TBのポート

Thunderbolt3のポートは、iMac 5Kの場合は2つ、iMac Proの場合は4つですが、コントローラだかの構成の都合で、「2ポートで1ペア」という性質がある‥‥とのことです。

 

つまり、転送速度を要求する機器を複数つなぐ場合は、隣り合ったポートに挿すと、転送速度に影響がでる場合があるようです。

 

まあ、HDDのRAID程度ならば、大した速度は出ないですから、普通に気兼ねなくテキトーに挿しておけば良いです。しかし、M.2のSSDなどで実測(=理論値ではなく)2000〜2500MB/s(=16〜20Gbps)クラスの転送速度を狙うのならば、Thunderbolt3のポートの構成には気を使う必要があります。

 

 

この「2ポートでワンペア」は、Thunderbolt2でも共通らしく、2012年以降のMac Proを使っている人は、挿し方を変えるだけで転送の帯域に余裕が生まれるかも知れません。

 

ちなみに、iMacはそもそもThunderboltのポートが2つしかないので、空いているポートに挿すしか選択肢はないですネ。

 

 

しかしまあ、転送速度って、WANもLANも、ローカルドライブも、どんどん速度が上がっていきますよネ。つまり、「速度の常識は更新して然るべし」です。

 

私がコンピュータに触れて「デジタルアニメーション」に関わり始めた頃は、SCSIとFastSCSIが混在していた時期でした。それぞれ、5MB/s、10MB/sです。つまり、1秒間に5〜10メガバイト転送データ量の理論値なので、実際はもっと遅かったです。

 

今や、Thunderbolt3は、40Gbps=5000MB/sです。SCSIのちょうど1000倍の理論値です。どこまで理論値に迫れるかはわかりませんが、実測では20Gbps近く〜2400MB/sを叩き出しているのを、現在の作業環境で計測しています。

 

「そんなの、過剰だろ」と言う人は、今でもナローSCSIに2GBのハードディスクを繋ぎ、電話回線のモデムでパソコン通信でもしているのでしょうか。USB3.0でハードディスクを繋いだり、2G/5Gのスマホを使っておきながら、「過剰」もクソもないです。18年前の自分のパソコンと電話を思い出してください。

 

ナローSCSIの時代から見れば、今のUSB3.1の10Gbps=1250MB/sはおろか、旧2.0の480Mbps=60MB/sだって相当速いです。いつの時代を起点として尺度を考えるか‥‥なんて不毛です。社会のインフラの起点は変わり続けるのです。

 

もはやスマホを手放せない現代人。インターネット経由で4K映画を鑑賞できる家庭のテレビ。

 

もうさ‥‥、「新しい何か」が出現するたびに、古い時代のアレコレを持ち出して、不要論をブチまけるのはみっともないと思うのですヨ。結局、その「不要論」の当人すら、ちゃっかり新しいムーブメントにのっかって仕事をして生活しているのですから。

 

特に映像産業の人間は、新しい技術ムーブメントに対してセンシティブでポジティブになるべき‥‥だと思っています。否定するより、肯定する立場にならないと。

 

 

さて、今日の深夜は、Appleのイベントです。どんな製品が発表されるのでしょうかネ。

 

1年毎の世の中のちょっとずつの更新が、数年、十数年単位では、恐ろしく段差の大きな更新となります。iMacやiPodや発表されたジョブズ在りし日の基調講演も、もう20年前の出来事です。

 

アニメは、まさに時代技術の申し子です。時代の変化を否定するより、受け入れてふんだんに活用して、変化を肯定する立ち位置がちょうど良いと思うのです。

 

 

 


7506とYAXI

余談から。

 

原画を2枚描いて、「3コマ中3枚」でシートを打っておけば、とりあえず動いて見える‥‥なんていうのが、果たして「3コマのタイミング感覚」と言えるのかどうか。むしろ、エコノミー目的=制作費抑制の打算的産物だと思うわけです。本当にアニメーターが「タイミング感覚」を研ぎ澄まして映像作品作りに取り組むのなら、24fps3コマ打ちだろうが、60pフルモーションだろうが、コントロールできるはずです。ロトスコープやモーションキャプチャではなく、人間が動きをイメージして描き出すのですから、要は「やりたいようにやる。動かしたいように動かせば良い。」のです。枚数制限が消失して、60pや120fpsになったからと言って、「どう動かしたら良いんだろう」なんて怖気付く必要はありません。

