フィッシャー

石膏壁。中空壁。‥‥この言葉を聞いただけで、DIYを諦めた記憶が蘇る人は、過去に壁に何かを固定しようとして、失敗した人‥‥かも知れません。

 

私も、実家の壁が石膏壁・中空壁な事もあり、若い頃は何をどうしたら良いかもわからず、突っ張りラックとかで頼りない収納棚を設置していました。壁にギターハンガーを取り付けて、ギターを壁からぶら下げる‥‥なんて、夢のまた夢でした。

 

石膏壁・中空壁とは、その字の通りです。石膏質の板の向こうが中空になっている壁で、日本の一般的な家屋に多いです。

 

しかし、その「石膏質」がくせ者で、ネジで固定しようとすると、ネジの周辺が石膏の粉になって脆く崩れ、しかも壁の奥は中空になっているので、一般的な木ネジ・タッピングネジは全く使えないのです。固定した瞬間からもげてしまう場合もありますし、固定した後から徐々に脆くなっていく場合もあります。

 

ファミレスなどでトイレの便座に座って、なんとなく壁を眺めていると、石膏壁・中空壁に設置してあるもの(ペーパーホルダーとか)が外れかかっているのを、結構目にします。それらはいわゆる「施工不良」で、石膏壁なのにタッピングビスでいきなり固定しようとして、時間が経過した後で徐々に固定力が弱くなって外れかかっている‥‥のだと思われます。

 

しかし、考えてみれば、石膏壁・中空壁なんて、日本の家屋に溢れかえっているわけですから、「石膏壁にはネジが固定できない」なんて普通に考えて有り得ません。何らかの方法があるはずです。

 

もちろん、あります。

 

ボードアンカーやプラグなど、状況に応じて複数の選択肢があります。私は以前、「ボードアンカー」というパーツをあらかじめネジを固定する部分に埋め込んで、そのアンカーにネジを固定していました。

 

 

しかし、どうも失敗することがあり、中々難しいと思っていました。失敗の中で多いのは、「供廻り」です。ネジをねじ込む際に、ボードアンカーごと回ってしまい(=特に最後の締め付けの時)、ボードアンカー周辺の石膏が崩れて、大きな穴が空いてしまい、大失敗になることすらあります。

 

そんな中、ふと、「フィッシャーSX」というプラグ型のアンカーを使ってみたところ、これがかなりの掘り出し物で(というか、私がその手のパーツに疎すぎたのだと思いますが)、失敗することがほとんどない、というか、わたし的には全く失敗しません。

 

 

まあ、大きめのホームセンターなどに行けば、普通に売っているものではあるのですが、私は最初、このフィッシャータイプのプラグには目がいきませんでした。おそらく、「専門的な匂い=取り扱いが難しそう」で敬遠したのではないか‥‥と思い起こします。

 

たしかに、フィッシャープラグは、

 

  • 適切な径の下穴が必要(=パッケージの説明に記述あり)
  • 使えるネジの径の許容がタイト(4ミリネジ用ならば、3.8から4.1くらいの幅)

 

‥‥という、「ドライバーでねじ込むだけ!」と宣伝しているボードアンカーに比べて、下準備が必要な上に、電動ドリルなどの専門工具も必要です。

 

しかし、ちゃんとパッケージに書かれている条件を満たすように、石膏ボードに下穴を開け、フィッシャーを穴に埋め込み、適切な径と長さのネジを使えば、全く失敗知らずです。

 

フィッシャーSXを使うようになって、ものすごく、気が楽になりました。失敗しないから。

 

ボードアンカーは手軽かも知れないですけど、失敗した時のリスクがデカいです。

 

フィッシャー SXは、下穴を開ける手間さえ惜しまなければ、失敗することがありません。穴にプラグを差し込むだけなので。

 

フィッシャーSXのために電動工具を買うのは大袈裟かも知れませんが、男子たるもの、電動工具の1つや2つ、使いこなせてなんぼです。‥‥いや、女子でも今は電動工具を使いこなす人は増えてますよね。

 

リョービやブラック&デッカーの安めの電動ドリル(トルク機構は必須)セットと、3ミリから10ミリの木工ドリルセットがあれば、フィッシャーSXの下準備が可能です。

 

*日頃愛用しているEVO183。電動ドリルはもちろん、サンダーも丸ノコも、棚など木材加工品を自作する際に大活躍です。

 

リョービの手頃な電動ドリル。性能はDIY用途では全く十分です。私が使っているのは、この前の型番のモデルで、8年使ってバッテリーが死にましたが、互換品のバッテリーでパワフルな性能が蘇りました。このリョービの12Vシリーズでインパクトドライバーも出ており、そちらはボルト留めのスチールラックを組む・解体する時に、非常に重宝します。

 

 

実家の壁を数多く処理してきたので、さすがに色々とコツもわかってきて、今は石膏壁の方が加工が手軽で良いとすら感じる逆転ぶり。‥‥下がコンクリートだと、結構しんどいですからね、DIY用の電動ドリルだと。

 

ちなみに、壁の向こうの見分け方(聴き分け方)は、壁をノックして、

 

  • コンコンと響く場合(叩いた場所だけでなく壁全体が鳴る場合)は中空
  • トントンと音が響かない場合(もしくは響きが弱い場合)は木材支柱
  • 全く響かない場合はコンクリート

 

‥‥です。

 

壁の中の電線への配慮など、慎重におこないたい場合は、下地センサーで金属反応を調べておくと良いです。

 

*これも私の愛用品です。安くて、それなりに頼りになります。

 



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