Amazon MusicのUHDまとめ。

Amazon Music HDの「UHD」ハイレゾ配信で、私個人として一気に音楽の楽しみが倍加したこの数日。

 

iPadもiMacも、ほんの1〜2日の片手間のうちに、96〜192kHZで音楽を楽しめる環境が整いました。

 

導入は思いのほか簡単でした。192kHZに対応したオーディオインターフェイスを買い足せば、あっけなく環境が整います。

 

もしiPadを使っているのなら、LightningからUSBの変換アダプタが必要になりますが、流れとしては、

 

  • 1・アマゾンのサーバから音楽データをネット経由で流し込む(普通にネットに繋がっていればOK)
  • 2・コンピュータやタブレットPCでデータを「Aamazon Music」で再生(操作は聴きたい音楽を選ぶだけ)
  • 3・オーディオインターフェイスにて、デジタルデータをアナログデータ(アナログ音声信号)に変換
  • 4・アナログ音声信号をヘッドフォンやスピーカーから音出し

 

‥‥で無事決着。危なっかしい人柱などなしに、普通に接続すれば苦もなくハイレゾ音楽が楽しめます。

 

Amazon Music.appの設定を、HD/Hi-Res、HD/Ultra HDに変更すれば、ソフト&ハードの準備が完了します。ハイレゾの音楽再生はネットの転送量がそれなりに大きいので、ローカルに保存してオフライン(ネットにアクセスしない)で聴くのがオススメです。

 

 

 

もしこれがハイレゾCDだったら、MQAに対応したCDプレーヤーを買い足して、できるだけノイズが混入しない経路でヘッドフォンで音出し‥‥のように、少々面倒になりそうです。RCAピンジャックには直にヘッドフォンやスピーカーは繋げませんし、ヘッドフォン出力の付いているCDプレーヤーもあまりないです。さらには、MQAの面倒なことと言ったら、説明を読んでるだけでもゲッソリします。

 

MQA-CDをハイレゾで聴く方法

https://www.universal-music.co.jp/international/mqa-uhqcd/cat/howto/

 

段取りが多くて、前時代的‥‥ですネ。MQA-CD対応を謳うプレーヤーもあまりにも少ないです。旧来CD規格の中にハイレゾデータ部分を折りたたんで格納する仕組みは工夫のいることだったと察しますが、その格納の仕組みを解く手間をユーザに負担させているのが、なんとも残念。上記MQA-CDのページも、結局何を買い揃えればOKなのかが判りにくいですしネ。

 

iPadやiMacの場合は、オーディオインターフェイスのヘッドフォン出力にヘッドフォンを直に繋げば最短の経路で音が鳴ります。MQA-CDを買って聴くための機材導入と手間に比べれば、圧倒的に手軽です。AmazonでUR12を買ってUSBで繋ぐだけで96Kや192Kヘルツのハイレゾが気軽に楽しめます。

 

MQAをちょっと検索して調べただけでも、円盤商売が衰退し、円盤再生機器も衰退した理由を、まざまざと見せつけられるキモチです。

 

iPadやiMac、Mac miniで、Amazon MusicのUHD(96kHZや192kHZ)を聴く方法は以下の通り。いつも雑な絵でスマんす。

 

 

既に最近のiMacやiPadを持っていて、お気に入りの有線ヘッドフォンを使っているのなら、そこにUR12やAG03やAG06を付け足すだけです。一番安価な方法は、UR12でしょうかネ。私も土曜日に注文して日曜日に到着してすぐに設置しました。

 

USB一本でiMacとの接続が終了するので、簡単この上なし。

 

 

 

 

 

UHDハイレゾの音楽は、前にも書いた通り、96kHZ 24bitで1.6MB/s(=12.8Mbps)の転送量が必要みたいなので(軽く計測してみた感じだと)、UHDの楽曲はダウンロードしてオフライン再生したほうがよさそうです。

 

ちなみに、ダウンロードする際は、ダウンロードの設定をHD/UHDへと変更しないと、ロッシーな軽いファイルがダウンロードされますので、ご注意を。

 

 

 

色んな音楽を定額制で楽しめるだけでも、社会の変化を感じていたのに、今度は品質にまで及び始めました。

 

私は中学生の頃に「貸レコード屋」さんが出来て、「レコードを買わなくても、聴きたいと思っていた音楽が聴ける!」と大喜びしたものですが、その当時はAmazon Music HDのようなサービスが未来に出現するなど、全く思いもしませんでした。

 

音楽産業が衰退したとか一時期言われましたが、単に音楽CDの売上が落ち込んだだけで、音楽そのものは定額制のサービスに移り変わって健在なんじゃないすかネ。日本は何に限らず古い体質から抜けるのに時間がかかりますが、欧米はとっとと新しいビジネスモデルに移行しているようですし。‥‥私は最近全くCDを買わなくなりましたが、定額サービスには結構お金を払っています。Apple MusicとAmazon Music Unlimitedの2つですもん。

 

ハイレゾをCDで聴くのに、ややこしい配線と変換、数十万もする機器ばかりを買うのも(40万のアンプとかWebで紹介されてもなあ‥‥)あきらかに失速の一因でしょうしネ。CDに限らず、UHD BDも「ハードウェアがらみ」で結構危うい気はします。データ転送の安定度から言えば、ネットより手元の記録媒体が有利なように思いますが、オーディオ機材〜ハードウェアは一度買ったらソフトウェアの更新で次世代に性能アップするのは中々難しいですから(ファーム更新による機能小更新くらい‥‥ですよネ)、「昭和のオーディオコンポ」的概念は通用しづらくなるんでしょうネ。

 

