レーザー

現在、新しい作業体制に向けて、ちまちまと物品の整理と模様替えを徐々におこなっているのですが、その際に少なからず寸法の計測が必要になります。

 

で、レーザー。

 

 

ボッシュのレーザー距離計「ZAMO2」です。

 

必要最低限の機能だけですが、日常用途なら十分。手の届かない天井や棚の奥まで、レーザー照準が届いて、距離を簡単に測る事ができます。

 

精度も十分です。メジャーも計測時のたわみ・ゆるみなどで決して正確に距離を計測できているとは言えませんから、測定精度±3mmで困ることは皆無です。数ミリの精度が欲しい隙間なら、大人しく定規やノギスで測れば良いですしネ。

 

レーザーポインターの赤い点がクッキリと計測面を照らしますので、迷うことなく計測できます。スチールラック支柱の穴を避けて、ピンポイント狙いでも計測可能です。狭い隙間から奥の壁を狙うこともできます。

 

ちなみに、距離計側は、照射レンズからの距離ではなく、本体後部から計測されます。距離計が入る空間さえあれば、計測できるっちゅうことです。

 

ピタゴラスのアレ‥‥、2辺を計測してもう1辺を割り出したり、1辺と角度だけで2辺を割り出す計算など、多機能な性能が欲しい場合は、もう少し高いヤツを買いましょう。GLM500は角度計測ができるので、水準器としても使えるみたいです。(私自身は使ったことはないです)

 

レーザー距離計は簡易的なモデルでも、作業部屋に1台、せめて会社に1台は欲しい、環境メンテグッズです。

 

 


Fire HD 10、12480円。

年がら年中、しょっちゅうやってる、アマゾンのセール。

 

また、Fire HD 10が安売りしています。

 

 

今度は12,480円。

 

うーん、安い。10インチの高密度HD液晶のタブレットがこの値段

 

私は前々から「Kindle図書館」構想を準備しているので、この機会に10インチと8インチをさらに買い足しました。

 

一体、何枚買ったことになるのか、もう数える気もないFire HD。

 

ディスプレイの性能が高いので、技術書を読むには最適です。同室のスタッフに技術書を読んでもらう際に、たくさんの書籍を詰め込めるFireがあれば、書籍で空間を無駄に消費しなくなり、空間をもっと別のことに活用できます。

 

 

 

ちなみに、「iPadと同じことができなくてがっかりした」的なレビューを見かけますが、iPadはiOSの開発費とか色々が内包されてあのお値段‥‥ですもんネ。iPadと同じことを15000円のタブレットにもとめちゃあ‥‥ダメです。

 

Fire HD 10は、高品質低価格のビュワーであって、決してゲームマシンではないです。綺麗な映像でAmazon PrimeビデオやNetFlixやiPhoneで撮った映像を見たり、JPEGやPDFなどのキャラ表や美設やコンテをみたり、フルカラーのKindleを読んだりするのが主目的として適当です。

 

2017年のFire HDシリーズは、使い方さえわきまえれば、恐ろしくコストパフォーマンスに優れた製品ですヨ。iOS8止まりの古いiPadを使うくらいなら、Fire HD 2017モデルに切り替えた方が、全然快適です。

 

 

在庫一掃セールとも読める安売りではありますが、今の性能でも十分良いので、欲しい人は安いうちにどうぞ。

 

 


AmazonのHDD取り扱い事情

日曜日に細々とした機材をAmazonで購入したのですが、その中には2.5インチのHDDも含まれていました。

 

で、今日届いたのですが‥‥‥‥‥

 

 

ダンボールと封筒の2種が届いており、届いたダンボール箱を開けてみたら、バッテリーとHDDケース。

 

「???」と思って、同時に届いた茶色の封筒を外側から触って確認してみたら、‥‥‥いかにも、2.5インチっぽい中身の大きさ。‥‥‥ヤバい。ヤバすぎる。

 

薄い茶封筒を、恐る恐る開けてみると‥‥‥‥

 

 

うわー。

 

HDDがビニール袋のまま、封筒で届いちゃったよ。いくら小さい2.5インチとは言え‥‥。

 

 

お煎餅の個別包装かのごとくの、ビニール袋(銀色のフィルム)の包装のみで、厚紙の箱にすら入ってない。

 

下図は開けた後の包装。これがHDDを包装していた全て、です。

 

 

フィルムの包装の中身は、もちろん生のHDD。基盤もむき出し。

 

お煎餅なら「割れちゃった」で済むけど、HDDは割れたら(割れないけどね。壊れる可能性は高い。)タダでは済まんだろ。

 

