時間の計算

アニメ制作現場の未来云々。‥‥まあ、そちらのほうは粛々、かつ、まったりと時間を進めるとして、時間といえば最近、ごく個人的でリアルな「iTunesのトラックの合計時間」で悩んで(というほどでもないけど)おりました。

 

最近、妙にハマって楽しんでいるのが、「カセットテープに録音して、仕事中に聴く」ことなのですが、久々に使ってみると、カセットテープって、恐ろしく不便で融通の利かないものだったのを痛感します。

 

90分テープだと、片面45分です。iTunesから録音する時に、カッチリ45分のプレイリストにしないと、妙にテープが余ってしまいます。40分くらいでテキトーにプレイリストを組むと、5〜6分、アホみたいに無音部分を聴くハメになります。

 

片面収録時間にできるだけキッチリとマッチしたプレイリストを作って録音しておけば、裏返してすぐに、片面を再生開始できます。

 

「だったら、45分のプレイリストで‥‥」とか考えがちですが、実はVHSテープもそうでしたが、カセットテープも、収録時間を多めに出荷しております。つまり、片面45分ではなく、45分ちょい、なのです。

 

maxellのULの90分は、実際に測ってみると‥‥

 

リーダー5秒くらい

記録テープ47分7秒くらい

リーダー5秒くらい

 

‥‥という感じでした。ちなみに、カセットテープは録再機の「ピッチ」によって収録時間が前後するので、上記計測はソニーの「CFD-S70」での実測です。

 

47分ジャストでプレイリストを組めば、最後の曲が終わって数秒後にはカセットの走行が停止し、早送りなどせずとも、裏返して、片面の再生を開始できます。

 

 

しかし、iTunes。

 

合計時間を秒数までキッチリと表示してくれません。分単位のアバウトさです。

 

 

 

そんな時はApple Script。

 

Macを使うのなら、Apple Scriptは頼もしい自動処理のパートナーです。

 

 

Apple Scriptの自動処理で、トラックの合計時間を算出してしまいましょう。

 

--スクリプトここから

tell application "iTunes"

    set theTracks to selection

    set trackLog to ""

    set dur to 0

    repeat with theTrack in theTracks

        set durOf to duration of theTrack

        set dur to dur + durOf

        set trackLog to trackLog & (name of theTrack) & ":" & (durOf as Unicode text) & return

    end repeat

end tell

 

set sec to (round dur rounding up)

 

display dialog "トラックの合計時間" default answer ((sec div 60) as Unicode text) & "分" & ((sec mod 60) as Unicode text) & "秒

 

" & trackLog buttons {"OK"} default button 1

--ここまで

 

上記の通りの20行くらいのスクリプトなので、スクリプト文を書いている時間も10分程度で完成です。Apple Scriptはフットワークの軽快さが今でもウリですネ。

 

上記スクリプトを実行すると、現在選択中のトラックの合計時間を計算して表示します。

 

以下のように。

 

 

1行目が計算した合計時間。2行目以降は、各トラックのデュレーションです。ちなみに、iTunesではAfter Effectsみたいに、時間を秒数単位でreal(実数)で扱っています。

 

duration (real, r/o) : the length of the track in seconds

 

合計時間では、こんな小数点だらけの数値は見にくくてしょうがないので、最終的に丸めて(切り上げ)計算しています。

 

ちなみに余談ですが、QuickTimeでは秒単位をうまいこと整数で収まるように扱っていて、24.0も23.976も綺麗に整数で取り扱うことができます。一秒を24分割すると、割り切れない数字(0.1666666...とか)が出てきますが、time scaleの設定で整数化できるのです。

 

一方、After Effectsの場合は、誤差を最小に抑えるルーチンで制御することが基本です。例えば、3秒4コマ(76フレーム/24fps=3.166666666...秒)のタイムシートを、「1コマx76」で計算するのではなく、「3秒+1コマx4」または「3秒+4コマ目のグリッド」にすれば、期待通りの動作を簡単に得られます。ほんの0.00001の誤差がデュレーションに悪影響を及ぼすこともありますからネ。秒の区切りはあくまで秒で扱って、「1秒を24コマの集まりとして扱うのを避ければ」良いのです。

 

話を戻して。

 

47分5秒を限界にして、いかにお気に入りの曲を選んでプレイリストを作るか‥‥が、なかなか難しくて楽しくもあります。

 

で、実際に録音したテープの音を再生すると、それはもう、Hi落ちしてトゲのない丸っこい音になって、再生もフワフワして(ワウフラッターの語感の通り‥‥ですネ)、レトロ感満載な音楽が飛び出します。

 

仕事ではキワキワの高品質デジタルデータ、プライベートでは肩の力を抜いて気楽に真空管デバイスやアナログデータ。‥‥なかなか、メリハリが効いてて、どちらかの感覚に偏りすぎてボケるのを防止してもくれます。

 

プライベートの時間まで、iPhoneをコチョコチョとイジってたくないのよネ。

 

- - -

 

ちなみにiTunes。

 

私の環境だけかは判りませんが、「47分5秒」だと「47分」、「47分11秒」だと「48分」と表示されます。なので、iTunesのプレイリストで合計「47分」であれば、少なくともmaxellのUL90を頭の先から使えば、収録しきれないことはなさそうです。

 

しかし、iTunesの大雑把な表示に頼ると、運が悪いと、55秒くらいのお尻の隙間ができるので、やっぱり、計算が得意なコンピュータの利点を活かして、46分45秒〜47分5秒のタイトな合計時間を狙いたいですネ。



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