Procreateの使いやすさ

MobileStudio Pro 4Kは、Wacomの「目覚め」とも言うべき、過去のWacom液タブの問題点をしらみつぶし的に潰し、新機軸を沢山盛り込んだ、気鋭の製品です。こういうペンタブを、Wacomはもっと早く、iPad Proに遅れることなく出して欲しかった‥‥というのは、ユーザの欲張りすぎでしょうか。

 

お値段もそろそろ発表があると思われますが、それなりのお値段でしょう。高密度液晶の4Kでi7、精度の高い座標、強力なビデオ性能となれば、値段は以前の予想通り、30万は下るまい‥‥です。MobileStudio Proを新規or追加購入するのは、MobileStudio Pro 4Kでどんどんお金を稼ぐ、まさに「Pro」の人だと思いますが、そのProに恥じない性能を、事前のスペック公開で誇示しております。

 

一方、iPad Pro12.9インチ。

 

iPad Proの、しかも12.9インチは「高価なiPad」の印象がありますが、むしろ、MobileStudio Proが登場した後は、「購入しやすさ」が際立つと思います。Apple Pencilまで含めて13万円以下(256GBモデル+Apple Pencil)で収まるのは、大きな魅力となりましょう。Adobe CCなどのソフトウェアは使えないものの、強力なドローソフトがひしめいております。

 

私は最近ようやく、Procreate以外にAutodeskのSketchBook Proにも慣れ始め、Procreateにはない機能を使いたい時に重宝しています。

 

ソフトウェアの使いやすさは重要です。

 

特にここで何度も取り上げているProcreateは、定規類や図形類がないものの、超強力な操作性ゆえに、原画もボードも設定・デザインも何もかもスイスイ描けます。線画も着彩も全て思うがままに。

 

一部、MacでCipStudioやPhotoshopなどの助けを借りることもありますが(コミック系のもの)、基本的には何でも描けて、特に現在の「原画」作業には「頭の中でクイックアクションレコーダーが動作する人」であれば、何の不都合も不足もなく、原画を描き進めることができます。

 

 

強力なのは、まず指先モードの「消しゴム」です。

 

Procreateの「指先消しゴム」に慣れると、他のソフトはいちいちまどろっこしいです。SketchBookでもホットコーナーで「前のブラシ」に戻れるようにしておけば、消しゴムへと瞬時に切り替えられます。しかし、そもそも「切り替え」が必要な時点でアウトです。(‥‥いや、アウトというのは言い過ぎか)

 

Procreateでは、指先とApple Pencilの動作を切り分けるので、Apple Pencilはペン、指先は消しゴム‥‥というような芸当が可能です。もちろん、ジェスチャーは「別腹」で用意されています。

 

Apple Pencilで線画を描き、指先で消す。ツールの切り替えも不要ならば、ペンをひっくり返す必要もないし、もちろん、消しゴムをいちいち手にする必要もないのは、使ってみれば「なるほど納得」の操作性です。

 

 

その次に、数多い、ジェスチャーによる操作です。作画で特に有用なのは、画面内における以下のジェスチャーです。

 

  • 2本指ドラッグ=画面のスクロール(画面内でのキャンバスの移動)
  • ピンチインアウト=画面の拡大縮小
  • ピンチの回転=画面の回転
  • 3本指の上か下へのドラッグ=コピーカットペーストの呼び出し
  • 2本指タップ=アンドゥ
  • 3本指タップ=リドゥ
  • 1本指=消しゴム(割り当てによって動作は変わります)

 

‥‥まだ何かあったっけか。パッと思い出したものを列記しましたが、絵を描くのには十分な基本動作をジェスチャーで操作できます。

 

利き手のApple Pencilで描きながら、逆の手のジェスチャーで操作することで、高い作業効率で作業を進めることができます。ミスったら即座に二本指タップでアンドゥで消しゴムは不要、腕の回転軸に合わせて用紙を回転させて描くより、格段に描きやすいです。

 

もちろん、老眼など何の不安もないです。線が見えないようならジェスチャーでスッと拡大して描けば良いですから。

 

レイヤーの統合や新規作成すらジェスチャーで操作できるのは、Mac/PCの操作にはない醍醐味です。

 

 

最後に、ツール類の絶妙な配置

 

切り取り(選択範囲)、パレット、レイヤーなどの配置が12.9インチの狭い画面でも効率よく配置されており、すぐに使えるように工夫されています。

 

Apple Pencilは絵を描くことだけ専念し、指先でツール類をタップすれば、様々な機能を絵を描く手を止めずに(煩わせずに)機能を実行できます。

 

多くのソフトウェアは高機能が裏目に出て、ツールへのアクセスが煩雑だったり、画面を占有しすぎたりしますが、Procreateはよく練られていて、絵を描くのに必要なツールを厳選し、画面やメニュー内に配置しています。

 

足りないのは円定規くらいなものです。

 

‥‥というわけで、現在の私はiPad Pro+Apple Pencil、Procreateの組み合わせに絶大な信頼をおいているわけです。

 

 

昔、絵を編集するのはPhotoshopの十八番で、絵を描くにもPhotoshopを使っていた時期がありましたが、今はもう、絵を描く用途でPhotoshopは使っていません。Photoshopはやっぱり、画像編集のソフトウェアであって、絵を描くには色々と機能的なハンデがあります。Photoshopは、Photoshopにしかできない様々な編集機能が魅力であり画像編集のスタンダードではありますが、絵を気持ち良く描くには、専用の優れたソフトウェアを使用するべきでしょう。

 

今はClipStudioやProcreate、SketchBook Proなど、挙げればきりがないほど、優れたドローソフトウェアで溢れています。自分の用いるペンタブのプラットフォームに合わせて、最適なソフトウェアを選択できる自由があるのは、とても恵まれたご時世だと思います。

 

そういえば、ClipStudioは月ごとの使用バージョンを使っていますが、満期(?)になって、シリアル番号も発行されているので、もう支払う必要はないのですが、ずっと500円を払いっぱなし‥‥でしたな。どんどんゴールドが溜まっているとは思いますが、それは別で使うとします。ClipStudioの開発は草葉の陰から応援しているのですよ‥‥。

 

老いも若きもみんな、ClipStudioやProcreateで、自分の才能をスパークさせたら良いのです。今はお試し、お遊びと思って描いたことが、後になって有力なアイデアとなって蘇ることは、多々あることですからネ。

 


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