ続けてたんじゃ、タマランわ!」と思い、色々と夢に関する本を読んだ事があるのですが、その中に「明晰夢」という「夢を操作する方法」が書いてありました。要は、夢を見ながら、「それが夢だと気付く」事により、イヤな内容の夢を、良い夢に書き換えるテクニック(?)です。

でもね‥‥、この明晰夢って、夢を見ている本人が、まず「夢である事に気付く」のがムズい。大体は、夢のシナリオを見続けて、夢である事に気付かぬまま、睡眠は終わります。

しかし、あまりにも悲惨で「そりゃないだろ」と言うような夢だと、「これ、夢でしょ?」と気付けるチャンスがあるのです。夢のシナリオ進行上において、ですネ。夢だと解れば、後は、どんどん自分の都合の良い内容へとシフトできます。

で、ちょっと悔しいのが、「これは夢だ」と脳が知覚すると、急速に夢から覚めて、睡眠も終わる事です。明晰夢を実現するには、夢から覚める「寸止め」の状態を維持しつつ、夢を操作するという、中々、高度なテクが必要なのです。

睡眠て、重要だと思うのですよ。睡眠を軽んじてはダメっす。睡眠と夢‥‥、できる限り、人生の良き要素として活用したいものです。

皮肉なもんで、座り心地がよく、リラックスできる椅子にしてから、ルーズに椅子で仮眠を取る事が可能となり、結果、「金縛り」と呼ばれる状態を何度も経験するハメになるとは。

良き睡眠は、創作の活力であり、ゆえに、どんなに疲れていても、変な寝方はしないに限る‥‥と、やや、反省。


しかしねえ‥‥、朝6時にようやく開放されて、朝7時に家に戻って寝て、朝の10時にはラッシュチェックをセッティングしなければならない。こんな事が日々繰り返されるのは、現実の悪夢だよネ。オレには無理だわ、もう、そんなサイクル。

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