No.

ナンバーの略字、「No.」は、なぜ「エヌ・オー」なのか、Numberにはオー=Oの文字がどこにも含まれてないのに‥‥と、前から不思議でした。‥‥もしかしたら、長年、スペルを間違えて続けていたのでは?‥‥と不安に思って調べたら、「No.」の由来が解って安心しました。

 

「No.」には、日本人の「和製英語」感覚で意識できない2つの要素が入っておりました。

 

まず、

 

ヌメロー「Numerō」という「ラテン語」由来の綴り

 

そして、

 

略字には、頭文字だけでなく、最初と最後の文字を連結する方法もある

 

‥‥とのことを、この歳になって知りました。‥‥‥知ってました? 私は知らんかった。。。

 

 

まず、Numerō。

 

ヌメローなら、NもOも含まれますので、「No.」と略すことに大きな破綻や無理はなさそうです。

 

では、なぜNumではなくNoなのか。

 

以前から、ナンバーを「Nr.」とも略すことがあるのを知っておりましたが、深刻には考えていませんでした。

 

日本人は和製英語の国民なので、アルファベット系言語の略しかたを肌身で実感できません。特に、アニメ業界は、ブラックのことを「B.L」と略したり、透過光を「T光」と略しますから、日本人の英語感覚の最たるものですよネ。

 

由来が英語なのかフランス語なのかドイツ語なのかロシア語なのか、「サボる」「アルバイト」「いくら(魚卵のね)」とか、原語が何かなんて、暇でも持て余していなければ、調べようとは思わないほど、生活に馴染んでいます。

 

まして、ラテン語においては、なおさら。

 

ラテン語は語尾変化が激しく、「綴りの最初と最後の文字をつなげる」方法によって元の形を明示するようです。ゆえに‥‥

 

「Numerō」>「Nō」>「No.」

 

‥‥となるようです。最後のドットは「省略してますよ」という印ですネ。ドットの由来については、詳しく調べていないので判りません。

 

「NO」についての詳しくは、以下のサイトをお読みになってください。

 

ナンバーはどうしてNO.か?

https://www.kitashirakawa.jp/taro/?p=7970

 

 

こういう根拠のある略字は、今後も使い続けよう‥‥と思いますが、アニメ業界の「B.L」「B.L.」だけは使う気にならんす。使うのなら、「BL」か「BL.」でしょ? BとLの間のドットは何? Black Lineの略? いやいや、そしたら「BL塗り」は意味が通じないでしょ。BLの略字の由来は、Blackの頭二文字だと思いますヨ。

 

 

略字で思い出しましたが‥‥、話は逸れますが、未来のアニメ制作においては、もうそろそろ、ズームとZ軸移動を使い分けた方が良いと思うんですよ。拡大縮小は全て「T.U.」「T.B.」で扱っちゃってますけど、それはちょっと乱暴。というか、時代錯誤。

 

ズーム=Scaleと、T.U, T.B=Z座標のPositionは、明確に動作が違いますから、私は使い分けたいと思いますけどネ。

 

でもまあ、TU、TBの略字に慣れて十年、数十年ともなれば、慣習を変えるのは中々難しいでしょう。なので、新しい技術基盤で実践することにします。

 

 

 

 

 

 


EOS R

キャノンEOSの新しいカメラ「R」。

 

 

フルサイズ(=35ミリライカ判同等サイズの撮像素子)のカメラのボディにしては、実売25万円と低価格なのに驚きました。フルサイズはプロじゃないと買えない値段=数十万が普通でしたからネ。

 

しかし。

 

レンズのマウントは新しい「RF」。今までのEFマウントではないので、マウントアダプタを介さない限りは、RFレンズを新調する必要があります。

 

そのRFレンズのお値段。

 

マクロレンズが6万円。‥‥まあ、これはいいス。

 

その他が中々なお値段です。まあ、L(エル)レンズなので、もともと上級クラスなんですけど、コンタックスのレンズを買うかのごとくのお値段です。

 

例えば、以下のズームレンズは、37万円。

 

 

 

 

どぐわ。

 

まあ、フルサイズの新たなEOSの門出ですもんネ。いきなりコンシューマ向けの廉価モデルではないですわな。

 

カメラを道具にして、年間何百万円も稼ぐような人向け〜プロ向けですネ。

 

 

 