HDDはたいてい、何重もの梱包の最後の最後に、この銀色の袋に入ってますが、その「最後の袋」が直にテキトーな封筒に入って、そのまんま配送されてきちゃいました。

 

雑だなー。

 

封筒を、何かの拍子に角にぶつけたらアウトじゃん。

 

薄い紙1枚とフィルムごしに、基盤丸出しだよ。

 

封筒は、この通りの申し訳程度のプチプチ。

 

 

 

今まで色々なHDDを通販で購入してきたけど、この包装がピカイチ(?)で「雑さNo.1」です。

 

 

いや‥‥‥

 

私も悪いのです。

 

アマゾンのHDDは包装が雑でヤバいのを、すっかり忘れて、他のと一緒に注文しちゃったので。

 

 

なので、早速、HDDのサーフェーススキャンでチェック。

 

アマゾンの良いところは、もし故障してたら、即、金で解決できるところです。

 

うりゃ!‥‥と3時間近くかけて、仕事のバックグラウンドでテストしてみたら、

 

 

 

ならば、よし。

 

異音も全くしないし、動作も俊敏です。

 

奇跡だな。

 

まあ、1ヶ月以内に故障したら、即、送り返す準備はしておきます。

 

 

配送業者さんは、中身に何が入っているかなんて知らないんだし、大きさや重量で梱包方式を安易に決めるアマゾンのやりかたは問題アリアリですね。

 

よくまあ、無事に届いたもんだ。

 

でもまあ、そうしたアマゾンのリスクも含めて、適材適所で活用すれば良いだけ、ですネ。

 

 


ファイヤーのテン

タイムセールで、AmazonのFire HD 10が、13,980円(税込)で売っております。Fire HD 10は、1920pxの画素を10インチに詰め込んだ高詳細のディスプレイで、指先の操作に鋭敏に反応するストレスフリーな処理性能、そして何よりもその低価格‥‥と、趣味にも仕事にも使える非常に優秀なタブレットです。

 

私は去年、2枚買いましたが、「全然足りん。もっと欲しい。」と思うくらいです。ぶっちゃけ、あと3枚欲しい。

 

クラウドを活用した設定ビュワー・絵コンテビュワーとしての使い方も板についてきて、Fire HD 8や10などの優秀なタブレットの存在もあり、ペーパーレスはどんどん加速するばかりの作業環境です。

 

‥‥が、なぜか、買い控える私。

 

なぜ‥‥というのは不正確で、買い控えている理由はわかっているのです。

 

以前の底値を知っている(12,000円を切ったことがある=サイバーマンデー)

最近の安売り傾向から、新モデルの存在が気になる(在庫一掃の雰囲気)

 

まあ、どの理由も「そんなの気にしてないで、欲しい時が買い時、必要な時が買い時だろが。 とっとと決済せい。」と自分自身思うのですがね。

 

‥‥と、ブログで書いてみて、考えの整理がつきました。やっぱり、3枚はともかく、1枚は買っておこう。すぐに必要な状況‥‥ではあるので。

 

 

 

‥‥というのも、自宅の作画環境がショボくてな。

 

iPad Proは良いとして、ビュワーがiOS9.3.5止まりの古いモデルしかなくて、10インチのHDクラスのが欲しいと常々思ってたのです。

 

以前買ったHD8(2017)はKindle図書館用途に、HD10(2017)は絵が綺麗なので寝ながらビデオを見る用途に使い回してしまい、自宅の作画環境に残ったのは、HD7(2GHz帯しか対応してない古いモデル)と、iPad 2と、iPad miniで、余り物で構成した一番粗末な環境です。特にiPad 2は、画像をめくる動作が鈍くてトロくて、ビュワー用途にはもう無理っぽい印象すらあります。クリーンインストールして身軽なはず‥‥なんですけどネ。昨今の画像サイズがどんどんデカくなっているのも、旧世代端末がトロい原因だとも思います。

 

絵を描くには、iPad Proだけありゃあいい‥‥って話ではなくて、設定なり参考なりを「見るパッド」も重要です。iPad Proで描いてるのに、設定や参考がA4のコピー用紙印刷物では、むやみに場所を消費して切ないス。

 

古い書籍しか存在しないのならまだしも、制作さんがPDFや静止画ファイルで管理している設定類を、わざわざ重い紙(=大量に刷れば)に出力して、それを運んでもらって受け取って、机に広げて場所を取る‥‥というのは、あまりにも非効率ですもんネ。

 

設定や参考を紙ではなくビュワーの運用に変えれば、机はスッキリ広々、しかも大量の設定を薄いタブレットに詰め込めます。‥‥いや、詰め込まなくても、クラウド経由にすれば、どの端末でも共通の書類を表示できます。

 