「ポケットにラッキーコイン」という歌詞の意味が解らない人も多い、令和の現代。公衆電話自体が珍しいですもんネ。昭和平成の「機微」はどんどん過去のものになり、令和、2020年代の新しい「機微」で人々は感情的なものを推し量るようになるのでしょう。

 

100年後の人々は、どんな世界に生きるんでしょうネ。

 

100年後はともかくとして、音楽も映像も、進化を繰り返して、2020年代、2030年代と進んでいくのでしょう。

 

 


Amazon Music HDとApple Musicの差

表題の通りですが、Amazon Music HD(UHDではなくHDのほう)とApple Musicの差は、Amazon Musicの「HD音質」ならば、僅差です。おそらく、CDを所有していてCDの音質を記憶している、実際の生の楽器の音を知っている‥‥というくらいでないと、AmazonのCD相当のHD音質と、AppleのAACの差は中々聴き分けにくいとは思います。

 

でも、逆に言えば、聴き分けるポイントが判っていれば、聴き分けられる音の差は確実にあります。

 

例えば、アル・ディ・メオラの「Two to Tango」という、ピアノとギターの曲。

 

 

ディメオラのスチール弦の鋭さ、チック・コリア(だと思うんだけど)のピアノのハンマーのギラッとした質感に差が出ています。

 

私はこの「Two to Tango」を収録したCDを二回買っていまして、ロスレスでiTunesに取り込んで聴いていましたが、最近はApple Musicでも提供されているのでAACの圧縮した音=「ロッシー圧縮音質」で聴いて「AACの音に不満も感じず、AACに耳が慣れて」いました。

 

AACの256Kbpsの音は、相当音質が高くて、気にもならずに数年聴いていました。

 

しかし、改めてAmazon Music HDで「Two to Tango」をCD相当のロスレスの音質で聴くと、Apple Musicに染まる前に聴いていた自己所有のCDの音質を改めて思い出しました。

 

ギターやピアノの質感だけでなく、音と音の「間」に透明感や艶があるんですよネ。

 

「透明感」「質感」「艶」という言葉でしか表現できないのがもどかしいですし、音楽好きでなければ気にも止めない僅差ではあるのですが、確実に差はあります。些細な曇りや濁りが出ているのがAAC‥‥で、まあ、全然気にならないレベルなんですが、比較して聴くとAmazonのHD音質は「そうだ、CDは確かにこんな音をしていた」と思い出せる高音質です。

 

「Two To Tango」はそれこそ中学校の頃から聴いているので(当時はFMのエアチェックでしたが)、弦のビビリや運指の際のフィンガーノイズまで記憶しています。CDを買ってからは、よりクリアにマスターテープの音に近い臨場感で聴いていました。

 

iTunesは「ロスレス圧縮」の取り込みが可能ですが(私の所有するCDはほとんどをロスレスでデータ化してあります)、Apple Musicで提供しているのはあくまでロッシーなAAC圧縮の音です。

 

その音質の差を気にするよりも、iPhoneやiPadでどこでもいつでも聴けることに喜んでいましたが、これからは良い音で聴ける「選択肢」が増える‥‥ということですネ。音楽好きの私にとっては、嬉しいことです。

 

 

 

ちなみに、96kHZは原曲を知らなくても、その差がわかるほど「ニュアンス描写が、超がつくほど高詳細」です。まさにウルトラハイディフィニション(デンシティとも)=UHDですネ。ぜひ、1〜2万円くらいのソニーかAKGあたりのヘッドフォンで聴いてみてください。

 

生粋の96kHZ制作の音源がもっと増えるのを期待してます。プレイヤーの方々は、ぜひハイレゾでご自身の生演奏を、愛用の楽器で収録して残して欲しいです。

 

4KHDRと同じで、音楽にハイレゾなんて不要と言う人もいますが、それは表現次第です。作る楽曲次第、ニーズ次第とも言えます。

 

さらにちなみに、「SD」と称している旧来のMP3の圧縮音質と、HDそしてUHDの音質の差は歴然です。MP3だって高めのビットレートなら決して汚い音質ではないですが、何か「風邪をひいたような音質」なんですよネ。MP3が塩素混じりのプールの水だとすれば、HDは清流の水、UHDはさらに磨かれた自然の美味しい水‥‥みたいな感じです。

 

 

 

ハイレゾ。ハイディフィニション。

 

人の作り出した何かを、できるだけ損失なく届ける技術なのに、一部の「デジタル嫌い」の人々は、大きな勘違いをしていると思われます。単に「自分が小さい頃、若い頃に馴染んだテクノロジーへのノスタルジー」に支配されている人も相当存在するでしょう。

 

アニメも同じ。

 

アニメのテレビシリーズは、実はあまり高解像度では制作していなくて、「手描き」を標榜するわりに、その手描きのニュアンスを多く損失する方法で今でも作り続けています。線のニュアンスを二値化でフラット化して、1280pxあたりから2Kへアップコンする映像制作において、「何が手描きの良さ」なのか、単に内情を知らないイメージだけで語るファンの方々は多いように思います。

 

アナログ(デジタルデータ化していない何か)を使い続けている結構多くの人々は、実はあまり、アナログデータの成り立ちや特性を理解しておらず、逆に惰性で粗末にアナログ媒体を扱うことすらあります。本当にアナログ組成を大事に考えてデジタルデータ化するのなら、今のアニメ業界の運用方法は不適切なことだらけです。

 

紙のニュアンスを大切にする‥‥と宣うなら、150dpiでスキャンしてちゃダメでしょ。実は、紙を使い続ける理由は、「その方法しか円滑に運用できる方法がない」だけで、決して紙の成果物のニュアンスを第一に考えているわけではないです。