私は、こういうカメラを無理して買ってもオーバースペックなので(職種的にも)、EOSのEFマウントの中級機種とか、ルミックスのコンデジあたりを相変わらず物色します。

 

これでムービー機能が4K60pに対応してくれればな〜‥‥。

 

まあ、4Kテレビの120fpsで補完して観れば、4K30pでもいいっちゃいいんですけど、60pで撮れるのなら、その方が良いです。色々と便利だから。

 

 

 


批評

「モノ」を実際に作りだす人間にとって、「批評」という行為は「何か釈然としない」、キモチがひっかかる行為です。それが一言だけのツイートであったとしても。

 

まあ、なぜ、ひっかかるか‥‥は、モノ作りの人間なら必ず覚悟すべき言葉〜「そう思うのなら、自分で作ればいい」という言葉〜が必ず返ってくるからだと、わかっているからです。「他者の成果物を批評する前に、自分自身を見つめろ」‥‥という暗黙の常識が、モノを生み出す人間には浸透しているのです。プロとして対価を得る人間は特に‥‥です。

 

ギタリストの場合

「アイツはギターが下手クソだ」

→「じゃあ、オマエはアイツより上手く弾けるのか?」

 

脚本家の場合

「この脚本はここがイマイチ」

→「じゃあ、オマエはその脚本より良いものが書けるのか?」

 

アニメーターの場合

「あいつは絵が下手だし動きも悪い」

→「じゃあ、オマエはアイツより絵が上手で動きも上手いのか?」

 

‥‥という流れになるのを、同じモノ作りの人間だったら、普通に避けます。モノを作り上げる難しさ、自分の仕事を全うする難しさを知っている人は、状況がよく判りもしない同業の他者を安易に批評する気にならないのです。「大変そうだな‥‥」と思うことはあっても‥‥です。

 

他者の「ウマいだ、ヘタだ」を批評するのなら、自分はかなり「上手い」と自己評価できて相当な覚悟ができている必要がある‥‥と、「同業者」なら思うのです。

 

 

でも、批評という行為に対して、それ以外にも「釈然」としないキモチが残ります。なんか、モヤモヤした気分といいますか。

 

それは、すなわち‥‥

 

 

‥‥のようなこと‥‥、なんでしょうね。

 

「批評されているものよりも、批評している者のほうが偉く見える」というのは、なんだか「モヤモヤ」を指してそのものズバリですネ。人は、往々にして、「分析することで、モノゴトを理解したと錯覚する」イキモノのようにも思いますし。

 

猫の行動を分析できても、猫を理解したことにはなるまい? 分析して「知った気になっても」、見落としや分析不足はやまほどあるわけです。

 

昔の歌で「包帯のような嘘を見破ることで 学者は世間を見たような気になる」‥‥みたいな節も思い出します。

 

その後に続く、「批評することはきわめて容易なので」〜「他のいかなる方法によっても人の興味を引くことができない凡庸な輩の避難所となる」‥‥という一節は、相当キツいことが書かれております。

 

 

でも、批評という行為をして、「凡庸な輩の避難所」と言い切ってしまうのも、極論過ぎるな‥‥と思っています。

 

私は20代前半の頃にニーチェ著作の文庫本を読んで、大いに共感したことがありますが、その内容は批評的・批判的な側面を多く含んでいました。以前の価値観・倫理観に対して、容赦のない批評を展開したことが、当時20代の私のココロに響いたのです。つまり、内容が批評的な性質を多く含んでいても、筆者の尋常ならぬ洞察力と分析力が伴って文体を為せば、それは著作=モノ作りと呼ぶに等しく、受け手の心を揺さぶる‥‥と実感します。

 

ただ、作品制作者がツイッターで気軽に、自分の能力も覚悟も棚上げして、同業者の作品表現をあれこれ言うのは、批評というよりは軽口であって、少々軽率かなとは思います。やはり、作品作りだけでなく、批評にもクオリティは存在するのでしょうネ。

 

 

 

 


新型MacBook Pro、46万。

新しいMacBook Proが発表されましたネ。

 

 

 

私はMacBook Proはあまり必要としないので、買うことはないですが、怖いもの見たさにカートに入れてみました。

 

15インチモデルをベースに、Core i9、32GBメモリ、1TB SSD‥‥という映像制作に必要なBTOをカマしたら、

 

税込46万円。

 

 

高い‥‥ねえ‥‥。

 