その点で、極めて有用性の高いのが、Fire HD 10の2017年モデルです。基本性能が高く、値段は激安。

 

クラウド運用のノウハウさえ確立すれば、以前に比べてものすごく安価に、作画環境を構築できます。

 

 

職場で使っているiPad Air(いちばん最新のモデル)が、どうも「膨らんできてる」気がしてます。いわゆる「バッテリーの膨張」でしょうかね。まだ「気がする」程度なので、気にしないことにはしてますが‥‥。

 

‥‥高い金だしても、それじゃなぁ‥‥。

 

まあ、ずっと充電ケーブルにつなぎっぱなしで使っているのも、バッテリー的にはマズいんですけどネ。iPhone 3GSとFire HDXはそれでダメにした経験があります。机に据え置きの用途でも、たまにはケーブルを外して故意に放電させてあげたほうが良いみたい‥‥ですよ。

 

 

 


Fire HD10

KindleでPythonとかSwift関連の書籍を読むようになって、もう1枚、Fire HD10が欲しいこの頃。飯食いながら、でかい画面で読みたいです。

 

また、7千円引きのセール、やってくんないかな。

 

2017年のHD10は、わたし的に、今までのFireで一番最良のモデルだと思っています。コスト、性能、運用、何も文句なし。使い道豊富で、仕事にも役立ちます。

 

既に2枚持っていますが、それぞれ配置についているので、持ち歩き用のが欲しい。

 

噂されるiPadの2万円台モデルとやらも気になりますが、Fire HDは1万円前半だもんネ。

 


老Pad。

私が所有するタブレット型端末の中で、iPad 2が一番古いモデルなのですが、どうも動作が遅いし重いし不安定です。まあ、iPad 2のiOSは9で打ち止めだし、そろそろ引退の時期なのかな。

 

Safariを使っていると突如暗転してクラッシュするのは、ヤメて‥‥。

 

iPad 2は自宅でビュワーとして使っているのですが、その隣に置いてあるiPad miniもこれまた、iOS9.3.5で打ち止め状態。

 

家にあるのは、皆、引退寸前のiPadばかりです。

 

 

でもまあ、もうちょっと我慢しよう。自己資金だからな。‥‥春になれば、色々なAppleローンがどんどん終わるし。

 

Amazonのクラウドを賢く使ってFire HD 10に乗り換えるのも良いですが、iOSはなんだかんだ言っても使いやすいですからネ。

 

 

iPad Proが有機ELになるとか、Mac miniやMac Proの新型が出るとか、色々噂はありますが、「お金を出して買うだけの身」としては、ただ状況を傍観するのみです。良い時期で買うのが、ユーザにできるせめてもの工夫です。

 

今は、手元にある機材で事を進めましょ。

 

 

 

 


どっち

iPad ProとCintiq Proは同じ価格帯ですが、ちまたでは「どっちが良いか」なんてよく比較されます。

 

どっちが良い?

 

どっちも良いよ。

 

決定的な性能差なんて、無いです。

 

瑣末な差をあげつらって、どっちが優れているか‥‥なんて、目くそ鼻くそ(失敬)です。技量でカバーできる僅差でしかありません。どちらかでないと自分は絵が上手に描けない‥‥なんて言う人は、そもそも絵が下手な人だと思います。キッパリ。

 

ストラトだとめちゃ上手く弾けて、レスポールだと全然弾けない‥‥なんてギタリストはいないでしょう。

 

 

*指板の感触や出音の好みはありますよネ。でも、それは単に好みであって、上手く弾けるか否かを分けるものではありません。ちなみに、私はハイフレットの弾きやすさで、ストラトをよく使います。

 

 

ぶっちゃけ、圧倒的にレイテンシーもペン先との距離感も無いのは、あくまで実際の鉛筆やペンや筆で、iPad ProとCintiq Proはどうしてもコンピュータのプロセスが介在するので、違和感は拭えません。お高いMobile Studio Proでも、現実の画具の「リアル感」(=あたりまえですが)には遠く及びません。

 

そうした違和感が大前提〜現実の画具・筆記具とは違うことが前提で、iPad ProとCintiq Pro、Mobile Studio Proなど、自分の運用において最適なものを選べばよいだけです。

 

私がiPad Proを選んでいるのは、iOSがベースにあって、操作性がマウスやキーボードに依存しないタッチ操作であること、そしてmacOSとの連携によって運用が円滑であることです。そこにProcreateなどのタッチ操作でどんどん生産性が上がるソフトウェアもあって、iPad Proに落ち着いています。

 

 

つい最近、実体顕微鏡を買いましたが、精度云々のレベルで言えば、iPad ProもCintiq Pro, Mobile Studio Proも目くそ鼻くそ(2回目失敬)です。

