エラストマーのピック

エラストマー素材のピックを買ってみました。

 

 

 

いつものギター、いつもの弾き方で、音が激変しました。

 

非常にユニーク。

 

シンセで言うところの、ADSR〜音のエンベロープ〜音が発音してから消えるまでの時間的変化が、特にアタック音(音が出る一番最初の部分)において、著しい変化が生じます。

*必ず、アンプを通した音でネ。生音ではわかりにくいです。

 

 

 

商品説明にはアコースティックギターやウクレレにも‥‥みたいな用途が書かれていますが、アコースティックとは真逆の過激に音が歪んだハードなプレイにも十分使えます。

 

ハイゲインサウンドの高速プレイに用いると、音が均質になりつつピックノイズが大幅に軽減されるので、過激なサウンドはそのままに、滑らかで粒立ちの良いフレーズを実現できます。

 

正直、ここまで音が変わるピックを使ったことがありません。

 

ウルテムとかナイロンとかセルロイドとかデルリンとか、そんなレベルではなく、極めて大きく音が変化します。

 

なにせ、ピックが弦を擦るノイズが消え、「トン」「ポン」「タン」みたいな柔らかい音の立ち上がりに変化するので、ギターアンプやエフェクターのセッティングによっては、かなり不思議な音になります。

 

フュージョンサウンド(音をファットにするために、歪みを添える系)だと、実にユニークな角の丸い音のままで、速いフレージングも可能なので、奏法が不明な不思議なニュアンスになります。ルーム335とかストライクス・トワイスなどの往年のフュージョンギター楽曲を弾くと、不思議な速弾きのサウンドになります。

 

一方、歪系エフェクターでブーストした後にハイゲインアンプで徹底的に歪ませるハードロック・ヘヴィメタルサウンドだと、もともと入力を過激にブーストしているので、ピックノイズだけを除去した音圧の均質なフレーズが可能になります。意外にイングヴェイのようなフレーズと相性が良いです。フルピッキングでもノイジーにならずに、レガートに音が繋がります。

 

 

 

アコースティックだけに使うなんて、もったいない。

 

コンプ&ドライブサウンド、ハイゲインサウンド、コンプ&クリーンサウンド‥‥と、どんなジャンルでも使えそうです。

 

特にハイゲインサウンドとの相性が良いのは、驚きました。フルピッキングだとピックの摩擦音でマスキングされていた本来の音が、見事に浮き上がって綺麗に滑らかに聴こえます。

 

過激でヌケの良い歪みを得るには、むしろ出力を抑えたピックアップのほうが良い‥‥とも言いますよネ。入力過多でブーミーになって音が団子になるよりも、音の分解能を保った控えめな入力でエフェクターとアンプ側で歪ませた方が、キモチいい歪みが得られます。

 

同じように、ハイテンションなフレーズを奏でるのに、やたらとノイズが発生するピックで猛然と弾くよりも、エラストマーのようなノイズレスのピックのほうが、むしろ隙のないアグレッシブな演奏が実現できるのかも知れませんネ。

 

 

 

アイバニーズは、ダンロップに負けず劣らず、多種多様な素材のピックを発売しています。トライタンのような耳慣れない素材のピックも発売していますが、エラストマーのユニークさは別格です。

 

常用にせずとも、1枚は持っていても損はないです。

 

 


JAZZ III

ピックはエレキギターを弾く際に必須です。‥‥まあ、Jeff Beckみたいに指ばかりで弾く人も中にはいますが、多くの場合はピックは必需品です。

 

ピックは実に様々な種類があります。昔からピックというと、正三角形を丸くしたようなタイプです。

 

 

私も中学生くらいまでは、このタイプのピックを常用していました。

 

しかし、速弾きが少なからず必要な楽曲の場合、スリムな形状の二等辺三角形のタイプが主流となります。大型の正三角形のピックより、小回りが効くんでしょうかね? 大型よりもスリムな面積のピックのほうが、速く動かしやすいことは、確実にあるでしょう。

 

 

 

 

私もこのスリム三角形のピックをかなり長い期間、常用していました。浅く当てて速弾きもこなし、深く踏み込んでパンチのある音を出したり、柔らかくホールドしてカッティングもこなし‥‥と、オールマイティな性質が常用に向いていると思います。

 

このタイプでは最近、シェクターの「EX・H」を常用するようになりました。

 

 

 

使い慣れたピックは、言わば、マンネリ化。

 

今までの惰性で弾き続けてしまう性質もあります。

 

自分の音を改めて認識し直すため、最近使い始めたのが、JAZZというタイプです。

 

スリム三角形を小型化した独特なタイプですが、世界中で広く使われている定番でもあります。

 