 

 

 

私は昔のアナログテープの音源を96kHZや192kHZで聴いてみたいと思います。同じく、昔のフィルム作品はどんどん5K(4Kにダウンコンされますが)とHDRでフィルムをキャプチャし直して頂いて、2KとRec.709の狭い領域に閉じ込められていたフィルムのチカラが解放され、4KHDR時代の「恵み」として鑑賞したいと思います。

 

昔のテープもフィルムも、新しい技術によって新しい感動が生まれます。

 

今作る「コンピュータのデータ」基盤の作品も、モロにそのデータのスペックが完成物の品質に反映されます。

 

4KHDR時代、ハイレゾ時代になってこそ、作り手が受け手に本当に感じて欲しかった、表現と質感の数々が届けられると感じます。

 

 

 

実のところ、ハイレゾ音源ってどうなのかな、良いものかな、嬉しいものなのかな‥‥と半信半疑でしたが、実感として判りました。

 

何がなんでも‥‥というほどではないですが、ハイレゾに越したことはないです。特にヘッドフォンで聴くなら、音質は「良いほうが良い」です。

 

どうせ聴くのなら、良い音質で。

 

まあ、シンプルな理由ですよネ。

 

 

 

 

 


iMacでもAmazon Music UHD

iPadでのAmazon Music 「UHD」音楽再生に続いて、iMacでも「UHD」の音楽再生を可能にすべく、オーディオインターフェイスを入れ替えました。

 

長い期間、ローランドのUA-3FXを愛用しておりましたが、24ビット48kHZが品質の上限なので、96kHZの音源の再生には対応しません。

 

4KHDRでもそうですが、4KHDRではない視聴環境においては、4Kでない2Kモニタに合わせてダウン、HDRではないSDRモニタに合わせてダウンして、映像品質を低く落として再生します。Dolby Visionはそのあたりの事情も鑑みた技術設計になっていて、HDR to SDRのダウンコンバートも固定ではなく可変で処理する優れた技術ではありますが、やはり4KHDRとは別物の品質になってしまいます。

 

せっかくのAmazon Musicの「UHD」ですから、まずは自分の音楽再生環境を「192kHZ」対応にグレードアップして聴きたいものです。

 

グレードアップ‥‥といっても、音の場合はそんなに難しくお金がかかるものでもないです。

 

これを買いました。スタインバーグの「UR12」。おそらく、ちゃんとしたメーカーで一番安い192kHzで24ビットのオーディオインターフェイス‥‥ですかね。

 

 

音楽制作の老舗中の老舗、スタインバーグ社のインターフェイスで、ヤマハが国内の代理店をしているみたいです。(保証書の社名がヤマハになっていました)

 

筐体はズッシリと重く、「頑丈」との商品紹介を実感できます。いまどき、頑丈を売りにするのも珍しいですが、私は頑丈なのが好きなので好感がもてます。

 

つなぎっぱなしの端子類は背面に、常用する端子やツマミは前面に配置されており、にわか参入の無名メーカーにはない、昔からのコンピュータミュージックメーカーならではの「安心性能」を製品からひしひしと感じます。

 

5.1関連やオプティカルor同軸入出力は一切省いてあり、AからD、DからAへの変換に関する基本機能に徹しています。その辺が、実売1万円の秘訣でしょうかね。

 

配線図はこんな感じです。いつも雑でスマんす。

 

 

 

配線図を書くまでもないシンプルな構成ですネ。できるだけノイズの混入を防ぎたいので、ヘッドフォンはUR12直繋ぎが良いです。ジャックは3.5mmではなく6.3mmなので、変換プラグは適宜用意します。ヘッドフォン付属の変換プラグがあればそれで。

 

macOSでの設定は2箇所ありまして、以下の通りです。

 

まずはシステム環境設定の「サウンド」の「出力」で、UR12を選択します。

 

この「サウンド」設定だけでは、デフォルトの44.1か48kHZのままなので、「アプリケーション/ユーティリティ」の中にある「Audio MIDI設定.app」を開いて「192,000 Hz」を選択し、192kHZ 24bit動作に切り替えます。

 

 

After Effectsは知らぬうちに何をバンバン追加しているのか‥‥は、まあどうでも良いとして、これで「Amazon Music」appでちゃんとサウンド出力を192kHZ上限で実行できます。

 

以下はAmazon Music.appでの再生情報ウィンドウです。

 

 

 

通信速度はそれなりに必要で、古い通信環境だとストリーミングは厳しいかも知れません。フレッツのADSLは2023年にサービスを終了するらしいですが、令和の時代・2020年代は、光かケーブルテレビ経由の高速通信は必須のように感じます。もし通信速度が遅い場合は、ダウンロードして聴くことも可能です。

 

ぱっと確認した感じでは、96kHZの音源を再生している時は、1.5〜1.7MB/s前後、つまりbps換算だと13Mbpsの通信帯域を使用することになります。ADSLの理論値ではなく実質の平均値だと中々難しい数値が突きつけられますネ。

 

*IN側がまさにストリーミングで消費しているデータ転送量です。

*13Mbpsって、つまりはDVDのbpsを大きく上回り、2KのBD録画デッキでも結構高い画質設定の数値です。そのデータ転送量を音だけで消費するとは、中々な時代になってきましたネ。96kHZではなく、192kHZの音源が登場した際は、再生が途切れる状況も続出するかも知れませんネ。

 

 

また、自宅のiMacで再生してみて驚いたのは、結構マシンの処理能力を使うことです。バックグラウンドで音楽を再生して、フォアグランドで何かをしている時にたまにマウスがカクります。

 