 

‥‥と、「冒頭に一文」くらいがちょうど良いかなと思える昨日今日。新しいアニメーション技術に関してのあれこれは、少なくとも4K関連機材がもう少し安価になって、4KHDRテレビ(=映像を120fpsに当然のように補完する)が各家庭に浸透し始めた頃まで待たないと、「何を言っているのか判りにくい」と思うので、しばらくは抑えて抑えて‥‥でいこうと思います。

 

 

で、今回もYAXIのイヤーパッド。劣化して破れ始めたイヤーパッドは、それだけで音楽を聴くのが憂鬱になります。YAXIのイヤーパッドは、そこそこの値段がしますが(3700円前後)、低反発のクッションで純正のパッドより耳が痛くなりにくい利点があります。オリジナルの状態を優先したいのなら純正パーツを購入すべきかと思いますが、7506に関しては私は装着感を優先したいので、YAXIのパッドに交換しました。

 

V6の交換の際は写真をあまり撮らなかったので、今回はちょっと多めに。

 

 

YAXIの「ブルー&ブラック」のモデルです。アマゾンだと今は高め(4684円)の販売価格ですネ。色々と検索すると、税込3700円前後で売っているショップもあります。ヨドバシとかサウンドハウスとか。

 

 

 

現状は「まだ使えるけど、破れかけている」状況です。もっとボロボロになるまで粘って使っても良いですけど、今回は交換しちゃいます。

 

 

 

 

径の小さい円周部を本体にハメ込んでいるだけなので、剥がすのは簡単です。単に引っ張って剥がすだけです。工具も何も必要ありません。

 

次に新品のYAXIのイヤーパッドをハメ込みます。

 

 

 

まず一部分をハメ込んでから、優しく引っ張って一時的に広げて、本体円周に沿って被せてハメ込みます。しなやかな材質なので、乱暴に一気に広げたりツメを立てたりしなければ、破れることはないでしょう。

 

交換が完了すると、こんな感じ。

 

 

 

ちょっと楕円の形が合ってないな‥‥と思っても、パッドを外さずに、ズラすだけ位置の微調整は可能です。かと言って、外れやすい感じもないので、値段に見合った品質のように感じます。あとは、どのくらいで劣化が始まるか‥‥ですが、合皮の感じは純正より厚みがあるので(でもゴワゴワとした厚みではないです)、合皮の保護剤でメンテもできそうです。

 

 

つけ心地は、明らかに「耳に優しい」です。

 

音には多少影響が出るとは思います。ですから、モニターヘッドフォンとして使うCD900STに適切かはよく判りません。CD900STは純正のパーツでメンテしています。

 

ただ、「音が変わる」と言い出したら、様々な要因で音は変わりますし、純正パーツでも経年劣化によって音も変わります。スポンジ、マグネット、そして金属接点など、ヘッドフォンが新品状態から音が変わっていくのは、他の音響機器や電気楽器(エレキギターとか)と同じです。ヘッドフォンは「音を鳴らす楽器」のようにも思えますしネ。

 

私の日常‥‥で言えば、iPad Proでの「描き」作業に集中する際に、ヘッドフォンで耳が痛くなりにくいのは大きな改良ポイントと言えます。音を聴くと集中できない人もいましょうから、その辺は個人の性質に合わせて。

 

 

YAXIでなくても、Amazonで調べると色々あるようです。価格で選んでも良いでしょうし、材質や機能で選んでも良いですネ。

 

 


ケーブル

機器を結線するために用いる配線材。すなわち、「コード」や「ケーブル」ですが、8〜12年の周期くらいでどっさりと廃棄処分になります。なぜかというと、機器の更新に伴って、ケーブルが必要な規格基準を満たさなくなるからです。

 