私が使い始めて馴染んできたのは、TORTEXのJAZZ III、1.5ミリの厚めのタイプです。

 

 

 

ピックの物理的な面積が小さいので、確実にホールドすることが求められます。じゃないと、弦が指から滑って落ちてしまいます。

 

小型のピックをしっかりと持つということは、ピックの面積を指で多く占有することになり、弦に当たる部分が狭くなることでもあります。

 

となると、たっぷりと面積のあるピックと違って、使える面積の許容も狭く、総じて弦への踏み込み・深さは浅くなりがちなので、1つ1つの音出しに一層の繊細さが必要となります。場合によっては「弾きにくい」と感じる人もいるでしょうし、動き回って弾く「ショーのステージ」向きでは無いかも知れません。

 

少ない面積を、弦に対して整然と均一に当てることが求められる、ある種の「弾きにくさ」をもつピックと言えます。

 

しかし、その小型で弾きにくい性質が、かえって弾き方に丁寧さを要求することにもなるので、綺麗で粒だちの良い演奏となり、結果的に功を奏します。

 

一つ一つの音を確実に奏でていく所作がプレイヤー側に求められるので、実は、プレイヤーの日々のコンディションの揺れが出やすく、自分を客観的にジャッジするのに適しているとも言えます。

 

 

 

まあ、ぶっちゃけ、どんなピックでも上手に弾ければ良いんです。

 

でも、たまにピックを持ち替えてみることで、自分の中で習慣化して無批判になっていた部分を、意識できるようにもなります。

 

たかがピック。

 

されどピック。

 

材質も、セルロイドやナイロンからウルテム、デルリン、エラストマーまで色々あって、同じ弾き方でも微妙に音が変わります。特に擦れる音は材質によって変わってくるので、持ち替えて試してみると意外な発見もあります。英語で言うところの「無声音」に関わる部分を、ピックの材質が関わっているとも言えますネ。(もちろん、ピックの当て方によっても、ピックノイズは変化するので、総体的なものです)

 

ピックノイズがあまり出ないとのクチコミのエラストマーを今度試してみようと思います。

 

 

 

 


インドネシアのレブスター。

レブスター。

 

 

それはロブスター

 

じゃなくて、レブスター

 

ヤマハのエレキギターです。

 

 

 

 

春に買って以来、愛機となりました。

 

とにかく、楽器としての「しっかり感」がイイ!

 

設計段階から丁寧に作り込まれていて、実際の個体も仕上がりが良いです。

 

安いプレイテックのストラトばかり弾いていたので、格の違いをひしひしと感じました。

 

ヤマハは音叉のマークからも判る通り、楽器のメーカー、音のメーカーです。そのメーカーの誇りを、4万円の本体価格にギュッと詰め込んだ製品は、所有する喜びも提供してくれます。

 

 

 

レブスターはノイズが少ないギターですが、背面のキャビティを開けてみると、電動塗料が丁寧に塗られていて、ノイズ対策を施してありました。そりゃあ、別格で低ノイズなわけだ。

 

実は、レブスターのキャビティの電動塗料の威力を真似して、アリアプロのギターに電動塗料を塗ってノイズ対策をしたほどです。

 

加えて、ボリュームノブのあまりにもしっくりくる位置はどうだ。

 

何度もテストして、一番良い位置に配置しているのが、弾いててよくわかります。

 

しかも、そのボリュームのポットのトルクが絶妙。‥‥私の所有するギターの中で、ボリューム奏法が一番やりやすいギターです。

 

ピックアップの音も、あえて交換する必要がないほど、しっかりとした存在感があります。むしろ、皆が使っているPAFやJBにリプレースするのがもったいないほどです。

 

ヤマハのギターは、エレキである前に、まず楽器としての基本がしっかりしています。しみじみ実感しています。

 

4万円クラスでこの充実ぶり。惚れに惚れております。

 

 

 

現在は残念ながら、インドネシアの工場がコロナの影響下にあり、生産が落ち込んでいるようで、入手困難な状態にあります。

 

インドネシアのヤマハ。

 

インドネシアの人たちが、このレブスターを作ってくれたんか。

 

なんと尊い。

 

いきなり、インドネシアの好感度や信頼感がググンとアップしたんですけど。(単純なヤツだなとか言われそうですが、実際の製品からくる誠実な仕事ぶりは、色んなギターを使っているのでよく判るんですヨ)

 

楽器を丹念に丁寧に作れる国は、信頼できるよ。

 

一生愛し続けるであろうヤマハのRS420 Revstarを作ったのは、ヤマハの設計陣と工場の人たちです。

 