 

 

実体顕微鏡を覗きながら超極細面相筆でペイントするのに比べれば、ペンタブの精度なんぞおおらかで可愛いものです。

 

でも、その可愛いレベルでも、使い方や運用を洗練させることで、強力なツールになります。

 

絵が下手で、運用も下手な人々が、自分のヘタレを棚に上げて、道具に責任転嫁しているに過ぎません。安易に道具のせいにする奴って、下手くそが多いんだよな‥‥。音楽でもさ‥‥、大して練習もしないのに、すぐにギターのせいにする奴って、軽蔑されてたもん。

 

3〜4万の低解像度液タブはともかく、iPad ProやCintiq Proくらいの性能があれば、十分、プロの仕事はできますヨ。実際、私はiPad Proだけで描きの仕事を全てこなしていますし、今や世界的に有名なイラストレーターのあの方(名前は伏せときます)もiPad Proを常用しております。Cintiqを使ってプロの仕事をしている人も数多いでしょう。

 

 

 

私はコンピュータに繋ぐのが前提のCintiqよりも、ふわっと軽いフットワークのiPad Proを好んで使っていますが、Cintiq Proしか存在しないのなら、Cintiq Proを迷わず使っているでしょう。

 

描いた絵をそのまま山のように詰め込んで、外に持ち出して人に見せられるiPad Proの軽快さが気に入っていますが、Cintiq Proしかなければ、別の方法でフットワークを稼ぎます。

 

 

どっちが良いか? ‥‥なんだろうね、その贅沢な悩み。

 

むしろ、iPad Proもあって、Cintiq Proもある2017年現在を喜ぶべきだと思います。持ち出したければiPad Pro、コンピュータに繋ぎっぱなしで動かさないのならCintiq Pro‥‥くらいのざっくりとした分類で良いと思います。上手く描けるか否かなんて、関係無しです。

 

 

10年前に同じこと、できた? ‥‥それを考えれば、それこそ「やりたい放題」じゃないですか。

 

 

 


CS6起動不能

最近知ったんですけど、El Capitan以降のMacOSXはAfter Effects CC 2014以降しか動作せず、CS6〜2013のAfter Effectsは起動すら出来ないんですネ。私らのメインOSのSierra、High Sierraは、CS6へは近寄ることもできません。

 

CS6(2012年春に発売)なんて、ここ数年全く使ってなかったので、起動しないこと自体に気づきもしませんでした。CS6があったとしてもたまに受け取るだけで、CS6での出力は皆無だったので、そんなことになっているとは露知らず。

 

要するに、現在のmacOSは、アニメ業界のAfter Effectsと互換性がない‥‥ということです。

 

言い方を変えれば、アニメ業界のAfter Effectsは、ここ2〜3年のmacOSと互換性を欠くほど旧式だ‥‥ということですネ。

 

 

なぜ、アニメ業界は最新版のAdobeソフトウェアを使わないのか。

 

なぜ、CS6止まりなのか。

 

深刻度のレベルは違いますが、どこか、3年前に話題になった「西陣織のフロッピー」の話が頭をよぎります。

 

 

 

もちろん、アニメの「撮影」は、最新版のAfter Effects CC 2018で充分可能です。CS6じゃないとソフトウェアの問題で撮影不可ということはないです。

 

つまり、アニメ業界の主流がCS6なのは、最新のバージョンへと環境全体を更新するのに必要な「お金」の問題だろう‥‥と思われます。

 

 

 

当然のこと‥‥ではありますが、アニメ制作に関わる全ての会社が、CS6から更新できないほどお金に困っているわけではないです。

 

私の、あくまでも推測‥‥ですが、どこかのいくつかの会社(=大量にAfter EffectsやPhotoshopなどのAdobeソフトウェアを導入しているアニメ会社など)がCS6からバージョンアップする資金がなくて、そのうちに連帯的にアニメ業界全体が「CS6縛り」になったのではないか‥‥と推測しております。

 

まあ、言うまでもなく、ソフトウェアだけ更新すれば良いのではなく、マシン、時にはプラグインまで、芋蔓的に更新しなければならない厳しい状況も、同時にのしかかります。

 

そして、Adobe CCの「月額・年額」制度は、「一度買ったら、それ以上はお金を払う必要はない」と信じて疑わない「作画机の感覚」の制作現場にとって、かなり受け入れ難いものなのでしょう。

 

 

でもさあ‥‥‥‥‥‥。

 

必要なお金をけちり続けて、もうどうにもできなくなって、ようやくAdobe CCに移行する‥‥なんて、ほんとに「CS6に依存してきた人々」ができるんですかネ。‥‥私は無理だと思いますヨ。昔から今まで、お金が無いまま続けてきた個人・団体が、未来にお金がポンと用意できるはずがないです。