昔懐かしいSCSIケーブルは大量に処分しましたし、民生のビデオケーブルももはや使う機会があまりにも少なく、「いざという時のために少しだけ残して」大半は捨てました。

 

最近また、そんなフェイズに差し掛かっているケーブル規格があります。

 

HDMI、DP(ディスプレイポート)の旧規格のケーブルです。

 

HDMIは2.0か2.0a以上、DPは1.2以上が明確に必要になります。そうしたバージョンが明記されていない、「Hi-Speed」表記や「4K対応」表記は、あてにならないどころか、混乱の原因です。

 

HDMI2.0未満のケーブルでもHi-Speedとか4K対応とか、パッケージやネット通販の説明に書いてありますが、実際はHi-Speedでも18Gbps未満の以前の規格バージョンだったり、4K対応でも30Hzどまりだったりと、かなり注意して購入しないと意図せぬ残念な結果になります。

 

でね‥‥。これは商売の常‥‥なんでしょうが、現在最新ではない規格のケーブルのパッケージや購入ページには、HDMI2.0非対応!‥‥とか、4Kですが30Hz止まり!‥‥とか、わざわざマイナス要素を書くことは少ないのです。

 

現在店頭やネット通販で「売上ナンバーワン」のケーブルが、必ずしも最新である保証はありません。

 

HDMIに関しては、4K HDR 60pで映像を映し出したい場合は、

 

解像度

リフレッシュレート

 

‥‥の全てを確認する必要があります。規格を満たしていないと、どれかが期待しない結果となります。買う際に、スペックの表記ではなく、「2.0」というHDMIのバージョン(DPなら1.2)が明確に記述してあるケーブルを買ったほうが手っ取り早いです。そして、購入して実際に結線したら、上記の3要素を必ずチェックすべし!‥‥です。

*DPは1.3や1.4があるようですが、現在普及しているのは1.2ばかりです。

 

厄介なのは、解像度とリフレッシュレートは、2.0未満のHDMIでもしばしば4K60Hzを伝送できることです。それで「4kHDR60pに対応している」と早合点しがちになりますし、実際にメーカーがどんなケーブル材を使っているかなんてアウトサイダーにはわかりません。

 

最近、ケーブル1本の規格が原因で色のトラブルがありましたが、幸い、複数台のミラーリングと、ちょうどトラブルが判りやすい色味だったので、すぐに気づきました。もし、シングルモニタだったら、ケーブルの旧規格が原因で色がズレて表示されても、「そういう色なんだ」と思い込んで、オリジナルのカラーデータのほうをイジってしまう「一番マズい状態」に陥ります。

 

なので、大量に廃棄。今すぐじゃなくても、いずれは廃棄。

 

いつ買ったのか、どのような経緯で買ったのか、バージョンがいくつかもわからない(ケーブルに記述があれば良いのですが‥‥。ネットワークケーブルのように、Cat.5eとか6とか)、覚えてなくて紛らわしい、昔のケーブルは厄介のもとです。

 

現在、私が自分でケーブルを買ったり、作業場で購入する場合は、非常に「ケーブルのバージョン」を気にして、ピリピリしながら買いますし、購入をお願いする場合は明確に仕様と規格を伝えます。まあ、システムスタッフさんは、その辺は勝手知ったるで、私以上にピリピリっとしていますから安心ではあるのですが、一応、私のほうでも「ケーブルは何が必要なのか」を理解しておくことも含めて、事前に色々と調べてから買うようにしています。

 

 

 

旧規格のHDMIケーブルやDPケーブルは、近い未来に一気にゴミと化すぞ‥‥。

 

今さ‥‥100baseのネットワークケーブルって、もうどうにもならんじゃん。「いやいや、ご家庭のネットワークはそもそもWAN側が50Mbpsにも達していないことが多いから、使い道はある」‥‥とも言えるのですが、少なくとも、新しく買うのは最低でも1Gbps対応の5eでしょう。

 

2年前くらい(2016年頃)に、実家のテレビラックの後ろから、10baseのハブが出てきて驚愕しました。ケーブルテレビのネット回線を使っているので、30Mbpsくらいは出るのに、10baseのハブで全て台無しにしていた‥‥という。