良い製品に巡り合うと、幸せなキモチになるものです。

 

 

 


レトロゲーム風をガレバンで。

GarageBandでショパンのピアノ曲が(大変だけれど)演奏できるということは、1980年前後のレトロなアーケードゲームの音楽ももちろん作って演奏することができます。

 

私はNew RallyXの音楽が好きなのでGarageBandで趣味で作ったことがありますが、さすがにパブリックドメインではない音楽をここでは載せられないので(YouTubeなら著作権の面倒を見てくれますが、ブログに直貼りはNGです)、レトロゲーム風のオープニング音楽を即興で作ってみました。

 

ほいさ。

 

*あ…、リバーブ消し忘れた。よりリアルにする場合は、リバーブなどの残響はゼロにすると、ナマナマしい基板音楽に近くなります。

*昔は音色も自分でそこそこ作れたGarageBandですが、今は音色を選択するのみです。もっと本格的にアーケードっぽい音色にしたい場合は、Logic Proを買いましょう。

 

 

コインを入れてゲームが開始されるまでの短いオープニング‥‥の雰囲気で作りました。

 

曲の感じからするに、パックマンとかマッピーとかミスタードゥーみたいな、キャラが走り回って何かする(雑な説明)的なゲームっぽいですネ。

 

音色はサイン波とか矩形波とかのプリミティブな電子音を使って、やたらと和音は使わずに、ポリフォニック(多声的)な構成にすると、それらしくなります。今回の即興で作った音楽は、2声(モノフォニックを2パート)です。

 

 

 

前回同様、マウス(とキーボード)だけで作りました。鍵盤は使っておりません。

 

他愛のない遊びのようですが、音と絵は実は深い関係がありますから、本業が音関係でなくても、こうしてたまにGarageBandで遊んでみることで、「絵」とは違うルートで表現にアクセスする方法を発見し、絵に新しいアクセス手段を得ることもあります。

 

実際、After Effectsのタイムラインは、管弦楽曲のスコアのようです。

 

様々なプラグインを購入してあれこれ使わなくても、実は映像の「管弦楽法」を駆使すれば、After Effectsの基本機能だけで壮大な映像は作れるものです。

 

「表現」に関する新たな発見は、ほんの気軽なGarageBandのお遊びから始まることも‥‥‥あるかも知れませんよ。

 

 


マウスでショパン、ガレバンで第3番。

現在、mac製品やiOS製品を買うと、もれなく、NumbersやPagesやKeynoteと一緒に、Garagebandがついてきます。

 

GaragebandはLogicに比べて簡易版ながらも、音楽を始めるには十分すぎるほどの高性能・高機能を有しており、使わないでいるのはもったいないです。

 

Garagebandは、ありもののフレーズをコラージュして音楽を作る「音符が読めない素人さん向けソフト」と思われがちですが、いやいや、そんなことはありません。

 

ガチで音符を1つずつ打ち込んでいく「昔ながらのシーケンサー」のような使い方も可能です。

 

 

 

なので、当然のことですが、音符から成り立っている楽譜が存在する楽曲ならば、たとえショパンのピアノ曲でも鍵盤無しに、マウスとキーボード操作だけで音を奏でることが可能です。

 

要は、文字を打って文章を完成させるのと同じく、音符を売って音楽を完成させるのです。

 

文字を1文字打つのとは異なって、1つの音符にはいくつも情報があり、その情報を自分の思い通りにコントロールすることで、自分の演奏したい音楽になります。

 

1つの音には、最低でも‥‥

 

音の高さ(ドレミファ...)

音の強さ(フォルテとかピアニシモとか)

音の長さ(音を短く切ったり、滑らかに繋いだり)

 

‥‥の要素があり、さらには楽譜の中で位置や音色、全体のテンポなども絡み合って、1つの音楽を成します。

 

それらは全てマウスで操作できるので、たとえショパンの難曲でもGaragebandで演奏することができます。

 

iOS版はあまり詳しくないですが、macOS版はタイムラインを拡大表示することで、微妙な位置調整も可能ですし、テンポトラックで細かいテンポ変化も可能、ペダル(サスティン)のON/OFFもマウスで入力可能ですから、基本的な部分はすべてカバーしています。

 

iMacなりMacBookなり、Mac製品を買ったなら、Garagebandでいきなりショパンとは言わないまでも、まずはバッハの易しいメヌエットでも打ち込んで楽しんでみてはいかがでしょう。

 

 

 

数あるショパンの楽曲の中でも、私が大大大好きで昔から何人ものピアニストの演奏で聴き続けてきた「ピアノソナタ第3番」を、ちょっとだけGaragebandで打ち込んでみました。