「アクティビティモニタ」でCPUの使用率を確認すると、あらあら、なんとまあ凄いことに。

 

 

 

 

下手をすれば、テレビアニメ撮影の1.5K After EffectsコンポジットよりCPUを消費するぞ。

 

Amazon Music.appがむやみにCPUを占有するのか。

 

それとも、ハイレゾの音楽再生とはこのような性質のものなのか。

 

ハイレゾの初心ゆえによくわかりませんが、現時点ではAmazon Music.appで96kHzの音源を再生すると、体感でマシンの処理性能が持ってかれる感じです。

 

では、UHDではなくHD(CDの非圧縮相応)ではどうかというと、

 

 

‥‥と、随分と差がありますネ。そりゃあ、90%と20%では、CPU処理能力の余剰にも大きな差がでて当然です。

 

 

 

でもまあ、こうした「最初の驚き」は、今までもよくあったことです。驚きにもすぐに慣れます。

 

未来はなんだかんだとマシンの性能も必要になるのが「普通」なんでしょう。

 

今までも、「進化と普及」のイタチごっこの繰り返しの中で、技術は進化し続けて、社会の利便性、そして品質基準も向上してきました。

 

映像の世界は4KHDRがどんどん普及し、音楽は定額聴き放題でハイレゾが楽しめる時代になって、さて、アニメ業界は時代の波にどうやって乗っていくのでしょうね。

 

ハイレゾの音楽配信や、4KHDRの映像配信が、ごく普通に社会に浸透する令和。

 

レコード針で溝をトレースして音楽を聴いていたレコード盤も、アナログ電波でゴーストが出ていたテレビ放送も、昭和は遠くなりにけり‥‥です。

 

やがて平成も遠くなるでしょう。

 

 

 


Amazon Music UHD、良い!

Amaozn MusicのUHDが聴ける環境で聴いてみました。iPadAG06、そしてJTSの535とソニーのCD900STで聴いたところ、音の透明感が段違いで驚きました。

 

まずは、再生状況の確認から。iOSのAmazon Musicアプリで、情報画面をキャプチャしました。

 

ハイレゾの音源は、下図のように、96kHZで24bitであることが確認できます。192kHZの音源はまだみたことがない‥‥というか、今日の深夜に使い始めたばかりなので、192kHZを含めたハイレゾ生活はまだまだこれからです。

 

 

CD音質のままの、16bit:44.1kHZの音源は、以下のように表示されます。

 

 

 

いずれの場合も、iPadでちゃんとAG06の192kHZが認識されていて、まずはひと安心。

 

以下は、私の環境の一例です。実は、AG06が繋がった無印iPadが、私のサウンド環境で一番ハイスペックなのが驚き。‥‥これから未来は、オーディオインターフェイスも96〜192kHZの機材に買い換えないと、せっかくのUHD音質が楽しめないですネ。

 

まず接続配線図。雑な絵でスマんす。

 

 

 

接続するUSB機器を増やしたい場合は、ハブをカマせば、口を増やせます。iPadに電力をおねだりしないよう、セルフパワーにしておきましょう。ハブなんかを繋ぐと、どんどん大所帯になりますが、その辺は目的に合わせて適宜。

 

そして、実体の機材類。

 

ヤマハのAG06が最重要ポイントです。

 

*私の使っている雑用のiPadは、第5世代くらいの「初めてApple Pencilが使えるようになった無印iPad」です。写真は最新の第7世代です。ちなみに、私の「机の上に常設の雑用iPad」は、常設ゆえに有線LANで繋いでいるので、通信がいつも安定しています。有線LANアダプタを繋いでいるUSBハブがUSB2.0なので速度は100Mbps程度ですが(そもそもAppleのUSB-Lightningアダプタが2.0なのか)、音楽のストリーミングには全然OKです。

 

 

*まさか、こんな日(=Amazonで192kHZが配信される日)が来るとは思ってもみなかった頃に買った、ヤマハのAG06。机の上に常備するにはうってつけのコンパクトミキサーで、DA変換器としてだけでなく、本来のミキサー用途〜iPodやFire HDのアナログ音声を入力することで、1つのヘッドフォンで様々なガジェットの音をまとめて聴くことができます。

 

 

*ソニーの定番。特に何を言うこともなし。‥‥わたし的には、あまり好きな音ではないのですが、音の隅々まで聴こえるので(逆に雰囲気は聴けない)、仕事の必需品です。

 

 

*最近、好んで聴くようになったJTSのHP-535と565。低音がものすごく出るので驚きますが、もともとKOSSのPORTAPROが好きだったこともあり、モニタ用途ではなくリスニング用途=音楽を楽しむ聴き方で使ってます。実は意外に、Amazon Music UHDと相性が良いと感じました。

 

このアダプタ=Lightning-USBも忘れずに。

 

 

 

これが新しいストリーミングオーディオの音か。

 

まあ、ぶっちゃけ、計測したわけではないので、何HZの音かは体感まかせですが、あきらかに今までのmp3やAACの「ネット経由の妥協した音」とはまるで違います。‥‥常識を覆す新しいオプションサービスですネ。

 

これはいい。

 

実にいい。

 

手元に音があるような安心感。そして、ハイレゾの透明感。

 

思わず、今日の深夜から今までで、50枚くらいのアルバムを「マイミュージック」に増やしてしまいました。UHDバージョンがあるものは特に積極的にマイミュージックに加えました。

 

古いアナログテープの音源もUHDで提供されていますが、フィルムと同じく、デジタルデータ化のクオリティが上がれば、アナログ音源の質感も向上します。(ちょんぼして、44.1kHZの昔のデジタルデータをアップコンしなければ。‥‥でもまあ、アップコンは相当含まれているんじゃないかな‥‥とは思いますが)