 

Adobe CCのようなサブスクリプションに対応してこなかった「習慣病」を、アニメ業界が簡単に直せるとは思えないですもん。

 

様々なお金の問題を、延々、延々、延々‥‥‥と「やり過ごして」来たがために、2020年代になってから、溜まりに溜まった、莫大かつ深刻なお金の問題と向き合わなければならなくなる‥‥かも知れませんネ。

 

 

200万円の乗用車を買ってさ、購入10年後に、「新車と同じ性能が蘇るように、無償でメンテしろ」だの、「新しい排ガス規制に合わせて、パーツを無償で交換しろ」だなんて言う購入者、居る?

 

Javaのセキュリティバージョンアップや、マシンやOSの更新、そもそも映像の品質基準がどんどん高度化して、時代が確実に進んで、それでも「ソフトウェアだけは10年前のままで使い続けたい。追加で一円も払いたくないから。」なんて言うのは、愚の骨頂。

 

 

ソフトウェアだけは10年前のままで使い続けたい‥‥というのなら、今後の新しい映像技術の商売には参画しなくてもOK‥‥だと宣言しているようなものです。

 

2020年代に突入して、まだ「アニメの撮影はCS6」とか言ってたら‥‥‥どうする?

 

でも、「2年後もCS6のまま」というのは、決して否定できないですよネ。現在のアニメ業界の雰囲気からして。 ‥‥だって、CS6の次はCCなので、サブスクリプションが前提の運用形態になりますもんネ。

 

もし本当に数年後もCS6を使い続けているのなら、アニメ業界には過去だけあって、未来はない‥‥というのを、まさに象徴するでしょう。

 

‥‥まあですから、アニメ業界とは別に、会社も個人も、アニメ映像制作の新しい道を考えるべきだと思うのです。アニメ業界じゃなくても、アニメが作れて商売にできるんなら、それでいいじゃん。

 

 

 

映像産業は、時代とともに生きていくのです。

 

もし、社会と隔絶した趣味の世界だったら、PowerMacintosh 8500と漢字Talk7.5とAfter Effects3.1とドングルとPhotoshopでずっと作り続けても良いでしょう。認証の為にネットワークに繋がっている必要すらないもんネ。320x240寸法で作っても、本人さえ満足してれば、時代の流れとは無縁の趣味の世界なのですから良いのです。

 

しかし、時代とともに、映像制作を産業として成立させようと思うのなら、コンピュータの製造元も、ソフトウェアの製造元も、そしてアニメ会社やアニメ制作者個人も、一蓮托生なのです。一緒に時代の流れに(たとえ呉越同舟のようなことがあったとしても)同じ船に乗って進んでいかねばなりません。

 

 

現代の社会、そして未来の社会で商売したいのなら、自分らの業態も時代性を考慮すべきだと思います。それは会社であっても、個人であっても‥‥です。

 

 


アンチグレアを貼る

Fire HD 10は、画面が美しいのは良いのですが、周辺の映り込みも綺麗に美しく反射します。背後に明るい物があると、画面にいちいちクッキリ映り込みます。

 

そんな時はアンチグレアのフィルムを貼れば、映り込みが目立たなくなります。

 

しかし、画面にフィルムを貼るのは、経験者ならお判りでしょうが、かなり面倒です。埃・塵が画面とフィルムの間に混入するのを防止するのが、とても厄介です。

 

私は以前から、Digioの薄いフィルムを使っているのですが、どうも、貼るのが難しい。

 

以下の工程で、埃が入りやすいんですよネ。

 

この辺の段取りはどのフィルムも同じ。

 

ここからが曲者です。真ん中の接着面保護の剥離フィルムを剥がして、一部分だけガラス面に固定してから、残りを剥がす‥‥というコンセプトですが‥‥

 

これはヤバい。もし、貼り付けフィルム側に埃が付着していたら、どんなにFire本体側のガラスを綺麗にしようと、この段取りで埃が付きます。

 

 

「3」の段取りで埃が混入しなければ、綺麗に貼れますが、これがなかなか難しいです。「1」と「2」の間に「接着面保護の剥離フィルムを確認し、もし埃が付着していたら、丁寧に除去する」という「2.5」の段取りが必要です。

 

本体ガラス面に埃がついていないか、確認したり除去するのに、非常に神経質になるのに、貼り付けるフィルム側にも同じだけ埃の除去に神経を使う‥‥のが、面倒なのですヨ。少なくとも、私はDigioを何回か使ってみて、「嫌になって」きました。