まあ、CPUはi7で我慢したとしても、32GBメモリと1TBのSSDは必須です。2020年代の映像制作では32GBだって足りないくらいだし、512GB SSDでは、色々なライブラリを入れたらすぐに半分消費しちゃうだろうし、キャッシュの置き場を考えると1TB SSDは必須です。

 

46万。

 

なんだかもう、お金の感覚が麻痺してきちゃったよ。ボクは。

 

 

こんだけ高いんだもの。内部のSSDは、実測で2000MB/s(=16GBbps)くらいは出て欲しいよねぇ。公式発表では3.2GB/sを謳っていますから、実際にiMac Pro並みの速度(3000MB/s近く)が出るのかも‥‥知れませんネ。

 

46万円も出すんだから、そこらへんの安いパーツで構成したノートPCとは歴然とした性能差が出てないとアカんですわな。

 

 

ちなみに、私が使っているのは、2013年あたりのMacBook Pro 15インチです。去年あたりにローンが終わりました。

 

私は、もうよほどのことがない限り、MacBookは買わないと思います。iCloudとiOSの連携によって、持ち歩きはiPad Proで充分ですし、そもそもMacBookじゃ直に絵は描けないですからネ。職業ゆえの選択です。

 

おそらく、実写畑の人は、今後もMacBookは必要になるように思いますし、デスクトップ機にひけをとらない性能によって、対費用効果は充分あるでしょう。

 

i9の6コア12スレッド(たぶん)、32GBメモリ、高速なM2の内部SSDを1TB、15インチのRetinaかつP3‥‥と、映像制作には充分ですが、やっぱり46万は強烈だわぁ。

 

 


名前

自分の名前に限らず、ハードウェア、ソフトウェアに至るまで、様々な「名前」は、疑似人格とも言える、時と場合によっては重要な要素です。

 

あくまで私の持論ですが、名前に「ガギグゲゴザジズゼゾ」のような刺さる響きが含まれていると、幼い頃から名前で呼び続けられることにより、潜在的に人格に影響が出るように思います。

 

「ガンギ」という名前でずっと呼ばれるのと、「まるみ」という名前で呼ばれるのとでは、人間だけでなく、猫や犬でも、何か変わってくるように思うのです。言葉のカタさ、柔らかさは、その言葉で呼ばれたり話しかけられたりして、特に幼少の覚醒期には影響がそこそこある‥‥と思っています。

 

実際に、子猫に「ねむねむねむねむねむ〜」と優しく話しかけながら、口の周辺を撫でてあやすと、ふわふわと眠りに落ちたりします。柔らかい音は、生き物をリラックスさせるのかも‥‥知れませんネ。

 

 

コンピュータの名前も、現場では思いの外、重要です。特に、似たようなマシンがひしめいていると、製品名では混乱します。

 

iMac Pro

iPad Pro

Mac Pro

 

‥‥。ん〜、ややこしい。結構、言い間違えます。特に、「i」ほにゃららと、ほにゃらら「Pro」が混同します。

 

なので、愛称。実践的には、DNS名。

 

ネットワークに「iMac」としか見えていなければ「誰のiMac?」となりますが、例えば「アデーレ」「アグネス」「アルマ」とかになっていれば、疑似人格を伴うことにより、特定が比較的容易になります。もし命名規則に意味を持たせるのなら、Aで始まる名前は2018年導入機材、Bで始まる機材は2019年導入機材‥‥のようにしても良いですよネ。

 

実はこのABCDで西暦に関連づける方法は、猫のブリーダーさんから聞いた話です。「スミレ」「ソフィ」「サイモン」という名前は、「S」で名前が始まるので、2001年生まれの子だ‥‥とわかるわけです。(もちろん、飼い主さんが、その命名の習いにのってくれれば‥‥ですけどネ)

 

 

命名規則は、例えば航空機、軍用機などは、「お国柄」「国民性」が興味深く反映されます。

 

旧日本軍:

零式艦上戦闘機

A7M2

九九式艦上爆撃機

三式戦闘機

キ84

四式重爆撃機

 

 

皇紀で正式型番を決めて、愛称はあったりなかったり、命名の表面に出るのは、皇紀何年に正式採用されたか、機種は何か‥‥だけです。開発名では海軍はメーカー名なども含まれ、陸軍は大雑把に通し番号での管理です。

 