 

とはいえやっぱり、本領を発揮するのは、ハイレゾ収録&ハイレゾ配信の音源ですネ。生粋のハイレゾの音源がどんどん増えてくれると、より充実した音楽生活が楽しめそうです。おそらく、マイク収録のジャズやクラシックやロック(ギターアンプも生楽器みたいなもんですよネ)は、ハイレゾに映えそうです。

 

品質面において、突如巻き返したAmazonに対して、Appleはどう対抗するのかな。消費者の密かな楽しみとして見守ります。

 

 

 

いきなり、Amazon Musicの活用率が上がりそうな予感。実際、今日はAmazon Musicばかり聴いています。

 

今までAmazon Musicは簡易用途でしたが、それはただ単に音質が悪かったからです。

 

劇的に品質が向上したのなら、改めて評価して、月々の支払いに負けないように、活用します。

 

 

 


You Babe

今はもう亡くなってしまった松原正樹さんというギタリストの楽曲で、「You Babe」という曲があります。

 

 

楽曲をダウンロードで買う他に、Amazon Musicでも聴けますが、今はまだ「SD」のままの圧縮音質です。私はもちろん、アルバムCDを所有しています。

 

この「You Babe」、私がアニメーター駆け出しだった30年以上も前の頃、フジテレビの放送終了時に毎日流れていたのです。20歳そこそこで、何としてでも引き受けた仕事を全うして、作画の仕事で生きていこうと無我夢中だった頃に、夜中まで自分のアパートで作画しているうちにテレビも放送終了して、「彫刻の森美術館」の映像とともに松原正樹さんの「You Bane」がBGMとして流れていました。

 

 

 

彫刻の森美術館って、一回も行ったことがないので、いつか行ってみたいと思っているうちに、30年経ってしまいました。50周年とのことで、今でも健在でよかったです。Webのトップページで60fpsで滑らかに再生される、ドローン撮影(おそらく)の情景映像が、80年代から随分と月日の経ったことを感じさせます。

 

ちなみに、私のアニメーター駆け出しの頃は「チャンネルエイト」の歌のクロージングではなく、3DCGの映像の遊園地のような楽しげな音楽のほうです。「チャンネルエイト」や「人間やめますか」は、まだ高校生の頃でした。どっちも懐かしいわあ‥‥。

 

*前述「チャンネルエイト」の70年代直系(生演奏)の音楽とは大きく変わって、「MIDIの打ち込み」系の音楽が1980年代後半〜1990年代初頭を体現してますネ。

 

 

音楽って、聴いていた当時の社会の風景や雰囲気、自分が感じていた感情まで思い出しますネ。

 

言葉や写真では思い出せない雰囲気が、当時の音楽を聴いた途端に「何とも言えないリアルさをもって」蘇った時は、呆然としてしまいます。

 

好きで聴いていた曲でなくても、良いのです。当時に流行っていた歌謡曲やJ-POPでも。

 

まあ、色々と音を分析すれば、音色がDX7モロだったり、スネアの音色がタイトだったり、ゲートリバーブをかけていたり(80年代に流行ったよね)、サンプリング音がいっぱい使われ出したりと、社会のテクノロジーと気風を反映してはいるのですが、聴いていた当時の雰囲気がジュワ〜っと蘇るのは、理屈よりも前に聴覚・皮膚感覚で圧倒されます。

 

松原正樹さんのYou Babeは、イントロのふわ〜っと揺れる丸いストリングス系のパッド音が流れた時点で、当時の自分の何とも言えない若気の感情が蘇ります。松原正樹さんのコンプとコーラスのかかった優しいギターの音も、甘い昔の感情を思い出します。

 

いつか、You BabeをiPhoneで聴きながら、彫刻の森を歩いてみたいものです。

 

 


Amazon Music HD

音楽聴き放題のAmazon Musicにて、「HD」=高音質版のサービスが開始されたようですネ。

 

これ。

 

 

 

たしかに、Amazonの音楽サービスの音質は、Apple Musicよりも見劣り‥‥というか、聴き劣りしてました。AACとMP3の差なのかは詳しく調べていないのでわかりませんが、同じ音源でも「もさっ」とした音質で、ヘッドフォンで聴くと結構差が解ったものですが、これで逆に、圧縮された256Mbps前後のAACより音質が上回ったのかも知れません。

 

実際、専用のPlayerソフトウェア「Amazon Music macOS版」で聴いたところ、普通にCDで聴くのと差がない印象でした。まあ、大雑把な印象ではありますが、明らかにエンコードがヤバかった楽曲(=酷い音のが、AmazonにもAppleにもありますよネ。CDを買えといわんばかりの低音質)も改善されており、普通に安心して音楽を鑑賞できるようになりました。

 

日々の雑音の中で聴くぶんには、ぶっちゃけ、HDの音質でなくても十分です。空調やPCのファンとか、室内は騒音だらけですから、生活空間でスピーカーから音出しするなら、1000円安い「SD版」でも良いように思います。

 

しかし、有線のヘッドフォンで、1万円近辺の製品で音を聴いているのなら、HDサービスに切り替える価値はありそうです。

 

私の愛用しているヘッドフォンは「CD900ST」「K240」「V6」「7506」あたりのこなれた価格帯がメインで、最近ではJTSの「535」(安いけど、個性的な良さがある)がお気に入りです。今までヘッドフォンで聴いていたのは、ストレスなく普通に聴けるAACのApple Musicばかりで、MP3仕様(おそらく)のAmazon MusicはEchoばかりで使っていました。

 