 

マウスとキーボードだけで、USB鍵盤は一切使用してません。‥‥ので、例えば、MacBook本体だけあれば可能‥‥ということですネ。私はiMacで作りました。

 

第4楽章を、主要主題部の1回目(形を変え3回繰り返されます)だけ打ち込んだのが、以下のムービーです。

 

激しい序奏がありますので、音出しの際は、ボリュームにご注意をば。

 

*楽譜で打ち込みたい!‥‥と言うニーズにも対応できますが、ガレージバンドはよっぽど簡単な曲じゃない限り、記譜が危ういので、ピアノロールをお勧めします。エンハーモニックの解釈は雑だし、ドのダブルシャープを平気でレと表示するダメダメなスコアなので、鳴っている音をグラフィカルに表示するピアノロール形式のほうが打ち込みに向いています。

*ノート(音)のイベントリスト(一覧表)はガレージバンドにはないですが、時間軸を拡大することで、微妙な音のズレをドラッグで調整できます。故意に音をズラすことで演奏性を表現できます。

*とにかく、膨大な音をマウスでめげずに打ち込んでいく根気は、まず絶対に必要ですよネ。After Effectsの大変なカットみたいなもんですヨ。

 

 

いやあ‥‥難しい曲やでぇ‥‥‥。

 

旋律とバス(低音)の進行に挟まれた内声の取り扱いが、とにかく繊細さを要求され、これを生演奏で演奏するピアニストは、まさにスペシャルな能力を有しているとしみじみ思います。

 

そりゃあ、ピアニストによって、解釈の大きな違いも生じます。それを聴くのが、ファンの楽しみでもありますよネ。

 

 

 

Garagebandでの演奏は、人間が弾いている状態の模倣に執着するのではなく、曲の構造を楽しむ意図で打ち込みました。なまじピアニストの演奏を真似たところで遠く及ばないのですから、打ち込みには別の楽しみがあって良いと最近は考えるようになりました。

 

ゆえに、テンポは総じてインテンポ寄りでルバートは控えめです。

 

 

 

 

ムービーを見ていただければおわかりのように、音源トラックは1つだけで、ピアノ音色です。スタンウェイの音源を使っています。

 

ダンパーペダル(画面の一番下の矩形グラフ)はハーフとか使えるともっと表現力が高まるのでしょうが、オンオフだけでも細かく踏み分ければ(細かくオンオフする)、それなりになります。

 

途中で終わっている2回目の主題繰り返し部分は、4連と3連を同時にブッ込んでくるショパンお得意のアレです。シーケンサー泣かせではありますが、Garagebandのようなグラフィカルなインターフェイスなら何とか切り抜けられるでしょう。

 

 

 

私がこの曲をシーケンサーで打ち込んだのは、遥か30年近く前の20代の頃ですが、今再び、打ち込んでみて、改めてこの楽曲の深淵を垣間見た想いです。

 

2020年の今は、Garagebandで何の追加費用なしに、ピアノの色々な楽曲を自分で打ち込んで楽しめます。

 

最近のMac製品なら性能が足りないなんてことはありませんので、せっかくインストールしてあるGaragebandを、コラージュだけでなく、音符を地道に打ち込んでいくシーケンサーとして楽しんでみるのも良いです。

 

映像制作にも応用できる意外な発見があるかも知れませんヨ。

 

 

 

ちなみに‥‥。

 

GarageBandの最大の弱点は、拍子の変更ができないことです。同じ楽曲の中で、3/4拍子を途中から5/4拍子に‥‥という変更はできないようです。

 

拍子変更がバンバン登場するストラヴィンスキーとか、ワーグナーなどの楽劇は、Logicを買ってやりましょう。

 

 


グイター

久々に日曜を完全に休暇にして、溜まっていたギターの改造をまとめて3本作業しました。

 

1番の難物は、42年前に初めて家にやってきたグレコのレスポールのメンテと改造でした。5月には着手していましたが、ようやく先日、メンテを終了し、ピックアップもダンカンのJB=SH-4(定番中のど定番ですネ)、SH-2n、ディマジオのPAF(30年前のオールド)に交換し、見違えるような音に生まれ変わりました。

 

下のメモは、5月に一旦バラした際に、iPadで実物を見ながらメモした実体配線図です。

 

こう言う時に、その場で手軽にメモ画を描けて、なおかつ写真まで取れるので、iPad&Apple Pencilは便利ですよね。ノートパソコンや液タブではできないフットワークです。

 

*Groundが青と緑の2種類で書かれているあたりは、その時の描いた順番ゆえ。

 