「皇紀何年か」‥‥というのが、過去の日本のお国柄そのもの‥‥ですネ。個よりも群で‥‥という全体主義的な点も含め。

 

 

イギリス空軍

スピットファイア Mk.III

ハリケーン Mk.IIc

ボーファイター Mk.X

 

 

イギリスも特徴的です。正式採用の年とか、全く記述無しです。何よりも愛称、名前そのものが全てです。偵察機か攻撃機か、種別もわかりません。

 

「スピットファイア」などあくまで名前が基本で、そこに「マークスリー(Mk.III)」とか、「改良型」「発展型」の通し番号が付与されます。さすがに産業革命、蒸気機関の国ですネ。機械に愛着を感じている様子が想像できます。

 

 

ドイツ空軍

Fw190A

Bf109E

Me262A

Ta183

 

 

ドイツも全く違います。「マイスター」のお国柄でしょうネ。

 

まず航空機メーカーの略号がきて、その次に「航空機メーカーの開発した何番目か」の数列がきます。戦闘機か爆撃機かなどの種別も判らなければ、正式採用の年なども判らず、わかるのは「どのメーカーが作った何番目の飛行機か」だけです。

 

しかも大戦後期には「メーカーではなく、主任技師の略号」を先頭に掲げる規則に変更されました。同じ技術立国でも、個を封じて全体を尊ぶ日本人とは全く逆の意識です。日本とドイツが似て非なるものの良い例です。

 

 

最後はアメリカ。アメリカは少々ややこしく、歴史の新しい国らしい特徴があります。

 

旧アメリカ海軍

F4F

F4U

AD

 

 

短かい略号にまとめているのが特徴です。先頭のFは戦闘機を表しAは攻撃機、数字は通し番号、最後のアルファベットは製造メーカー略号です。F4Fは「戦闘機の四番目、グラマン社の」という意味を表現しています。

 

ADって何よ。‥‥普通ならば、A1D、「攻撃機の一番目、ダグラスの」とすべきですが、1は省略したんでしょうかネ。う〜ん、アバウト。旧アメリカ海軍は、何か「場当たり的な」名称の雰囲気があって、例えば「SBD」はドーントレスという急降下爆撃機ですが、「SBD」‥‥てさ‥‥ADと同じで、数字は入ってないし、しかもアルファベット3文字だし、文字列を見たときの一貫性が希薄ですよネ。

 

しかし、この命名規則は、大戦中の陸軍航空隊(空軍ではありませんでした)の航空機名称との違いでごちゃごちゃっとしたこともあってか、戦後の「航空機の命名規則一斉変更」でアメリカ全軍が同じ命名規則になりました。日本の航空自衛隊も踏襲する命名規則です。

 

現アメリカ空軍・海軍

F-15C イーグル

F-22A ラプター

A-7A コルセア

F/A-18F ホーネット

 

 

「F/A-18」なんていう名称はやや苦しい部分もありますが、基本的にはかなりスッキリとした命名規則です。愛称も正式に規定されることが多く、実機を連想しやすい命名です。

 

色々な国から人が集まってできた国っぽい、あっさりしていて簡潔で、愛称でも覚えられる‥‥という、合理性と実用性を兼ね備えています。作った人よりも、使う人の「実利」を優先していますネ。そもそも軍用機が何のために存在しているのか、合理的に考えた結果がよく表れています。

 

 

名前、命名規則って、その集団の個性や特性が、しみじみと表面に表れます。「合理的」といっても、その合理性がどの部分をターゲットにしているか‥‥も含めて。

 

ですから、集団の気風やドクトリンも、ときには経験値やスキルまで、命名規則でわかってきます。下手をすれば、今までの歴史すら想像できちゃいます。

 

名前は、大切にしたいもの‥‥ですネ。

 

 

 


スポット、出た

アマゾンからEchoファミリーの新顔「Echo Spot」が発表されましたネ。

 

 

 

うーむ。これは机に縛られがちなアニメーターやコンポジターは、色々な役割を任せられて良さげです。

 

あ‥‥。でも、音声で操作だから、大部屋でシーンと静まり返っている環境だとNGかな。

 

自宅作業者や雰囲気の砕けた現場なら大丈夫でしょう。なので、ウチも大丈夫。

 

 

 

アレクサにお任せで音楽を流すと、たまにかっこいい曲が流れて、曲名とアーティストを確認したくなることがあります。言葉でアレクサにアーティスト名を言われても、カタカナの英名だと、聞き取り難いことがありますしネ。なので、2.5インチでもモニタがあるとメモできます。