*AKGやソニーのヘッドフォンに慣れていると、全く異質な音で驚くJTSの535と565。KOSSとビクターを合わせたような、低音ブースト&中音ふくよかで、ロックやフュージョンやポップスを「楽しく」聴けるヘッドフォンです。極端な「例」としてモニターヘッドフォンの1つに加えるのもアリです。

 

 

早速、3ヶ月無料でサービスを利用開始して、すぐに今日から、ヘッドフォンでもAmazon Musicで音楽を聴くようになりました。「HD」の冠通り、たしかに「おや?」と思うような変な音質に遭遇することがなくなりました。「HD」マークは「安心」の印‥‥みたいで、判りやすいです。

 

ちなみに、Ultra HD、すなわちハイビットレート&高サンプリング周波数&高ビット数の音は、まだ試していません。ヤマハの24bit 192KHzのインターフェイスがあるにはありますが、iPadに繋がっているので、どうなっているか(音周りが)未検証です。

 

なにせ、数時間前に使い始めたので、判りやすいところしか確認できておりません。

 

 

 

Fireでもヘッドフォン次第で綺麗な音(普通にロスレスの16〜24bit、44.1〜48KHzで十分)が楽しめるのなら、Fire 7とかは存在感がアップしますネ。現在セール中で3480円で激安だし。

 

*Fire 7のAmazon Musicにも、早速「HD」が反映されました。

 

 

 

私は今までの人生の中で辛い時に、随分と音楽に助けられましたが、それは音楽が「ありきたりの言葉を持たない」からだったと思います。

 

たまに「言葉は邪魔になる」のです。

 

何を言っても無駄。‥‥という、どうにもならない時に、音だけがココロを慰めて開いてくれることはあります。

 

音楽も、そして猫も、言葉が通じないからこそ、何か感情というか意識のようなものが、心にストレートに伝わるのだと思っています。

 

考えてみれば、不思議な話ですヨ。

 

例えば、遠いドイツの1800年(19世紀)前後に生きたベートーヴェンやシューマンが感じていた感情が、言葉も国も、時間すら超えて、聴く人間のココロを揺さぶるのですから。‥‥マーラーのトラウマさえ追体験できます。

 

1970年代のある日、確実にその場所で演奏されたライブ録音が、まるでつい昨日の出来事にように、楽しげな雰囲気まで込みで、再生するのですから。‥‥もうこの世には存在しない人のピアノの即興演奏が、まるで昨日弾いたかのように。

 

なので、音楽はできるだけ良い状態で聴きたいです。映像と同じように、できるだけ損傷・損失のない状態で。

 

 


Trinstan und Isolde

私は20代の頃、ワーグナーの「トリタンとイゾルデ」に猛ハマりして、原画を一日中描いた後で、疲れも知らずにトリスタンのスコアを見ながらCDを聴く‥‥というような日々を過ごしていた時期があります。ゆえに、所有するスコアの中で、一番痛んでいるスコアはトリスタンのDoverのスコアだったりします。

 

*AmazonでKindle版がお安く販売されてて驚きました。Kindleは便利でいいな‥‥と思う反面、スコアのKindle版は微妙な出来のものが多く(余白が異様に広くて、肝心の音符が小さくて読みにくい‥‥など)、買うのを躊躇しています。印刷版は普通に良いですよ。

 

 

当時、つたない音のMIDI音源で、トリスタンのスコアの気になる箇所を打ち込んだり、前奏曲の出だしの部分(主要動機が詰まった部分)はピアノ用に簡素にアレンジして「デジタルピアノ」で弾いてました。私の90年代前後=20代はトリスタンと切っても切り離せない時期でもあります。MIDIの打ち込みでも、オーケストラのスコアを1パートずつ打ち込むと、かなり勉強になりますヨ。トリスタンが息絶えるシーンで「松明の動機」が鳴り響く箇所がありますが、CDでは聞こえにくい様々なモティーフが絡み合う様子は、スコア研究ならでは理解できるものです。

 

ライトモティーフという作曲法は、映像にも活かせるのではないかと当時考え、故わたなべぢゅんいちさんと熱く語り合ったものです。今にして思えば、カラースクリプトそのもの‥‥ですが、「構図や色彩の示導動機は絶対にできるし映像作りに有効だ!」と90年初頭にひとりで盛り上がったのを懐かしく思います。‥‥まあ、それを今、そのまま仕事の一環としているわけですけどネ。

 

いつもそばに置いておく本はジャンルごとに色々ありますが、トリスタンのスコア、バッハの平均律やフーガの技法は、当座必要なくても、「いつもそばにいてほしい」存在なのです。

 

ただまあ、トリスタンの音楽を聴くと、自分自身の存在すら肯定できず危うかった20代を思い出すので、まさに「死の動機」の示す感情に支配されそうで、今になって聴くと気分サゲサゲになりそうでコワいキモチもあるのです。

 

 

 

現代はアマゾンでオイレンブルクのスコアシリーズも簡単に手に入りますし、せっかく時代が進化した今に生きるのなら、若くて吸収力が高いうちに、いろんな可能性を試してみるのも良いですヨ。

 

*マーラーと比較され「興行的」とも揶揄されるR.シュトラウスですが、何を言うても、近代オーケストレーションの雄ですので、ストラヴィンスキーやマーラーやラヴェルとともに、スコア研究は是非しておきたいですネ。

 

 


スコア

手元にいつも置いておきたくて、ショスタコーヴィチのスコアを買い増しました。7番、8番、10番の3冊。

 

アマゾンでも買える、日本の出版社「全音」のミニチュアスコアです。

 

*スコアとしては安価な部類の、2000円以下で買える「ミニチュア」スコアシリーズです。

*七番は、第一楽章を抜粋して、いつか映像化したいと昔から想い続けています。

 

 

既に所有してますが、印刷本は持ち歩く手間が面倒なので、同じ本を買い増して作業部屋に常備しました。

 

久々にミニチュアスコアを読みましたが‥‥‥‥

 

老眼にはキツい!