Digioはペラペラで薄く、フィルムの厚みを感じさせない快適な使い心地になりますが、貼る際に埃も混入しやすいのが難点です。

 

なので、他の貼り付けフィルム。

 

以前から使っているメーカー、ASDECの「Fire 2017用」を買ってみました。

 

 

Digioよりコシがあるので、接着面保護の剥離フィルムを全部剥がした後で、位置決めして一気に貼り付けられます。剥離フィルムに埃がついていようと、影響しないわけです。Fireに直に接着する面は、剥離フィルムによって、貼る寸前まで埃から守られているので、安心です。

 

 

 

では、早速、フィルム貼り。

 

しばらく生のままで使ったFire HD 10は、以下のように汚くなっています。

 

*うーん、汚い。埃と指紋が酷い。

*映り込んでいるのは、丸型の蛍光灯、サブモニタ、iMacのスクリーンセーバーです。くっきり映ってますネ。

 

 

まさか、この状態で貼るわけにはいきません。

 

都合、汚れや埃を除去するわけですが、日頃から私は以下の3つを使って汚れを除去しています。

 

 

 

マイクロファイバーのクロスFUJI FILMのレンズクリーニングリキッドで、ほとんどの汚れは除去できますが、キョンセームの表の面(キョンセームには裏と表があります)で仕上げ拭きをすると、ガラス全体がぼんやり薄く曇っている状態だったのが、くっきりクリアになります。‥‥まあ、比較しないと、わからない程度の曇りなのですが、確実にクリアに蘇ります。

 

*ガラスに付着した汚れは除去完了。後は、ガラス面に乗っている微かな埃を、フィルム付属の粘着テープで絡め取ります。

*ガラス面に鎮座する極細毛のような埃は、カメラ用品を持っているのなら、ブロワで優しく丁寧に吹き飛ばしても良いですネ。

 

 

FUJI FILMのリキッドは、特殊なコートが施された高価なカメラレンズのガラス面や光学フィルタなどのクリーニングに使うものなので、iPadやFireのガラス汚れ落とし(=油汚れ系)には最適だ‥‥と、少なくとも私は実感しています。得体の知れない洗剤や濃度の定かではないアルコールを使うより、FUJI FILMのリキッドのほうが遥かに安全で、しかもカメラ愛好家たちに何十年も愛用されてきた実績もあります。私が一眼レフを買った30年前には既に売ってたもんネ。

 

キョンセームは表のしっとりした面を使って、薄い膜のように張り付いた曇りを除去するのに使います。少々お高いですが、目が飛び出るほど高いわけでもないので、作業場に1人1枚くらいは所持していたいですネ。タブレットだけでなく、コンピュータのディスプレイなどもキョンセームの表裏の面を使い分けて綺麗に拭けます。

 

ちなみに、考えもなしに、保護フィルム付属の「おまけクロス」を使うと、せっかくキョンセームで仕上げたガラス面をかえって「汚し直す」結果にもなります。ASDECに付属していたクロスは、使わないほうが良いかも知れません。汚れました。‥‥なので、もう1回、上記3点セットで拭き直しました。

 

で、貼ったのがこちら。

 

*10インチと7インチ、2台分をいっきに貼りました。

 

蛍光灯の直撃を受けても、円のフレアになっております。決して、蛍光灯のディテールが映り込むことはありません。

 

光が映り込んでも、下図の感じで、上手くぼかして目立たなくしてくれます。図像右側のフレアが周辺の強い光の映り込みですが、まあ、この程度で済んでいます。アンチグレアのフィルムを貼らないと、光源だけでなく、光源で照らし出された背景までクッキリと映り込みますもんネ。Fireの角度を僅かに変えて、光源の芯を外に追い出せば、反射はほとんど気にならなくなります。

 

 

 

 

Fire HD 10のガラス面は、使用する状況によっては背後の情景をクッキリと反射するがゆえに、どんなに高品質なパネルでも形無しだったのですが、アンチグレアフィルムを貼ることで概ね解決しました。

 

ディスプレイに映し出された画像・映像を、じっくり見つめることの多い映像制作関連の職業柄、アンチグレアの何らかの処理は必須でしょうネ。

 

 


なので、iMac 5K。

iMac Proの値段が明らかになって、「やっぱり買えない」と思っている個人は沢山いるかと思います。まあ、Apple的には、はなから業務用をターゲットにしているのでしょうネ。

 

4K業務に使うのなら、まあ、iMac Proは妥当でしょう。アニメとはいえ、映像制作会社なのですから、4Kなど未来の映像ビジネスで勝ちにいきたいのなら、相応のコストと覚悟は必要です。