 

時計になるのもいいですネ。そもそも、声でアナウンスするアレクサの時刻機能は結構便利で、同僚も同じ意見でした。寝転んだ時などに必ず時計が見えるとは限りませんし、暗い時にも見えないこともあります。「アレクサ、時間は?」というだけで時刻を読み上げるのは、意外に便利です。日頃、ディスプレイが時計になって「置き時計」のように動作するのも、これまた良さそうですネ。机に置くのにぴったりです。

 

で、お値段は14,980円。安いすネ。相変わらず。‥‥Appleだったら、39,800円くらいで設定しそうですネ。

 

 

ただ‥‥、アレクサの弱点は、部屋にいくつも置けないことですかね。複数のEchoが一斉に喋りだしても気色悪いですし。

 

もっと呼び名(Wake Word)を増やせば解決するんですけど、今後、どうなんでしょうかネ。難しいんですかね。

 

 


完成模型

完成品の模型といえば、PAPO(パポ)。フランスのメーカーです。

 

比較的安価に、飾り映えのする完成度の高い模型が手に入ります。

 

これ。

 

 

 

私は5〜6年前に買って、棚に並べています。

 

ただ、恐竜にまで本格的に手を出すと、もうアウトなので、ほどほどにしてます。

 

 

やっぱりさぁ‥‥、ネットの画像の1〜2枚じゃわからないことも多くてさ。

 

この角度から見ると、こんな風に見えるんだ‥‥と、いくらでも立体を手に取って確認して答え合わせできるのが、ネット画像にはない、立体造形の強みですよネ。

 

 

パポの良い点は、控えめな色彩で逆に恐怖感を醸し出す塗装技術ですネ。

 

他のメーカーだと肉食恐竜の牙の周辺とかに、いかにも血肉にまみれた真っ赤な色彩を使いますが、パポはくすんだ色調を使うことでリアルさを強調し、かえって怖さが増す演出です。

 

何色も重ね合わせて微妙な色彩が表現されており、西洋画の本場ヨーロッパ(=変な言い方ですが)の色彩感覚が製品にも息づいています。おそらく、この価格で販売できるところをみると、アジア生産だとは思いますが、要は「製品の設計が肝」ですからね。

 

 

 

ドイツのシュライヒは、パポほど恐竜が得意ではなく‥‥というか、子供向けに怖さを抑えてわざとリアル過ぎないようにしているのか、得意分野は動物シリーズです。

 

 

いざ、チーターを描け、ワニを描け、と言われても、日頃から動物好きで描いてなければ、そうそう描けるもんではありません。シュライヒは表情や体つきの味付けがちょいちょい可愛い感じになってますが、日頃棚に置いて損はないです。

 

 

 


紅白みたいな

WWDCを見てます。毎度のことですが、まるで子供が紅白歌合戦を最後まで見れずに寝てしまうがごとく、眠気が襲ってウトウトしてしまいます。

 

AR、ミーモジ、AppleTVのドルビービジョンとアトモス、macOSモハベ、‥‥と、今年のWWDCはソフトウェア中心ですかね。

 

eGPUの話も出ましたネ。TB3経由でGPUを強化するアレです。4K制作でもガチでGPUは重要要素なので、実地での有用性や可能性を探りたいところです。

 

現時点=日本時間午前4時で、Apple Storeが「更新中」になっていないので、新製品はなさげな予感。

 

ならば、話は決まった。現行製品で環境を組めばよいです。6月は色々と目まぐるしくなりそうです。

 

 

 

 


目玉焼き

生卵を、じっと見つめてどんなに願いをこめても、目玉焼きにはなりません。灼熱の日差しの炎天下で、たまたま生卵を車のボンネットに落としたら、目玉焼きになっちゃった‥‥ということは奇跡的にあるかも知れませんが、車のボンネットのゴミをたっぷり吸着した目玉焼きなんて食べる気もしないです。

 

生卵は、しかるべき調理するメカニズムとプロセスを経て、目玉焼きになります。

 

 

 

お皿にハムと生卵を並べて、「神よ。目玉焼きに成らせ給え」とどんなに祈り続けても、生卵は決して目玉焼きにはなりません。何日も祈り続ければ、そのうちに腐って食えなくなるでしょう。

 