 

‥‥です。メガネなしでは絶対に読めん。

 

私も歳をとったものです‥‥。

 

 

 

全音さんって、Kindleには進出しないのかな。

 

スコアこそ電子出版に向いていると思います。いざとなれば、32インチで広々表示できますし。電子出版の閲覧用途なら、sRGB/Rec.709の安価なモニタで十分ですしネ。

 

Doverの電話帳のような輸入スコアも、紙面が大きいのは良いけれど、重くて取り回しが大変です。Kindleにしてほしいです‥‥って、ありましたワ

 

*私が20代の頃から愛読している「トリスタン」のDover社のスコアが、ちょっとお高いけど、Kindleで出てました。残念ながらスコアまで「なか見!検索」できなかったので、どんな状態かはわかりません。

 

 

トリスタンのスコアはちょっと高めだったので、色々と物色して、試しにラモーの鍵盤全曲集を買ってみました。私は、バッハはもちろん大好き(というか、基本中の基本ですよネ)ですが、ラモーも好きなのです。

 

珍しいところでは、ファニー・メンデルスゾーン(フェリックスのお姉さん)のピアノ曲集もありました。

 

色々物色してわかったことは、

 

基本は紙のスキャンで、コンピュータのミュージックフォントで綺麗に清書したものではない

スコアの状態がやけに小さい場合があり、読みにくいのも多数

 

‥‥なので、必ず、中身を確認してから買いましょう。まだまだKindle版のスコアは改善の余地があるように感じました。

 

 

 

ちなみに、パブリックドメインの楽曲は、楽譜を無償で公開しているサイトも海外にあります。

 

交響楽団のサイトだったり、専門のサイトだったり、色々ですが、楽譜の状態は必ずしもベストとは言えないですし、バロック時代の記譜法は現在の標準的なスコアとは異なることも多いので(鍵盤楽曲でも音部記号がヘ音とト音のコンビネーションとは限らない)、現代基準で読みやすく清書した原版を、さらに綺麗にスキャンしたスコアは有償でもやむなしです。

 

ただ前述の通り、Kindleの有償版でも、読み難いのも多数混ざっていますので、パブリックドメイン楽譜サイトで作曲家で検索してみるのも良いです。

 

 

 

ともあれ。

 

現在はApple Musicで原曲を検索し音を聴きながら、スコアを見る‥‥ということがいとも簡単にできちゃう時代なんすネ。

 

凄いわ、現在は。

 

 

 

でも、読み込んでボロくなった、長年連れ添った書籍は、愛着もひとしおです。

 

アニメーターで超弩級貧乏になって、光を見失いそうになった時、整然と記譜されたスコアから生まれ出る音楽が、私を勇気づけてくれたのを思い出します。

 

甘ったるい砂糖菓子のような「癒し」なんて必要ないです。もう一度、立ち上がる勇気を与えてくれる音楽こそ、20代の私には必要だったと思い起こします。

 

音楽って、不思議な言語ですよネ。言葉のない音だけで、その作曲家が感じていた意識が、国と時間を超えて、現代に伝わるんですもんネ。

 


G1X FOUR

そう言えばちょっと前に、G1X Fourを買いました。長らく品薄の状態が続いていたのが解消されて、Amazonでも普通に入手できるようになったので、あるうちに買っときました。

 

 

機能の充実っぷりや使い勝手のよさ、そして実機の質感の高さは、人気が出て当然ですネ。G1onのあのオモチャみたいなデザインとは一変し、ペダル付きのモデルでも1万円を切る価格ですから、そりゃあ、みんな買うわ。

 

で、音は試していません。本業が忙しくて、電源を入れたのみです。

 

Zoomのマルチは昔から使い続けているので、音に心配はしていません。最新のZoomがどんなだか、楽しみです。

 

私はアナログ回路も深く愛しますが、デジタルプロセッシングも愛好します。まあ、高校入学のお祝いに、MaxonのDM1000(当時としては格安のデジタルディレイ)を買ってもらったくらいなので、昔からアナログもデジタルも好きだったのです。シンセサイザーの世代でもありますしネ。

 

 

 

脱線しますが、DM1000(デジタルディレイ)のパラメータを、いわゆる「エコー」ではない使い方をすれば、マイクシミュレーションのようなことができるのを、18歳くらいの時に発見しました。

 

5〜20ミリ秒の、極めて短いディレイに設定し、フィードバックは適宜、ドライ音と同じ音量でウェット音(エフェクト音)をミックスすると、普通ならギターをライン録りするといかにも電気っぽい音が、生っぽい何とも言えないエエ感じの「ジュワー」とした音になります。ミリ秒とフィードバックの組み合わせで、従来のライン録りとは思えないかっこいい音が作れるのを発見した時は、嬉しくて嬉しくて「大発見だ」と思ったものです。

 

思えば、そうした「人間の感覚と、機械のパラメータの共存」を若い頃に経験していたからこそ、今のペンタブ作画やカットアウトの取り組みにも普通に馴染めているのかも知れません。

 

 

 

ともあれ、G1Four

 

まだまだ、たまに品切れすることもあるみたいで、興味のある方は「在庫あり」のうちにどうぞ。

 

*エクスプレッションペダルなしのモデルもあります。ボリュームペダル奏法やワウペダルを常用しない人は、こちらのちょっと安いモデルも選択肢です。

 

 