 

2016年まで、10baseの同軸までついているハブを使い続けてた‥‥って、スゴいですよネ。

 

ご家庭ならば笑い話になりますが、映像制作のプロの仕事ではそうはいきません。

 

機材を4K時代の最新機器にリプレースしたのなら、今まで使っていたケーブルは再検証して、ダメなものは潔く「2Kまで対応」と書かれたダンボールに詰めて一定期間保管したのちに、潔くリサイクルに出すべし‥‥です。少なくとも私個人はそうしないと、部屋がどんどん、昔の使えない物品で圧迫されます。

 

新しいケーブルの購入費用も新規機材費として、ぬかりなく計上すべし!‥‥です。

 

 

大量消費社会にうんざりする‥‥でしょうか。私も、ふと、「後から後から次々と新しいものに乗り換える」日常に疑念を抱きかけることもあります。

 

しかし、抱きかける‥‥だけで、決心するには至りません。まさにアニメそのものが「大量消費社会の寵児」だと再認識するからです。

 

どんなにエコを気取っていても、現代社会で電気を使い電車にのって会社に行って仕事して‥‥という時点で、消費社会の一員です。どのくらい「表面上は手を汚していないか」だけのレベルで、例えば、豚肉のソテーを食べられるのだって、豚ちゃんを誰かが屠殺しているから‥‥であって、豚肉を食している時点で豚を殺しているのと同義です。だからって、豚肉やまぐろは誰でも食べるでしょう?

 

アニメを作る‥‥なんていう仕事は、大量消費社会を自ら体現しているようなものでしょう。紙時代だって、口パクの閉じ口だけで紙1枚を使って、不要になったら大量の産廃‥‥ですからネ。アニメーターになったころに、「アニメは随分と紙を使い捨てる産業なんだな」と思ったものです。そして今は、コンピュータはその処理能力ゆえに電力消費と排熱がすごくて、その冷却のために空調でガンガン冷却して電気を消費する様を毎日見ています。

 

そもそもアニメは電気がないと成立しない産業です。そして、大量消費のスキームの中で商品を売ります。

 

であるならば、高性能な機材を少数人数で使いこなして、制作を成立させるような「エネルギー効率の高い現場」を目指すしかないと思っています。その一環には、「しかるべきケーブルを購入し、機材のポテンシャルを必要十分に引き出し、人間の能力の拡張につなげていく」ことも含まれましょう。

 

そういう意味では、旧来の現場の「人間が生み出すエネルギーの燃焼効率」は極めて低いと言えます。曲がりなりにも、絵が上手いと少年少女の時代から言われてきて、さらに研鑽を積んで高レベル技術者にもなろうという人間が、動画で月5万円しか稼げない燃焼効率って、いったい、どれだけエネルギー損失率が酷いんだよ???と思います。

 

ケーブルをこれだけ大量に廃棄処分にして、旧式化した機材の累々とした残骸の上に立つのなら、より良き作品制作とより良き現場を志したいと、真に思うわけです。

 

 

 


SVHS。

スタジオに籠って「仕事仕事仕事」なので、世間〜特に大阪の方面が大変なことになっていたことに、いまさら気がつきました。車がコロコロと風で飛ばされるなんて‥‥。

 

今日は、日常の仕事の他に、眠っていたVHSデッキをUSB&HDMIで蘇らせるべく、場所を移動して設置しました。これ。

 

 

 

見ての通り、ちゃんと回転して動作しております。今となっては貴重なSVHSデッキ。

 

もちろん、SVHSですので、Sビデオアウトから、USBとHDMIにそれぞれ変換しています。昔のビデオデッキは出力が2つあるので、2系統の出力が可能です。

 

USBはBlackmagicのホーム向け製品の「Video Recorder」(現在は販売終了)に繋いで動作を確認しました。HDMIはExtreme 4K StudioのHDMIキャプチャINに繋いでもらう予定です。

 

こうした昔の機器を引っ張り出して何か新しいことをするわけでなく、単にライブラリ用途です。作業場には仕事の性質上、せっかく高性能な機器があるので、端子が余っているのなら繋いでおこうと思いまして。

