倉庫とデータベース

20年借りていた倉庫から、持ち主の廃業によって、このたび追い出される事になり、本業の合間をぬって、倉庫の引越しをすることになりました。う〜ん、この忙しい時に、結構ダメージ。

 

新しい倉庫は4畳の広さなので、今まで借りていた細く狭い倉庫よりも収容力がアップし、それ自体は嬉しいです。しかし、引越自体は気が重いです。荷物運びだけでなく、20年蓄積した色んな物品を、新たに整理整頓し直すのは、かなり手間のかかる作業です。

 

ただ、「データベースで管理」なんて考えもしなかった20年前と違い、現在は高性能なパソコンもスマホもクラウドもあります。初回にちゃんと整頓しておけば、倉庫が「腐海」になることも避けられます。

 

しかし、いざ探してみると、個人向けデータベースのソリューションは中々見つかりませんネ。macOSとiOSで共用でき、データを置くのはiCloudで‥‥となると、う〜ん‥‥‥‥見つかりませんでした。昔のバージョンは可能だったけど、今はできない‥‥みたいなアプリはありましたが、とにかく、簡単には入手できません。

 

借りているレンタルサーバがデータベースに対応しているので、自分で作ってしまうか‥‥とふと思いましたが、macOS版のフロントエンドは自分でなんとかなるとしても、iOS版のフロントエンドはどうしようか(私はiOSのアプリを作ったことがないのです)、いっその事、Webブラウザ上で動作するようにすれば多少は開発も軽くなる(=macOSとiOSの2つのアプリを作るよりも)が、数日でできる内容ではないし、そもそも、今の自分には他にやることがいっぱいあるし‥‥で、すぐに頭を切り替えました。

 

とりあえず、Numbersで凌ぎます。macOS、iOS、iCloud版と、プラットフォームは豊富ですし。

 

iCloudのマスターデータを基点として、iMacやiPhoneやiPadで適宜データを更新していく‥‥という感じにします。データベースのサーバということではなく、様々な端末からデータベースをファイルに記録するということです。

 

「表計算でしょ?」と思われるかも知れませんが、「情報を記録することは、表計算ソフトを使っても可能」です。倉庫の出し入れの際の情報記録がメインですから、妙に高価なデータベースのソリューションを買うより、表計算を賢く使ったほうが、個人用途としては現実的です。のちに、個人用途で使い勝手の良いデータベースソフトウェアが見つかってデータを移行する時は、TSVとか昔ながらのデータに簡単に出力できますしネ。

 

データベースのサーバっていうのは、例えば作業場で複数の作業者がいつもアクセスしていて、どのカットをいつ作業開始したとか完了したとか、このカットは現在どの工程のどの段階かとか、ムービーのテイクの諸元を確認したりとか、過去のライブラリを参照したりなど、常時情報が読み書きされて頻繁に活用されてこそ、サーバであることが活きてきます。

 

一方、倉庫の情報を入力したり閲覧するのは、私だけなので、例えばGoogleのスプレッドシートのような「アクセスの競合に対する処理」も不要です。

 

個人の倉庫の、どの棚にどんな物品が保管されているか‥‥なんていうかわいいレベルの情報管理なら、「台帳」のように文字情報だけ表計算に記しているだけでも、とりあえずは何とかなりそうです。まあ、画像付きの管理カードみたいなフロントエンドGUIのほうが眺めていてキモチいいですが、その辺はいまのところ、我慢しておきます。

 

「特定の棚にはどんな物品があるか」「特定のメーカーの製品がどの棚にあるか」など、種目ごとのソートは表計算の得意な分野で処理時間も瞬時ですから、見た目さえ気にしなければ、私のニーズには表計算でも対応できます。

 

 

まあ、あとは「現実世界」の整理方法ですかね。工夫するのみ‥‥です。

 

漠然と棚に並べるだけでは、検索困難になるのは明らか。

 

せめて、「どの棚に何を置いたか」が判るくらいの整理にはしておきたいので、棚の管理上の名称をアルファベットでつけることにしました。

 

 

棚は今のところ8個くらいになる予定ですが、今後の増設に余裕をもって、A〜Kまで「名札」を作りました。A4用紙に目一杯大きくアルファベットを印字して、厚手のクリアファイルで閉じ、目玉クリップと強力磁石で棚のスチール部分にくっつけます。

 

棚の段ごとに数字をつけることも考えました。例えばAの棚の3段目を「A-3」と呼ぶようにすれば、「A-3にタミヤのMM1/35のJS-3」みたいに即座に場所を特定できます。‥‥が、「そこまでする必要ないだろ。4畳の倉庫で、棚もごく普通のスチール/メタルラックだし」ということで、棚ごとの管理だけにしておきます。

 

 

私もいい歳になって、「もういらないもの」「捨てるもの」と、「まだ必要なもの」「残しておくもの」「捨てないもの」が判るようになってきました。ゆえに、物品は明確に分別して、「とりあえずしまっておく‥‥はナシ」にしようと思っています。

 

20代の若い頃は、「まだこの先、何があるかわからない。何があっても不思議じゃない。」と思っていましたから、色々なものを倉庫につっこんで、死蔵したままにしていました。

 

しかし、今後は「限られた時間の中で、選択肢の中から、何をすべきか」が重要ですから、「可能性を絞り込む」基準が求められると自覚します。

 

ぶっちゃけ、自分のやりたいこと、できそうなこと、できる可能性が高いものを、全て欲張ると、300年くらいの寿命が最低でも必要です。アニメ作品の表現だけでも200年近くは必要になるんじゃないかな‥‥。

 

そんなにやってみたいことは多いのに、残酷ですが、人間は長く生きても100年ちょいです。人生の最後のあたりは現役など無理でしょうから、私に残された時間はあまり長くありません。大林監督と同じだけ頑張っても、残り30年くらいです。

 

う〜ん、足りない。全然時間が足りない。

 

だとすれば、優先順位をつけて、やるべきこと、やりたいことを選りすぐって、粛々と実践あるのみです。

 

なので、倉庫の中身も、残された時間で有効に活用すべく、ただしまい込むのではなく、有益に機能する状態を作り出せれば‥‥と思います。

 

そのためには、やっぱり、「ちゃんと倉庫の中身を管理して、把握できていること」でしょうネ。

 

 


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