プラモデリング

私は現在、仕事の合間を見て、(個人としては)夥しい量の「実機のプラモデル」を同時進行で制作しております。趣味ではなくて、きっぱり、実用です。何故かというと、「飾る」事を全く考慮しておらず、作劇に役立つ作り方をしているからです。
*もちろん、以前書いた(他人の作品の)コスモタイガーとかは全く趣味、子供の頃のノスタルジーです。

3Dで組めばいいじゃん‥‥とか言われそうですが、そんな簡単に実物を模した3Dなんて組めません。まずとっかかり、物理的なデータが手元にないですもん。特に飛行機は断面が頭から尻まで複雑に変化するので、ボディシェイプを似せるだけでも大変です。いーかげんに作って、似てない実機を作ってもしょうがないのです。

まあ実際、プラモデルだから似てるとは、言い切れないんですけど、資料の乏しい個人が3Dを組むよりは遥かに説得力があります。昔のキットでも素性の良い(ありていに言えば、実物に雰囲気が「似ている」)ものがありますので、充分実用になります。

現在製作中のはザッと数えて50個くらい。待機中のはそれの3倍はあるかと思います。普通の作り方では終わる訳がありませんが、工数を大幅に削減する事で、「ロールアウト」する数を増やす考えです。

とりあえず、必要な「先行分」を作ってしまわねば‥‥。

でも、メカ物だけをやりたい訳ではなく、あくまでメインはキャラなので、上手い時間配分は必須です。何だろ‥‥、寝てても時間配分の事が頭を離れないので、我ながら、ちょっと根を詰め過ぎかなとは思うのですがネ。

今は作画能力が格段に向上して、さらには3Dで製作されたメカも作中に現れて、形崩れは劇的に抑制されていると感じます。ただ、その扱いはどこか醒めたニュアンス、もしくはアクセサリのようなスタンスで、「熱さ」を感じる事はほぼありません。形が崩れてなければOK‥‥的な雰囲気で、「こう描きたいんだ」という情熱は画面から伝わりません。松本零士原作の戦場漫画シリーズで育った私としては、「有機的な濃さ」がメカの中に欲しいのです。‥‥これは松本零士氏独特の描線の強弱の事ではなく、「たぎる感情」を新しいデジタルという道具で表現したいと考えているのです。
*これは、絵の表現だけでなく、作劇のメカニズムにも関わる事でしょうね。描線の暑苦しいメカを描きたいのではなくて、ドラマトゥルギーに深く関与するメカを表現したいのです。

デジタルで絵を作ると無機的でそっけない絵になりやすいですが、私が思うに、それは単に、表現者の意識上の問題が発端だと感じます。デジタルを道具にすると、油断しちゃうんかな‥‥。アナログ(紙とペンとか)よりも、さらに周到にデジタルを使いこなさないと、「デジタルの予定調和」にどんどん丸め込まれます。
*「デジタルの予定調和」とは、用意されたソフトウェアの機能やプリセットを使って、「想定内」の絵に仕上がる事です。「レンジでチン」した食材を並べて、「自分で作った料理」と言うようなもの‥‥ですかネ。

私はメカでもキャラでも、エフェクトでも、やってみたい表現が山ほどあるのですが、メカに関しては、「プラモデリング」(私の勝手な造語)を活用して、「濃いィ」表現ができるか、試してみたいと思っています。

*追記:「プラモデリング」を検索したら、結構、多くの人が既に「プラモデルを作る事」の意味に用いているのですネ。ただ、私の「プラモデリング」は、プラモデルを「作る」のと、3Dの「モデリング」の語呂合わせなので、ちょっと意味合いが違う‥‥のです。

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