 

 

昔を省みることも必要だとは思います。でもそれは、現在から未来へと進み続ける時系列とは違う次元の中に存在し、決して蘇ることはないです。VHSテープが全盛になることなんて、あり得ませんもんネ。

 

私は今でも昔の色々なものが好きですが、そうした自分の思い入れを未来と混同することはないです。過去を引きずっても未来のためにはならないですし、昔のそっとしておきたい記憶も現代の価値観でズタズタに切り裂かれてしまいます。

 

昔と今と未来は、それぞれ住み分けて、善し。ですネ。

 

 


9月13日にiPad Proは?

‥‥でるのでしょうか。

 

もし、iPad Pro 12.9インチの新型が出て、その性能や機能が大きく刷新されたのなら、買わずばなるまい。

 

12.9インチの後継が出ないのなら、買わないと思います。また、描画に関連するアップデートも希薄なら、やっぱり買わないかな‥‥。買う理由に乏しければ買えないですよネ。

 

ぶっちゃけ、12.9インチは仕事にしか使ってないので、イーモジとか顔認証とか私にとってはどーでもいいです。ベゼルが薄くなって面積が広くなるとか、色域が広がるとか、反応速度が240Hzになるとか、そう言うのでもない限り。

 

 

一方で、Mac mini Pro(???)の噂もありますよネ。

 

そっちも楽しみです。

 

 

一般社会的に基調講演が注目される企業ってAppleと数社くらいなものですよネ。基調講演で新機種が出るとNHKのニュースにもなったりしますから、時代も変わったものです。ガゼーとかアメリオの頃のAppleをリアルタイムで体験した人々は隔世の感がありますネ。

 

ちなみに、私の倉庫にはUMAXのMac互換機が眠っています。PowerPC603eの頃のモデルで、「Appleが潰れる」と皆が普通に思っていた頃の製品なので、感慨深いです。

 

 


ペーパーレスとインフラ

ペーパーレスの制作運用は、思うに、本人たちが「紙を使いたくない」とココロの底から思うことが、推進の原動力だと思います。「やっぱり紙のほうが使いやすい」と心のどこかで思っていれば、ペーパーレスは単に「やせ我慢」にしかなりません。

 

これはつまり、「運用上で紙が混在すると、コンピュータとネットワークで作業の流通が完結せずに面倒なことになるから、紙を介在させるのはイヤだ」と当人たちが素で言えるほどの「インフラの整備が不可欠」とも言えます。インフラが整っていないのに、無理にペーパーレスをスタッフに強要しても、それは単に「面倒地獄」でしかないです。

 

インフラが整備され、自由にコンピュータのデータを作業のニーズにあわせて取り回せる状態でなければ、「紙を使いたくない」とまで思うに至りません。ごく普通の日常として、自分用のPC/MacとiPad Proが連携し、サーバやクラウドサービスにアクセスして他者とストレスなくやりとりできるようになってこそ、「紙はオフラインで取り扱いが面倒な存在」として認識するようになります。

 

コンピュータを導入しただけでは、ただ「絵の素材や運用の情報がデジタルデータになっただけ」であって、洗練された現場環境は実現しません。むしろ、場当たり的なツリー構造やその時ばかりのファイル名で紙以上に混乱するでしょう。「紙の方がマシだった」と漏らすのは、「インフラ未整備」な時に、いかにも聞こえてくる話です。

 

でも、ふと冷めて冷静に客観して考えてみれば、インフラを含めた環境整備って、要素が山積みも山積みで、果てしない気分にもなりましょう。

 

まず、パーソナルコンピュータ

モニタ

場合によってはサブモニタ

マウスとキーボード

絵に関わる作業者にはペンタブ

作業用の高速な外部SSD

バックアップ用の外部HDD

無停電装置

それらをつなぐ接続コード類

 

‥‥で、ようやく個人環境の基礎です。しかし、それはハードウェアだけでソフトウェアはまだ含んでいません。

 

アドビのソフト

セルシスのソフト

Blackmagicのソフト

Autodeskのソフト

Appleのソフト

マイクロソフトのソフト

オフィス系のソフト

セキュリティ系のソフト

etc...