で、普通は「フライパン」の登場です。ガスコンロかIHコンロに油を馴染ませたフライパンをのせて温め、生卵を投入、水少々を加えて蓋を閉じ、火力は焼き上がりのお好み次第で、カリっにもシットリにも出来上がります。

 

でも、フライパンだけが目玉焼きを作れる道具ではありません。

 

電子レンジでも作れます。

 

「おいおい、やめろ。卵が破裂するだろ!」

 

‥‥というのは、電子レンジを知らない人。もしくは古いノハウしか知らない人。

 

ご覧のように、目玉焼きは破裂することなく、作れます。

 

 

 

ベランダのプランターのパセリも添えてみました。なかなか綺麗に出来上がりました。

 

「電子レンジだと生卵は破裂する」とある種、宗教上の禁忌や迷信のように思い込んじゃっている人は、なぜ生卵が爆発せずに目玉焼きになるのか、まるでメフィストの所業のように思えるでしょう。

 

ないない。

 

「なぜ、電子レンジだと、生卵が破裂するのか」、そのメカニズムを知って、破裂しないメカニズムを導入し実践すれば、職場の電子レンジで簡単に目玉焼きは2分で出来上がります。電子レンジを一切汚すことなく、です。

 

黄身が膨張して破裂するのなら、破裂させなければ良いのです。黄身にガス抜きの穴をつまようじでつついて3個くらい開けておけば、上図のように、黄身爆発を防げます。

 

レンジ加熱前に水を小さじ1〜2杯ふりかけ、全体を覆うプラ製のふたで閉じ、700ワットで2分も加熱すれば(卵2つの場合)、加熱時に発生する水蒸気でしっとり柔らかく蒸し焼きしてくれます。

*私は固めな黄身が好きなので、レンジ加熱後にすぐにふたを取らず、そのまま2分くらい蒸して余熱で加熱します。半熟や柔らかめが好きな人は、すぐにふたをとって熱を逃せばOK。

 

 

 

思えば、この「電子レンジでの目玉焼き」は、アニメ制作においても、示唆に富む内容です。

 

 

  • 生卵に対して、いくら念じて祈っても、決して目玉焼きには変化しない
  • フライパンだけが目玉焼きを作る方法だと信じて疑わない思考の狭さ

 

 

例えば、「制作費が上がれば、窮状改善が云々」という論調。

 

「せめて現場の制作費を2倍にしてくれれば、アニメーターの報酬をアップできる」‥‥なんて、まるで生卵に祈願するがごとくです。「なんで2倍になるのか、そのメカニズムが存在しない限り、神頼みを脱し得ない」ですよネ。

 

なのに、制作費向上・報酬向上のメカニズムは全く考えずに、いつか窮状を助けてくれる人や会社が現れる、いつか奇跡が起こる‥‥という夢想を前提にどんなにお金の計算をしても、虚しいばかりです。メカニズムそのものが存在しないんだから。

 

なぜ、今までの制作費で作っていたアニメに、今まで以上のお金を出資する会社が現れるのか。明確な理由=利潤、旨味が見込めるからです。人道上、倫理上の観点で動くわけ‥‥‥‥‥ないじゃないですか。

 

つまり、ビジネス発展の見込みがあるからこそ、そのビジネスに先行投資するわけです。見込みのないものに、どこの誰が大金を投入するのか、自分の身の丈で考えても解ります‥‥よネ。

 

メカニズムをもたない、根拠のない、「制作費2倍3倍」なんて、神頼みそのもので、生卵を何のプロセスもなく目の前で目玉焼きへと変える「奇跡」を待つがごとくです。残念ながらどんなに祈っても、死ぬまで、そんなこと起こりはしない‥‥ですよネ。

 

 

そして、旧来のメカニズムやプロセスへの、無批判で盲目的な執着。

 

なぜ黄身が破裂するのか、そもそも白身と黄身のどちらが破裂するのか、大して調べもしないで、およそ狂信的に「卵は電子レンジにかけちゃダメ!!!」と終始するのは、誰にでも起こりうる「盲点」です。

 

黄身に2〜3個、小さな穴を開けておくだけで、あっけなく、破裂は防げます。

 

というか、何かが膨張して何かに閉じ込められるメカニズムがあれば、黄身でなくてもレンジ加熱で炸裂するんですよネ。黄身だけが炸裂するわけじゃなく、似たような構造をもつなら、肉でも魚でも破裂してレンジ庫内を汚します。

