新しいiPad Pro 12.9インチ、iMac 5K、iMac Pro。

新しいiPad Proの12.9インチ。‥‥サクッと注文しました。私のメインウェポンの1つなので。

 

120Hz、P3、512GBのストレージ‥‥というのが、即決の決め手となりました。処理速度も速くなったようですが、初代12.9インチでも作画作業的には全然不足がないので、とにかくリフレッシュレートが120Hzというのが「買うべきだ」と考えた1番の理由です。

 

それに実は、半年以上も前から、作業が拡大するにつれて、もう1台iPad Pro 12.9インチが必要だ‥‥と考えていたので、丁度良いタイミングでした。

 

初代12.9インチのiPad Proは、もう十分「もとはとった」ので(大雑把に思い出して、iPad Proだけでン百万円前後の仕事はこなした)、新しい機種を買っても良いでしょ‥‥ということで、特に迷うこともなく買いました。これからは2台体制で、数種類の仕事をこなしていこうと思います。

 

アニメの作画でどんなソフトを使ってるかなんていう話題が度々持ち上がりますが、私はマイノリティの「Procreate」です。アニメ作画でもコンセプトボードでも設計図でも、絵を描く際はProcreateです。時には画像編集作業でPhotoshopやクリスタを併用しますが、描く作業は全てProcreateオンリーです。

 

Cintiq Proはドライバ周りでトラブってる話を結構聞きますし、Mobile Studio Proは高すぎるし、‥‥となると、大手AppleがハードもOSも自社で開発・販売・管理しているiPad Proで作画するのが、少なくともわたし的には「一番安定していて」使いやすいのです。

 

根本的な話‥‥ですが、アニメ作画だけに自分の絵を描く能力を封じこめちゃうと、ごく限られたごく少数の人たちを除いて、全然稼げない人生が約束されたようなものですから、「絵を描く能力を、自分自身でグローバルにプロデュースする」必要が人生の後期(30代後半)から必要になってきます。そうしたことを考えた場合、パソコンに繋がっていないと絵が描けない環境よりも、iPad Proのようにパソコンから切り離して自由に環境を整えられるハードのほうが、色んな仕事の展開が可能になります。WiFiありき、端末間のデータ送受ありき、Cloudありきで、作業環境やシステムを考えるわけです。20年前と全く変わらぬ、パソコンに首輪を繋がれた環境じゃなくてネ。

 

最近、アニメの作画を数ヶ月作業して、認識を新たにしたこともあって、今後は明確に「絵そのもの」で稼いでいく方法をどんどんiPad Proで実践しようと決意しました。ゆえに、120Hzの滑らかなモーションの新型iPad Proは、ホントに良いタイミングで発売されて良かったです。今のでも十分ですが、新しいiPad Proの120Hzの筆跡は楽しみです。

 

 

しかしまあ、今年のWWDCは目玉ばかりでしたネ。ハードの発表が少ない‥‥と言われていた過去からすれば、大感謝祭セールのような賑やかさ。

 

まずは、iMac 5Kの新型。

 

外見はほぼ変わりませんが、「iMac 5Kに欠けていた要素」が補われて、しかも価格が安くなりました。試しにBTOで「映像制作向け」のスペックで見積もったところ、30万を切る価格になっていました。メモリは後で増設するとして(Appleストアでメモリを増やすと凄く高くつきます)、CPUやFusionドライブを最上位にアップして、テンキーのワイアレスキーボード、トラックパッドなどで構成しても29万円台。私が買った時は33万円オーバーでしたから、3万円も安くなって、そのぶん、メモリ増設資金に割り当てられますネ。

 

特に、Thunderbolt3(USB-C)、最高64GBのメモリ、P3の色域は、新型を買うのに十分な理由です。Thunderbolt2がThunderbolt3/USB-Cにリプレースされたことで、Cintiq Pro 4Kモデルも本来の4K解像度で繋げるようになりますネ。

 

