機材は揃う。後はやるだけ。

5KのiMacなど、4K以上のモニタを有するコンピュータ一式、そして、ディスプレイに直に描画できるiPad Proなどの何らかの高解像度タブレットさえあれば、すぐ先の未来に向けた映像制作のスタートラインには立てます。要するに、「後はやるだけ」です。

 

しかし、様々な理由で、「やらない人」は多いです。

 

「やらない理由」は何にあるのか?

 

何かをやろうとしても、「何をどうしたら良いかわからない」という、根本的な部分でつまずいている人を数多く見てきました。

 

 

卵が先か、鶏が先か。‥‥言い換えると、技術が先か、道具が先か‥‥とも言えます。

 

技術を具現化するには道具が必要ですが、一方、道具を使うには技術が必要です。つまり、そこで多くの人が歩き出すことすらままならないのです。

 

卵も鶏も中途半端で、何から最初に手をつけたら良いか、どうにも解らない‥‥というわけです。

 

 

でも、「卵と鶏のどちらを最初にするか」なんていうのは、それこそ「万人の悩み」であって、どんな人にも付き纏う難題です。何か特権があるわけでも秘技極意があるわけでもなく、アイデアと工夫がその都度求められる「謎解き」のようなものです。

 

実は私、「卵と鶏のどちらを最初にするか」というパズル、クイズを解くのが、結構好きなところがありまして、今までに色々な「何から始めたら良いか判らないこと」に取り組んできました。新しい技術によるアニメーション制作は、その最たるものです。

 

もし謎解きのコツがあるとしれば、それは「卵と鶏のどちらを最初にするか」なんていう思考そのものを捨てることかも知れません。

 

 

唐突ですが‥‥、私ら生命体、地球、太陽系、銀河系は、「星屑から生まれた」と言います。そして「星屑として死んでいく」とも言います。

 

誕生も死も星屑なのだとしたら、卵も鶏も、どっちが先でもいいじゃん。‥‥という、何か途方も無い例えですが、「何かが、何かの先にある」という思い込みに束縛されなければ、自由に思考できますよネ。

 

どっちが先だって大差ない。悩むようなことじゃない。どちらだって、きっかけになり得る。‥‥やがて、生態系ができちゃえば、どっちが先だったなんて、どうでもよくなるんだから。

 

 

機材は個人でも何とか揃えようと思えば揃えられます。会社規模なら、なおさら。

 

でも、アニメの技術って、この十数年は大して進化できていないですよネ。

 

なぜでしょうネ。

 

技術を持った人々は沢山いるのに。

 

機材だって揃えられないわけじゃないのに。

 

 

「アニメ技術のシンギュラリティ」「アニメ制作のパラダイムシフト」と言っても大袈裟ではない未来の可能性を前にして、‥‥まあ、言える事はやっぱり、「できる事をやって、使える道具を使って、新たなメソッドを積み上げる」ことです。

 

道具も技術も同時進行だと思えば、どっちから先に手をつけても、実は結果はそんなに大差ないです。‥‥実感として。

 

どちらを先に手をつけるか‥‥と悩むうちに、もう取り返しのつかないジジババになるんです。パズルを1ピースも組まないまま、やがて衰えて死んでしまう‥‥のは、悲しいことだと思います。

 

 

道具の空白、技術の空白。

 

むしろ、空白は空白のまま空けておけば良く、今出来ること、組み合わせられることを進めておいて、のちにピースが揃って、パズルが完成するのです。

 

 


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