3ピックアップという特殊なレスポールなので、特にPUセレクタ周りの配線は細かくメモしました。

 

電装は全て入れ替えました。なので、ガリも接点不良もなしです。

 

完成した写真は、後でまとめてアップする予定です。

 

 

 

次に、アリアプロの型番不明のエントリーストラトモデルを、ディマジオのAir Nortonに入れ替え、電気系統もなんだかんだ弄っているうちに、結果的に全て入れ替えました。

*ピックアップは、アマゾンで買うと全体的に高めです。私はいつもサウンドハウスさんです。アマゾンで買うにしても、相場をネットでチェックしてから買うのが良いです。

 

PUとエスカッションの隙間を、スポンジ(PUの梱包材)で埋めました。ジョー・サトリアーニのメンテ・テクだとか。

 

オレンジのデっかいコンデンサです。ハムバッカーによく使われる定番の022です。

ポットは熱に弱いので、ちゃちゃっとハンダ付けするのがコツです。

 

スイッチポットに交換して、ディマジオ(やダンカン)の4芯1ベア仕様を活用し、ピックアップコイルタップ機能を新規追加しました。ノブをひっぱると、シングルコイルになって、カッティングなどに重宝します。

 

しかし、配線時にいくつのかのシールド線を単線に差し替えた影響か、ノイズが以前よりも感じられるようになったのと、スイッチポットをAカーブに変えたいので(ボリューム奏法を多用するフュージョン向けギターなので)、月末あたりにもう一度、組み直す予定です。

 

合わせて、電装ボックス内に電動塗料を塗布して回路全体をシールドしてみます。ハイ落ちするかどうかは、神のみぞ知る。

 

 

ちなみに、ディマジオのAir Norton

 

凄え、イイです。滑舌がよくなって、音の分離が明瞭・明確で、一気に上手くなったように錯覚します。

 

フュージョンだけでなく、シュレッド系の速弾きのロックにも、音作り次第で粒だちの良い歪みとソロが得られます。

 

 

 

最後に、「出オチ」とか言われそうな、改造を1本。

 

 

 

プレイテックの安ストラトを、「バンヘイレン風」に改造しました。

 

あくまで、バンヘイレン「風」で、レプリカは目指しませんでした。まあ、無理だもん。雰囲気だけでイイです。

 

高校生みたいなこと、してんなよ。

 

‥‥とか言われそうですが、好きなんだからしょうがないス。

 

オリジナルの状態は以下。

 

 

 

いかにも大人しそうなノーマルな3Sのストラトも、鮮烈なストライプが入って、黒いピックガードにリアPU1つとなれば、アグレッシブなギターに早変わり。

 

ちなみに、ストライプは車などに貼る耐候性フィルムを、それこそその場でテキトーにカットして貼っていきました。つまり塗装じゃないんよ。

 

1ハム1ボリュームはもはや回路図など検索しなくても、理屈で配線が解るようになりました。チョー簡単だし。

 

PUは、ディマジオのPAF Masterです。

 

PAFはさほど出力は高くないようですが、そこがまさにサウンドメイキングのポイント。実は歪む音は、何でも出力を高くすれば良いというわけでもないのです。出力が高いとブーミーでダマになることも多いです。

 

ボリュームノブは、余っていたトーンノブを流用したので、ボリュームなのに「TONE」と書いてあります。「アバウトでテキトー」なのが、むしろ「この感じ」にあっていると思ってます。

 

 

 

いつか、音源をアップしたいところですが、まずは改造と設備を整えようと思います。

 

アニメ業界にもギターを弾いてた人は、そこそこいたはず。

 

また、イジってみてはいかが?

 

 


Die Kunst der Fuge

私が高校生の時、バッハ生誕300年のイベントが全世界で開催され、NHK FMでは毎日のようにバッハの曲が流れていました。ギター少年だった私は、有名ギタリストたちの「バッハから影響を受けている」的な発言に感化され、当時エアチェックしては聴き返していました。

 

バッハの曲は劇的で宿命的な何かを感じさせる曲調も多く、それだけで「かっこいい」と思えたものです。何か、ミーハーな表現ですが、当時のキモチを正直に言えば、そうです。

 

今は亡きキース・エマーソンも、フランス組曲の第1番二短調のアルマンドを、ライブで弾いてますよネ。かっこいいんですよ。基本的にバッハは。

 

 

 

アニメーターになって、原画のギャラで普通に生活できるようになると、MIDI楽器も買えるようになり、ヤマハのシーケンサーとMT-32の組み合わせで、バッハの音楽を打ち込むようになりました。

 