 

iMac Proくらいの値段でビビっている会社は、そもそも4Kなんぞに手を出すべきではないですし、1.5〜2Kの処理の軽度な解像度で実質8〜12fpsでアニメを作り続けるのがよろしいです。そうすれば、機材もソフトもずっと昔のままで作り続けられます。

 

ただ、未来の「時代と社会」が、その「今まで通り」を許容するかは、なんとも言えません。

 

アニメ業界関係者の発言で奇妙なのは、「未来もずっと、2K/24p止まりで映像技術が発展・普及しない」のが「暗黙の大前提」である‥‥かのように思えることです。映像技術の発展と普及は、アニメ業界の内部事情など御構い無しに、どんどん進行していくのに‥‥です。

 

RGB/非圧縮で計算しますが、以下のように、アニメ制作会社の現標準の2K映像データ量と、未来に対応する4K映像データ量の差は歴然です。1秒あたりの計算です。

 

現在のアニメ:10(bit) x 3(RGB) x 1920 x 1080 x 24(fps) / 8(バイトに) / 1024(KBに) / 1024(MBに)

= 178MB/秒

 

4K60pのアニメ:12(bit) x 3(RGB) x 3840 x 2160 x 60(fps) / 8(バイトに) / 1024(KBに) / 1024(MBに)

= 2136MB/秒

 

実際は、映像コーデックの圧縮が効きますので、もっとデータ転送量は抑えられますが、2K24pSDRと4K60pHDRの対比はこんな感じのイメージです。「アニメの撮影」で出力する際は、いまどきはどの会社も8bitではなく10bit以上でしょうから、その辺も考慮して計算してます。

 

2Kと4Kでは、あまりにも差があり過ぎて、4Kから見れば2Kはとても小さく可愛いものに見えますネ。逆に2Kから4Kを見れば、単にデータ量だけでも超えがたい壁のようにそびえ立ちます。そして、作画する内容まで4Kに合わせて‥‥となると、そりゃあ、「見なかったことにしたい」「考えないことにしたい」気持ちは察しはします。

 

しかし、いくら「未来が変わらない」願望を抱き続けて、今だけ凌いでいても、いつかは時代の流れに押されて限界はきますから、2020年代、2030年代‥‥と、どのように生きていくのか、まさにリーダーの腕のみせどころです。古き良きものとしてアンティーク・骨董の希少価値にシフトしてもよし、「俺の代で終わらす」と潔く店を畳んでもよし、一大決心で新しい映像世界を開拓するもよし、今後の10年で各社各人の道筋も見えてきましょう。

 

 

では、個人の状況はどうでしょうか。

 

ちょっとBTOで肉付けしただけで100万円オーバーのiMac Proなんて、簡単には買いようもない個人は?

 

画像編集1セット(スキャナとかメモリ増設込み)でQuadraが百数十万とかしていた時代=乗用車を1台買う覚悟だった時代を思い起こして、昔話をしたところでキリがないですから、現代の現実的な路線を考える必要があります。

 

多少処理能力が落ちても、せめてコンポジットと編集作業は個人で購入できそうなギリギリの50万円前後で4K環境を整えたいところです。個人制作は次世代ムーブメントの強力な中心的存在ですから、アマ・プロなど個人の立ち位置に関係なく、自宅に揃えられる環境作りは重要な案件です。

 

個人の場合、iMac Proではなく、やはりiMac 5Kが現実的な選択となりましょう。

 

iMac Proより処理能力は劣るとしても、プロ同等の映像レンダリング結果を得ることの可能な環境は、iMac 5K 最上位機種相当のマシン(とディスプレイ)を基幹に据えることで構築可能でしょう。Windowsマシンは安い製品がいっぱい有りますが、安いのには理由がありますので、あくまでiMac 5KくらいのWindowsマシンが必要です。MacでもWinでも、4096px以上(3840ではなく)のディスプレイを含めたマシンの基礎構成は、30万円前後になります。

 

2017年冬現在のiMac 5Kだと、以下のような環境が考えられます。

 

 

最新のiMac 5Kは、Thunderbolt3はもちろんのこと、USB3.1も実装しているので、4K60pをリアルタイム再生するためのデータ置き場はThunderbolt3、日々の取材写真や中間ファイルなど大量のファイルを置く場所はUSB3.1 Gen2‥‥と、両方とも高速データ送受で環境を構築できます。

 

4Kで、しかも60pとなると、先述の通りデータ転送量は2K24pの比ではありません。次世代は、巨大データをリアルタイムで再生できる環境性能が必要になります。

 

