ちなみに転送速度

まあ、常識ではあるのですが、規格に記述されている転送速度はあくまで理論値であって、実際は、ものすご〜〜〜〜〜〜〜く遅いものです。

 

今でもSATA規格の内蔵&外付けHDDで作業しているケースが、特にアニメ業界の作業場ではほとんどだと思いますが、一度試しに、作業用のHDDの速度を計測してみると、結構、愕然とすると思います。

 

USB-CだThunderboltだ‥‥と言ってるご時世に、自分の環境はどうなの?‥‥ということです。

 

速度単位はbps=ビットパーセコンドとB/s=バイトパーセコンドの2種類があり、容量単位もM=メガとG=ギガがあるので、その辺は読み間違わないように注意します。

 

 

 

‥‥で、計測してみるとわかるのですが、コンスタントに3Gbps付近の速度を叩き出す大容量HDD(SSDではなく)は、相当アレコレと機材構成に気を使わないと実現できせません。内蔵のSATAにポコンと繋いだHDDなんて思っていた以上に遅いですし(SATAの理論値からすれば)、USB3.0に繋いだ単体HDDなんて大容量だけが取り柄です。USB3.0で高速!‥‥なんて喧伝されますが、HDDが低速なのは「こそっ」としか製品ページには記載しないですよネ。

 

ちなみに、ポータブル2.5インチのUSB3.0接続のHDDは、大概0.1Gbpsくらいです。猛烈に遅いですが、2Kのm4vあたりだったら余裕で再生できる速度でもあります。地デジのビットレートは0.02Gbpsくらい、BDでも0.05Gbpsですから、圧縮済みの2K映像の1ストリーム程度なら、ポータブルのUSB3.0HDDでも再生が可能‥‥というわけです。

 

 

Thunderbolt3の理論値が40Gbpsだ!‥‥と言ってる横で、HDDでRAID0を組んでもたかだか3Gbpsの実測値か‥‥と思いがちですが、実はそれなりにハードルが高いものなのです。3Gbpsあれば、4KのProRes4444だって難なく再生(24fpsなら一層)できますしネ。

 

SSDは速いは速いですが、大容量はまだまだ高価で、たっぷりな作業スペースを確保するには至りません。素材置き場にするよりも、高速なキャッシュ用途で使いたいですネ。iMacやMacProの内蔵SSD(やFusion Drive)の速度は、そりゃあもう、速いんですが、容量に限りがありますからネ。

 

ちなみに、私の作業場のMacProの作業用HDD構成は‥‥

 

Thunderbolt2のHDD箱に4個の3TB 7,200RPMのHDD(WDのREDだったと思う)を詰める

MacOS側のソフトウェアRAID0で2個ずつ結合

結合後の2つ(のように見える)のディスクを、1つは作業用、1つはタイムマシン用に設定

結果、RAID01に似た構成で構築

 

‥‥のような構成で速度とローカルのバックアップ体制を両立しています。しかもHourlyバックアップ! RAID01や10にしちゃうと、それそのものではHourlyにはできないですもんネ。Hourlyバックアップには、何度も何度も助けられましたよ。‥‥そそっかしいから。

*Hourlyバックアップとは、1時間ごとに履歴バックアップしてくれる機能です。間違って消しちゃった! 上書きしちゃった! アップデートしたら不具合がでるようになっちゃった! ‥‥というトラブル(人災)を、「トラブルが無かった時点まで、時間を巻き戻せる」のです。私はこの機能、手放すことができません。

 

 

 

2000年当時のマシンが、今では映像制作では全く使い物にならないように、2010年代に買ったマシン環境も、未来では役不足感を甚だしく感じるようになるでしょう。

 

まずは、今の自分の作業環境の各ディスクの速度を計測してみると、そのマシンの「未来への持ちこたえ度」がなんとなくでもわかってきます。起動ディスクではなく、作業用エリアのディスクの「実測値」が1Gbpsを下回るようだと、‥‥まあ、数年後に買い替えが必要になってくるかも‥‥‥ですネ。映像ファイルの再生落ちが頻発するような環境では、作業は難しいですもんネ。

 



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