オレンジじゃないけどsqueezer

70年代を中心に、Fusionギタリストの有名どころがこぞって使っていた、ダン・アームストロングの「オレンジスクイーザー」という、ギター用のコンプレッサーがあります。

 

Googleの画像検索

dan armstrong orange squeezer

 

私は高校生の頃、電気屋さんの息子の友達(E.ベースを担当)に、このオレンジスクイーザーの回路を模したコピーモデルを作ってもらったことがあります。「コピーモデル」というと今の感覚だとギョッとしますが、エフェクターの回路は電気技術を学んだ人間なら、誰でも知り得る汎用的な回路構成ゆえに、そもそも特許を取るのが難しいらしく、電気系の雑誌や音楽雑誌で定期的に「君も作ろう!」的に特集されていました。

 

あ、そうか。これはアニメやコミックでも同じことが言えますネ。流行りのキャラデザインを皆でこぞって真似したり踏襲したりしますが、まつげの本数や角度など、パーツや顔立ちで特許を取るのは難しいですもんネ。

 

高校生当時に作ったオレンジスクイーザー的コンプレッサーは、今はもう、どこにしまってあるのかもわかりません。そして、本家製造メーカーのオリジナルも生産中止して久しく、新品は手に入りません。

 

ならば、高校の時と同じように、今度は自分の手際で(今は道具もそこそこ揃っているので)、オレンジスクイーザーを作ってみようと思い立ちました。

 

タッキーパーツドットコム」というパーツ一式を販売しているサイトで、「オレンジコンプ」というセットを買いました。

 

これ。

 

 

 

ケース、ジャック、ポット、基板、レジスタやコンデンサ、トランジスタ、IC、ダイオード、LED、配線材など、全てバラバラの状態のパーツを、ハンダゴテで取り付けて配線していきます。

 

ケースの穴あけ、基板のプリントは、私の道具では無理なので、それだけでもこのキットのありがたさが身に沁みます。

 

軽いハンダゴテの作業は今でもしますが、基板にレジスタやコンデンサを1つずつ取り付けていく作業は、思い出せないほど久々です。おそらく、20〜30年ぶりです。

 

なので、慎重に作業して進めました。案の定、最初の数手で、隣の回路にハンダが流れて短絡するようなミスもしました。適当に余った配線材を先バラにして、溶かして吸わせてリカバーします。

 

ひょうたんみたいな昔ながらのレジスタ(抵抗器)は、色分けでΩを判別しますが、私は色分けを暗記しているわけではないので、いざとなればネットで調べて‥‥と思っていましたが、私のような素人にもわかるように、タッキーさんのパーツ表の備考欄に色分けが記載されていて、すぐにわかりました。

 

筒状のコンデンサのプラスとマイナスはどう見分けるか‥‥とか、ダイオードのカソードはどっちだ‥‥とか、その辺は説明書には書いてないのでネットで調べて(便利な世の中だ‥‥つくづく)、慌てず騒がず慎重に進めて、何とか形になりました。

 

 

 

とてもシンプルな回路ですが、私には十分食べ応えがありました。慣れると、手際もよくなるんだろーなー‥‥。

 

ICは一番最後に取り付けます。ハンダゴテの手際が悪いので、熱でオシャカにしたくないですし。‥‥ちなみに、NJM4558Dというオペアンプで、共立エレショップさんで64円で単品で入手可能です。

 

でもまあ、回路自体はシンプルでパーツ数もかなり少ないこともあり、作業するうちにハンダゴテの手際もどんどん慣れて、パーツの確認や調べごとをして慎重に慎重を重ねても、1時間ちょいくらいで基板は完成しました。

 

昔からイヤだったのが、ケースの狭い空間に「具」を詰め込む作業です。予想した通り、パーツや配線材が交錯して、広々快適とはいきませんでしたが、パーツの向きや取り回しに試行錯誤をしながら、2時間くらい格闘して完成したのが、コチラ。

 

 

 

無塗装銀。

 

なので、オレンジスクイーザーと名乗るのは憚られて、単に、

 

squeezer

 

‥‥としました。ラベルはダイモの小文字モデル(今、アマゾンには見当たらない)で作りました。

 

 

早速、音出ししようと繋げたら、

 

LEDが光らない!

 

‥‥まあ、私のような20年以上ぶりの人間が、何もトラブルなしでイッパツで動作するとは思っていませんでしたので、冷静に対応。

 

音はちゃんと出ており、エフェクト(コンプレッサー)も正常に処理されているようです。つまり、LEDだけの問題。

 

LED周りを一旦外して、電池に直繋ぎして、極性を変えたらちゃんと点灯しました。‥‥しまった、LEDにも極性(アノード・カソード)があるのか‥‥。以前、「転輪塗装器」を作った時は、テキトーに繋いだら点灯したので、油断してました。

 

なので、取り付け直して、無事完成。

 

 

 

音をお聴かせできなくて、文字だけ申し訳ないですが、音はまさに荒削りな「アナログ」な音です。雰囲気だけの「アナログ」ではなく、正真正銘の「アナログ」です。デジタル演算処理が全く介在しない、「アナログ回路」そのものの音〜ファジーで丸っこくてファットな音がします。

 

シングルコイルでよし。ハムバッカーでよし。

 

特に、シングルコイルでの特定の音域の時に見せる「小悪魔」っぽいトーンがたまらないです。

 

まあ、私は電気回路を手際よく作業できる人間とも思えないので、これを機にいっぱい作ってみようとまでは思いませんが、今はもう製造中止の往年のエフェクター(ブースターとかプリアンプなど素朴なやつ)でいくつか欲しいものがあるので、またチャレンジしたいと思います。

 

 

 



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