ジャケ買い

私の場合、プラモで「ジャケ買い」、つまりボックスアートを手に入れたくて買うこともたまにあります。

 

最近、画期的‥‥というか、「普通、やらない」趣向、わたし的には「見たことがない」類いのプラモの箱絵に遭遇し、思わず買ってしまいました。

 

これです。ハインケルの111、P型。

 

 

何が画期的‥‥って、プラモの主役であるHe111が、こともあろうに被弾して炎上し、「撃墜されかかっている」場面を描写しております。

 

‥‥相当珍しいですヨ。

 

私は小学生の頃からプラモの箱絵は捨てずにとってあり、今でもすぐに見れる場所に置いてあるほど好きですが、主役が撃墜されかかっている箱絵は、正直、今まで見たことがないです。

 

瓦礫や廃墟のプラモ(ジオラマ用)とかは見たことありますけど、製品の主役が死にかけている‥‥というのは、私は前代未聞です。もちろん、中身は普通で、ダメージ表現はないです。

 

 

被弾したエンジンが停止して、プロペラ、止まってますネ。

 

うーむ、さすがにバトルオブブリテンの本場、UKのプラモですネ。エアフィックス的には、「ヤラれてるHe111って、超かっこいい」という事なんでしょうか。追いかけているのが、ブラックバーンのスクア(恐らく)というのも、中々。

 

日本で例えると、零戦のプラモの箱絵が、真珠湾攻撃でP-40に追われて被弾して火を吹いている零戦‥‥のようなシチュエーションになりますネ。‥‥まあ、そういうのは見たことないですが、そのくらい強烈です。

 

エアフィックスのHe111P-2のような「撃墜間際」ほどではないですが、フジミのA-4Mで「逆光表現」を使った、これまた画期的なボックスアートがあります。お描きになったのは小池繁夫さんですから、「製品主役がまさかの逆光」でも、絵全体として最高にキマっています。

 

 

SEが聞こえてきそうな迫力がありますネ。エアブレーキが開いているのも臨場感を感じさせて、かっこいいです。望遠レンズで捉えた画角も、臨場感たっぷりです。これが広角レンズだったら、台無しですもんネ。

 

多くの場合、主役は順光で描写され、今でいうと「HDR写真」的な表現が普通なのですが、背部の爆発の火球に露出を合わせ気味にして、主役たる航空機をあえてアンダーにする見せ方は、他では思い出せません。

 

プラモの箱絵って、実は「メカのかっこいい見せ方」のお手本であることが多いです。一見、リアルに見えても、描き手の主観・趣向・意思が、描写や筆致として表れているのがミソです。

 

エアフィックスはおそらく3DCGを用いているので(以前、P-51Dの箱絵でレンダリングのミスがあるのを見つけました‥‥)、手描きオンリーではなさそうですが、最終的にはしっかりと絵画的にまとめていて、かっこいいです。

 

エアフィックスのHe111P-2。まあ、確かに、被弾はしてるけど、絵としてドラマチックなシチュエーションで沸き立つものがあり、私のような人間がジャケ買いしたりする‥‥のです。

 

 


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