バッハの曲はバロック時代の古楽器向けに作曲されており(当時は古楽器なんて呼ばなかったでしょうけど)、特に鍵盤楽曲は近代ピアノではなくチェンバロ(ハープシコード)やオルガンのために書かれていたので、ショボいMIDI音源でもそれなりにサマになる曲が多かったことも、バッハにどんどん傾倒した物理的理由かも知れません。

 

そして手を出したのが、「フーガの技法」。

 

20歳そこそこの、音楽が専門でもない男が、ふと楽譜コーナーで手にした曲集は、あまりにもヘヴィな内容でした。当時はその重さにほとんど気付いていませんでしたけどネ。

 

 

 

「哲学」の意味をネットで調べると‥‥

 

人生・世界、事物の根源のあり方・原理を、理性によって求めようとする学問

 

‥‥とあります。

 

まさにフーガの技法は、哲学のような内容であり、自分がなぜか今ここに存在する不思議な状態の「深淵」を垣間見るような音楽、「黒よりも暗い黒」の淵の中を彷徨うような音楽です。

 

B(シ・フラット), A(ラ), C(ド), H(シ)の主題が現れる、未完のフーガ。

 

今、この歳になって聴いても、そうとうキツいス。直ぐに深淵に引き込まれて、這い上がるのに時間がかかります。

 

とは言え、中途で終わること自体に、「最後まで書けなかったぁぁぁぁぁ」的なドラマチックな演出など不要です。ふと途中で筆を置き、日々の生活の中で未完のまま、バッハは死んだのだと感じます。不意に演奏停止するだけで、劇的ではないからこそ、逆に胸に響くこともありましょう。

 

フーガの技法は、聴きたい人が聴けば良いですネ。決して「エンタメで楽しい」曲ではないから。

 

人生、面白おかしく生きるんだったら、フーガの技法になんて、手を出しちゃダメだよネ。

 

 

 

バッハの没後300年は、2050年。

 

できれば、その歳まで生きていたいものです。

 

そして、自分の愛奏するギターで、いくつかのCntorapunctusをギター演奏用に編曲して、録音したいです。もちろん、未完のフーガも。‥‥精神的負荷がスゴいでしょうけどネ。

 

あと、30年かあ‥‥‥。

 

長いようで短いような‥‥。

 

 


ギター談義

楽器店で売られているギターは、楽器屋さんの面目もありましょうから、全くダメなギターは売っていません。1万円以下の激安ギターでも、楽器としての最低限のスペックはクリアしています。

 

購入者がギターの調整の知識を持っていれば、最低限のスペックから底上げすることが可能になります。

 

以前の私は、自分のギターメンテの能力不足も弁えず、ギターに対して知った風なクチを叩いていたと思い起こします。ぶっちゃけ、過去に自分に言えることは「まずは自分でギターを調整できるようになれよ。」です。

 

例えば、プレイテックのST250でも、ネックの反りの調整、サドルの上下による弦高調整、アームのバネによる弦のテンション調整、バネの調整はスプリングハンガーの位置とスプリングの硬さの組み合わせによって、好きなように調整可能ですし、アーミング時のチューニングの乱れを抑え込むことも可能です。弦の太さ〜0838か0942か0946かによっても各所の調整は必要で、いい感じに調整できると見違えるように弾きやすくなります。

 

なぜ、こういう知識を、20代の頃に蓄えられんかったかなぁ‥‥。買ってきたままのギターをただ弾くだけで「良いギター、悪いギター」なんて判断するのは、無知丸出しだよね‥‥。

 

安いギターには安いなりの特徴はあります。しかしその特徴が必ず弾きにくさに直結するのではないです。安いギターでも弾きやすいギターには仕立てられます。楽器屋さんで売っている安ギターならば。

 

 

 

ネットでは、フィニッシュだけはカッコよさそうに見える、3万円台の不明ブランドの中華ギターが売られていますが、楽器としての評価は散々ですネ。手を出しちゃいけないギターの筆頭です。インテリアとして遠目に見るのなら良いでしょうけどネ。

 

同じ3万円を出すなら、ヤマハのレブスターとか、シェクターのC-6とか、イバニーズの廉価RGとか、私は持っていませんがグラスルーツとかにしておけば、楽器として普通に満足するポテンシャルを得られます。ヤマハならパシフィカも良さそう。

 

*ヤマハの2ハムのパシフィカ。最近のヤマハはどのジャンルも品切れで入荷未定続出で、このパシフィカも入手が難しい状態です。私の愛用するREVSTAR RS420も、今では入荷未定です。‥‥コロナの影響?