日々の実感‥‥ですが、転送速度6Gbps(理論値ではなく実測)だとギリギリ足りない感じです。高速な転送‥‥といえば、M.2/PCIeのSSDですが、そもそもiMacの内部接続って、M.2でしたっけ? ‥‥どちらにせよ、iMac 5KのBTOで2TB SSDにしようものなら、15万上乗せですし、内蔵は全く融通が利かなくなるので、外付けのRAID路線で考えるのが宜しいように思います。

 

とはいうものの、M.2のRAID0を組むのはハードルが高いみたいだし(私のリサーチ不足ではありますが)、昔ながらのSATAで4K60p時代のストレージを組むのが、無難な路線ではあります。

 

まあ、M.2路線もまだ可能性としては考えています。M.2ですと、圧倒的に速いのではないか‥‥と思いますが、私のiMacはThunderbolt2なので、試しようがないのです。

 

*ムービーファイルをリアルタイムで読み出すディスクを、M.2で組めれば、4Kでも相当イケそうな感じです。

 

*M.2のSSDと、Thunderbolt3のPCIe外付けボックスを組み合わせれば、SATAに頼らない高速な作業スペース(テンポラリやキャッシュ、スクラッチなどの用途)を構築できるように思いますが、私はまだ一度もこの組み合わせを自分で組んだことがないので、どんなものなのか(どれだけ速いか、どんなトラブルがあるか)は未知です。M.2 SSD2連のRAID0で組んだ時に、どんなスゴいことになるのか、全く判りません。‥‥だれかもう、やった人、います?

*そもそも、変換アダプタを介して、M.2 SSDがPCIeボックスで動作するのか、基本的なところから検証しないとダメっぽいです。(私は所有していないので、わかりません)

 

 

 

まあ、M.2でなくても、Thunderbolt3仕様で、内部はSATA接続のRAID箱「Thunder3 Quad」なら5万円で買えますし、512GBのSATA SSDは最近1.5万円で売られている製品もあるので、昔だったら個人では金銭的に無理だったSSD並列4連装のRAID0が12万円くらいで組めます。‥‥まあ、安いとは言えませんが、30〜50万とかよりは良いでしょ。


iMac 5Kにおける4K対応は、ぶっちゃけ、外付けのムービーファイル置き場がどれだけ高速か?‥‥で決まります。再生が頻繁にフレーム落ちする、ちょっとしかファイルを置いておけない小容量‥‥では作業にならんですからネ。メモリにバッファできるほど、4K60pはデータ量が軽くないですし。

 

 

一方、大量に増えていくデータを余裕で収納できる別立てのストレージも必要ですが、そちらは大してハードルは高くないです。箱買って、HDDをぶっこめば良いだけです。速度は重視せずに「そこそこ速ければ」良い用途だったら、USB3.1はかなり心強い味方です。箱は2万円前後で買えますし、その箱に内蔵するSATAのHDDは3TBが0.75万円、5TBが1.5万円で買えます。

 

私はRAID0(ソフトウェア)で運用するのに慣れていますし、ゆえにバックアップ体制は必ず敷きますが、人によってはRAID5のほうが良いと思う人もおられるでしょうから、その辺は各人のお好きなように‥‥です。

 

 

映像制作を個人で自主制作する際、TimeMachineバックアップ(のような履歴バックアップ)は絶対に必要ですけど、それも現代の大容量低価格の時代なら、5TBを2つのRAID0でサクッと解決できます。10TBが3万円で購入できる時代‥‥ですもんネ。

 

まあ、実際は無停電装置とかも必要ですが、オムロンやAPC製のでも最近は安いみたいで、とりたてて贅沢な装置でもないです。データを失いたくないのなら、TimeMachineと無停電装置は必須ですネ。

 

 

この「iMac 5K スペシャル」環境を、高いと思うか、適当と思うか、安いと思うかは、人それぞれです。私は、百数十万、数百万円でしょっぼい320px〜720pxの映像しか作れなかった時代を体験していますので、50万円前後でコンピュータ本体込みの「4K60pの2DCGコンポジット」環境が整うは、価値を鑑みれば相当安いと感じます。

 

 

私の今使っている初代iMac 5Kは、AppleローンのオリコWebで調べてみたら4年のローンを組んでいるようで、私自身そそっかしいもので「長期ローン」の5年=60回で組んだと勘違いしていました。‥‥なので、あと一年でローン完済。

 

ということは、来年には買い替えができる‥‥ということです。コンピュータは作画机と違って、時代の進化とともに、定期的な買い替えが必要です。私は未来の映像フォーマットをアニメで味わい尽くしたいので、定期的なマシンのリプレースは必須なのです。

 

おそらく、来年は上図のような作業環境を自宅に構築すると思います。一度には無理なので、散らしてちょっとずつ‥‥。

 

 

 



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