 

つまり、どういうことか。

 

作業上の経験や技術、慣習は、時として、とんでもない盲点を生み出すということです。その技術や経験に自負をもつほど、余計に、です。

 

ですから、日頃なんとなしにスルーしている経験上の慣習も、時には疑ってみて、他のメカニズムの可能性を考えることも、作業者・技術者・表現者には必要です。

 

「オレはこれで喰ってきた。生き抜いてきた。だから、オレの技術は絶対的な信頼がある」というのは、非常に危うい。

 

その絶対的な自信が、絶対的な盲点を作り出し続けていることにも、結構イイ歳になった経験者なら気付くべきと思います。そして、新たな発想法で、違うメカニズム、違うアプローチ、違うプロセスで、のぞんでみるのです。

 

 

未来のアニメ作り。

 

生卵を前にして、ただただ、祈り続ける人もいるでしょう。

 

フライパンだけが道具だと思い込む人もいるでしょう。

 

 

それこそ、ず〜っと今まで棚上げしたり盲信してきたことを、全部棚から下ろして洗脳から抜け出て、じっくり1つ1つ考えてみても、2020年代は良い頃合い‥‥だと思うのです。

 

生卵が自動的に目玉焼きへと変わる奇跡を、自分たちは延々と待ち続けてはいないか。

 

普通に考えれば、絶対に起こり得ないことを、なぜ、自分たちは「自分たちには起こり得る」と思い込んで、ずっと待ち続けているのだろうか。

 

奇跡などハナから諦めて、とっとと目玉焼きを調理して食っちまえば良いだけです。もし目玉焼きの方法が見つけられないのなら、見つかるようにあの手この手でアクションするだけです。

 

 

 

 


ねこ

仕事続きで疲れている時、ふとネットで猫の写真をみると、疲れを忘れて独り笑いすることが、私はけっこうしょっちゅうあります。

 

IPPONグランプリの「写真でボケて」シリーズのような、写真と文章の組み合わせは特に好きで、独りの仕事場で人知れず吹き出したりもします。

 

以下、Pinterestより。

 

 

 

 

「パトラッシュ、パトラッシュ」「犬が犬が」と、「まあ、犬が主人公の話だから」と流して見ているうちは良かったものの、あまりにも、犬犬犬犬、犬犬犬犬言っているのを見てるうちに、どんどん胸糞が悪くなって、最後の方では殺意すら芽生える‥‥みたいな「事前のストーリー」を写真と一文から想像するうちに笑いがこみ上げてきます。

 

「無事ハムスターが見つかったのに謝罪がない」‥‥というのも、それまでに起こった色々な出来事やセリフを想像すると笑いを誘います。ハムスターや家族は一切写真には無くて、猫の表情だけでストーリーを想像するのが楽しい。

 

 

こういう「全部言い切らない」で「想像する」のって好きなんですよネ。猫や写真ボケに限らず、アニメの見せ方でも。

 

例えば「風鈴が鳴っている」と文字で書かれていても、風鈴そのものを必ずしも描く必要はありません。

 

窓が開いている向こうに夏の青空が広がっていて(BGオンリー)、音だけで「チリン、チリリン...」と表現すれば、逆に、風鈴そのものを描写するよりも色々な情報を見る側に想像させることができます。

 

風鈴そのものを描いちゃったら、そこでイメージが決まり過ぎちゃって、見る側に想像する楽しみや余白を与えないことにもなりかねません。我々は映像を作っているのですから、絵と音と時間軸をうまく構成して駆使すれば良いのです。なんでもかんでもシナリオに書かれている事柄を直球で描いて表現するだけが能ではない‥‥のは、まさに映像表現の醍醐味ですよネ。

 

 

話を猫にもどして。

 

猫って、一緒に暮らしていたから判りますが、妙に人間臭いところがあって、独立独歩でマイペースのわりには、興味を示して参加してきたり、狼狽したり、取り繕ったり、愛情を試したりと、「揺れる感情」がたまらないイキモノです。

 

ゆえに、写真で思いもよらない表情や仕草が撮影できたりもするんですよネ。

 

またいつか、猫と暮らしたいとは思っています。ただ、猫の命を看取るところまで年数計算すると、そんなにのんびりと「いつか」なんて考えてはいられないようにも思います。

 

 

 

 


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