*ヤマハさんは、できれば今度、24フレットのパシフィカを出してくれないかなあ。22フレットと24フレットでは、たった2フレットでも、間には大きな川が流れております。

 

 

今から20年前頃に、アジア工場での楽器生産が盛んになった理由か、価格が安くなったものの、恐ろしくギターのクオリティが下がった時期がありました。アリアプロの27フレットギターとか、27フレットが売りなだけで、他の箇所が著しく雑な仕上げで、幻滅したものです。

 

しかし、2020年の今は、クオリティを持ち直しているようです。業界の内情は全くわかりませんが、製品からひしひしと感じます。

 

ヤマハのシンガポール工場製のレブスターRS420を愛用していますが、全然危ういところが無くて、大満足です。シンガポール工場の職人さんに感謝することしきりです。楽器としても、とても吟味された設計で、ボリュームノブの位置も良いし、ポットのトルクも絶妙だし、フュージョン大好きな私の愛機中の愛機です。ヤマハの音のままで楽しみたいので、ピックアップを交換するつもりもないです。ドライスイッチも良い機能だと思います。

 

私と同世代で、高中正義さんの楽曲が好きな人には、強くオススメしたいギターです。

 

*私が持っているのは木目が見える赤です。往年のSGを現代版として復活させた雰囲気のRSは、しっかりと現代ならではの要素も併せ持っており、楽器としてのポテンシャルは高いです。アンシンメトリーのダブルカッタウェイは、現代版SGの風格の証です。

*どのショップを見ても、入荷のめどが立たない‥‥って、そうか、シンガポールも今はコロナで大変でしょうしネ。

 

 

 

私はアニメではヤマトが好きだし、999も好きだし、うる星も好きだし‥‥で、何のヒネリもないド直球のアニメ好きな少年でした。

 

同じく、音楽もヴァンヘイレンやディープパープルやツェッペリン、高中正義さん、高崎晃さん‥‥と、コテコテのギター少年路線にハマっていました。サダージライブツアーのパンフレットは今でも本棚に普通に置いてあるし、思い起こせば、高校1年生の時に「ジャガーの牙」を地元のライブイベントで弾いたこともあるよ😆 TUSK OF JAGUAR、イイネ。

 

高中正義さんの「Moon Rose」という曲は、可愛らしくて綺麗な曲ですが、プレイそのものはハードで、中高の頃は弾ききれませんでした。ヴァンヘイレンの曲が何曲もさらえても、Moon Roseはハードロックとは別の難しさが満載の曲でした。

 

*演奏内容がハードになる2:08のあたりからどうぞ。結構良い歳になってから弾けるようになりましたが、今でも自分のコンディションを測るために弾く、定番の曲です。

*当時、レーザーディスクでしか見れなかった映像です。中学生の頃、友達と一緒に毎週、池袋の西武デパートのLD売り場に見に行ったなあ‥‥。今見ても、運指などとても参考になりますし、PUセレクターがリアとフロントのハーフトーンであることも確認できます。

 

 

 

ギターがあれば、雨降る4連休に家で過ごしても、全然退屈じゃないですヨ。

 

まあ、今週は、私は家でも仕事‥‥なんですけどネ。

 

誰か一緒にフュージョンやらん? ‥‥というのは、昔からハードルが高くて、各パートにテクが必要なので、中々メンツが揃わんのよね。

 

 

 


7弦あれば

私は10代の頃から「バッハをエレキギターでそのまま弾けないか」考えていましたが、音域の制限があり、ずっと留保し続けてきました。さらには、ポール・ギルバートさんがまさにエレキギターで2声のインベンションを弾いてるのもビデオで見て、「やっぱり生半可なテクじゃ無理だな」と怖気付いていたのもあります。

 

しかし、バッハは難しい曲ばかりではありません。加えて、今は9弦ギターまで存在するので、ほとんどのチェンバロ曲が4オクターブ(49鍵)で演奏可能なバッハの楽曲は、もはやギターによる演奏は不可能ではなくなりました。

 

例えば、私のC-7 DELUXEは、7弦がBなので、49鍵(12x4+1=49)のチェンバロに当てはめると、

 

1番下のド(C):7弦1フレット

2番目のド(C):5弦3フレット

3番目のド(C):3弦5フレット

4番目のド(C):1弦8フレット

5番目の最高音のド(C):1弦20フレット

 

‥‥となり、7弦ギターで理想的に当てはまります。もはや移調せずに、オリジナルの調で弾けるわけです。今さらですが、スゴイ!