ちなみに、iMac 21.5インチの方は相変わらずの割り切りスペックで、映像制作用途には適しません。32GBメモリの環境で何年も作業しているので実感していますが、凝った映像作りをしようとすると32GBでもメモリは全然足りません。オンボードメモリで最高でも32GBメモリしか搭載できない21.5インチモデルは、実質、対象外と言えそうです。

*分解レポートによると、21.5インチMacも、正確にはオンボードではなく、スロットに差すタイプのメモリのようですが、現行のiMacを分解する事自体が、かなり厳しいですよネ。

 

 

そして、iMac Pro

 

ネットでは、「こんなスペック、何に使うんだ」との言葉も見かけますが、4Kのカットアウト・キーフレームアニメーションで、しかも60pにも意欲的に対応するのなら、「ようやく、出てくれた」感じのマシンスペックです。劇場スペックの繊細な絵作りを目指した4K映像、かつ、極めて大きな処理能力を欲する新世代のアニメーション技術においては、iMac Proでようやく「何とかなるかも」的な印象です。

 

いわゆる標準的なカットアウトアニメーションにあるような「大雑把に切り分けた、切り貼りアニメ」ではなく、繊細に描かれた絵を細かいパーツごと(髪の毛1本、まつ毛1本とか)繊細な動きで映像を作り、しかもカメラワークなども考慮して5〜6Kが基本サイズ‥‥となると、1カットのレンダリングに、従来マシンだと50〜80時間かかるようなことも珍しくないので、性能が大きく向上したマシンの出現は願ったり叶ったりです。

 

2Kで二値化で24コマなら、今のスペックでも良いんですけど、4Kで階調トレスで48〜60fpsともなると、現在のマシンは過去のスペックとしかいいようがありませんでした。ここ数年停滞していたマシンの処理速度の状況が、ようやく少し前進するかも‥‥といったところです。

 

 

そのほか、次期macOSのHigh Sierraの「APFS」(新しいファイルシステム)も気になるところですし、iOS 11で使い勝手が向上するiPadも楽しみです。

 

 

 

こういう話題を書くと、思い起こされるのが、アニメ業界の往く先‥‥です。iPad ProもiMac Proも、アニメ業界には無縁と言って、過言ないですもんね。アニメ業界の時計は、アナログ表示がデジタル表示に変わっても、ずっと70年代で止まったまま。

 

アニメ業界の問題は山積み‥‥のように思えますが、手の出しようもない「業界の総意」に思考を巡らすのではなく、ふと、フラットにニュートラルに自分の手の届くことを考えてみたら、実は解決策は身近にあったんだと気付きます。手元にiMacやiPad Proがあるだけで‥‥です。なぜ、こんな簡単なことに気づけなかったのか、最近は「ちょっと時間を無駄にした気分」です。

 

世界全体が行き詰まって停滞しているのならともかく、行き詰まっているのは旧来のアニメ制作システムなわけで、アニメ業界の実情が「そうだから」といって、気落ちする必要はないです。アニメ業界と運命を共にして、場合によっては心中しなければならない‥‥わけじゃないですもんネ。

 

15年後の自分を想像してみましょう。紙と鉛筆で原画を描いて、1カットいくらの単価で稼いでいる自分が、まだ見えますか?

 

少なくとも、私は見えません。おそらく、そうした生活を続けていたら、15年後にはこの世には存在せず死んでいる‥‥とすら思えます。

 

iMac、iMac ProやiPad Pro、iOSやmacOS、そして来年出るとウワサのMac Pro。今年と来年だけでも、どんどん新しい道具が世の中に現れます。未来に次々と出現する新しい技術と道具を無視して、いつまでも70年代マインドを踏襲し続ける未来は、私には全く思い浮かびません。

 

ごく普通に考えて、「思い浮かぶ未来」、若しくは「そうでありたい未来」に向かって、現在の行動があります。昼飯はパスタを食べたい‥‥と思っているのに、昼前にご飯を炊き始める人はいませんよネ。‥‥なので私は現在、iPad ProやMacで絵や映像を描いて作るわけです。

 

 

まあ、何はともあれ、まずはこの夏は新しいiPad Proで、またもう、ひとふた稼ぎしようと思います。

 

 

 



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