 

 

 

 

欲張って、いかにも速弾きのテクニックが必要な曲ではなく、小プレリュードの中のテンポの遅い曲から攻めてみようと考えております。2〜3声のゆったりしたテンポの曲は、実はもう以前から選定済みです。

 

休日にLogicで運指を記譜しながら、のんびり編纂するくらいで私にはちょうど良さそうです。

 

ちなみに、LogicはMIDIチャンネルで使用する弦の記譜を指定できますが‥‥‥、あれ? 多弦ギターのTAB譜って設定できるのかな???

 

 

 

 

出来ました。

 

自分で7弦ギターのプリセットを作って、譜表スタイルを新作して割り当てれば、作れますネ。

 

 

 

C-7 DELUXEは、在庫さえあれば、サウンドハウスさんで3万円台で買える、激安7弦ギターですが、前回書いたように品質は高いので、全く不足なくバッハが弾けそうです。

 

現代は、様々なものが高品質かつ安価に買える、幸運な時代ですネ。

 

 

 

 


シェクター

弾き易過ぎでしょ。シェクターとアイバニーズは。

 

日頃、プレイテックとかスクワイアの安いギターばかりに馴染んでいると、シェクターもアイバニーズもその弾き易さゆえに容易に音が出るので、指が「勢い余って」しまいます。

 

アイバニーズは今さら話すまでもないほどメジャーですので、シェクターを。

 

 

 

シェクターのエントリークラスは、税込みで3万円台と、決して激安ではないですが、一番最下位のエントリークラスでも、惚れ惚れする弾きやすさと品質の高さを誇ります。

 

一番安い「C-6」でも、これで十分と思えるほどの安定した品質です。

 

*アマゾンはシェクターが弱いですネ。というか、ギターの販売自体が弱いか。

 

 

 

1つ難点があるとすれば、PUセレクタに初期の接点不良があることですが、接点復活剤をさせば正常になります。パーツの流通・ストックの関係なのかな?‥‥と考えつつ、さっと対処して解決です。パーツ自体には問題はなさそうです。

 

エントリーギターは、PUの交換が必須だったりしますが、C-7(私の所有しているのは7弦なのでC-7)のオリジナルPUは、ヌケと粘りを両立した音質で、交換の必要性を当座は感じません。

 

出力だけ無闇に高いピックアップではなく、PAFの様な「パフっとした感触(=なんだそりゃ)」なのは、見た目のイメージに反して、ちょっと驚きました。なので、70〜80年代のフュージョンをいまどきのC-7多弦ギターで弾いてもハマります。もちろん、ヘヴィなディストーションエフェクトとも相性が良いです。

 

弦高はかなり低くしてもフレットに干渉しませんので、テンションの弱い08-38と組み合わせれば、触れただけでスイスイ音が出る、極楽ギターになります。

 

ゆえに「弾き易すぎて、指が余る」なんていう贅沢な悩みすら生じます。正直、もっと弦高を高くして弾きにくくしても良いくらいです。

 

私はC-7 Deluxeと、Omen Extremeの2本を所有していますが、両方とも他のメーカーのエントリークラスと比べて明らかに弾きやすいです。同価格帯のアイバニーズのRGエントリーシリーズ(RG350とか421とか)は同じくらい弾きやすいですが、シェクターも負けておりません。

 

 

 

これだけシェクターのエントリーギターが品質が高くて弾きやすいのなら‥‥

 

10万円代クラスのギターは、否が応でも期待してしまいます。

 

*「C-1 FR-S APOCALYPSE RED REIGN」です。14万円です。サスティニアックがついているのも、わたし的には魅力です。

 

 

 

アニメを毎日作っていると、リアルタイム感覚がどんどん錆びてきます。

 

もちろん、Apple Pencilで絵を描く時には、ワンストロークごとがリアルタイムなんですけど、「アンドゥ自由」なのはリアルタイムとは呼びにくいです。

 

半紙に墨で描くのなら、まさにリアルタイムそのものですけどネ。

 

紙と鉛筆も、消しゴムが使える時点でリアルタイム感は少ないです。

 

楽器は、演奏が始まったら、アンドゥもリドゥも無いから。

 

1音ごと、1小節ごと弾く‥‥なんて、無いから。

 

ゆえに、アニメ制作では日頃体験できない、待ったなしのリアルタイム感覚を鍛えられます。

 

「錆びつき防止」の趣味としては最高の部類と思うんですよネ。ギターとかピアノとか。

 

1日中、アニメの作業して疲れ果てて、ほんの30分だけでも弾けば、頭の中がデフラグされます。上述の通り、リアルタイム感覚が全く違いますから、リセットされるのです。

 

指先をめっちゃ使うので、「最近ボケた」とか言う間もないですしネ。

 

 

*バッハを弾くと、相当、「頭の中のこんがらがり」が解消されます。多声音楽の為せる効能でしょうネ。

 

 



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