 

‥‥の「作業上」のソフトウェアが必要です。

 

それら個人環境単体ではアニメを作れません。複数人数のワークグループが必要となります。

 

コンピュータ複数を接続するネットワーク配線

コンピュータをネットワーク接続するシステム環境設定

ネットワークハブ

各フロアを接続する配線

ファイルサーバ(SMBプロトコル)

 

これで作業ができそうな感じに思います‥‥が、実際はこれだけではすぐに限界がきます。コンピュータにローカルアカウントを作成して、ネットワークでサーバに接続する際に、どうやって接続ユーザを設定するのか‥‥。メールを使う場合、まさか、Apple IDかGoogleアカウントを取得して、iCloudやgmailのメールを「会社」のメールにするわけにもいかない‥‥。

 

もう「ローカルアカウント」のユーザでは管理しきれなくなります。ユーザアカウントを管理統制するために、ディレクトリサービスやメールサービスを自前で立ち上げる段階に達します。となると‥‥

 

ディレクトリサーバー(LDAPやアクティブディレクトリ)

DNSサーバー

メールサーバー

社内コミュニケーション用のHTMLサーバーやWikiサーバー

ドメインの取得

 

‥‥なども必須になってきます。さらにiOS端末や、訪問者の端末を接続できるようにするには‥‥

 

WiFi

ネットワークのセグメント分割

インテリジェントハブ

 

‥‥などが必要になります。

 

もうお腹いっぱい‥‥ですよネ。私の知識と経験もそろそろこのくらいでいっぱいです。私は2000年代にここらへんの知識の必要性に迫られて、実際に自宅に10数台のマシンを稼働させて(当時はマシン処理性能も低かったので分散させていた理由もあり)、MacOSX ServerやBSDでDNSやLDAP(の前はNetInfo)を実働して基本的な知識を体得しました。しかし、それはあくまで小規模ワークグループでの話であり、100人規模の管理はしたことがありません。

 

つまり‥‥

 

コンピュータ機材のネットワークをメンテして管理制御できる専門のスタッフグループ

 

‥‥が必要になります。

 

最大にして最重要な要素=人間が必要となります。

 

「俺、パソコンを長く使ってて、得意だから」で済むようなレベルじゃないです。専門のスタッフたちが必要です。

 

数年前に業界の寄り合い会合で「作画のデジタル化」「ペーパーレス」などの目標を掲げたのを傍観しておりましたが、コストのことには全く触れられておらず、「なんか、耳障りの良いことばかり言って、中身が空虚だな」と思っていました。

 

ペーパーレスの実現は、イコール「たくさんの準備とお金」です。スローガンを掲げてすぐに実行できるもんじゃないです。

 

ただでさえ、お金がなくてピーピー言ってる現場の運用に、どうやってペーパーレスの環境を築けと言うのだろうか‥‥と、ごくごく普通に感じたものです。「未来を取れる」確信と、相当な覚悟がないと、ペーパーレスなんて実現のスタート地点にも立てないと思っていました。

 

 

システム管理のスタッフさんを、単に「パソコンを整備する人」と思ってませんか? それは作画をする人を「線を書く人」、制作進行さんを「電話をかける人」「物を運ぶ人」と認識するのと同じで、表面しか見ていません。

 

システム管理のスタッフさんたちは、パソコンをしかるべき状態にセッティングすることで、それらを繋ぐネットワーク全体がしかるべき機能を発揮して正常状態を維持するように努めているのです。ごく普通に正常動作しているコンピュータやネットワークは、作画が安定しているアニメと同じです。作画の人間だったら、その「安定を維持する」ことがどれだけの技術と経験が必要なことか、お分かりでしょう。

 

その辺りをわからず、インフラ整備やシステム管理を軽視するのなら、ペーパーレスなんて絶対に無理‥‥ですよネ。

 

 

思うに、「うちはペーパーレスを導入しています」と公言している会社は、相当、その辺を痛感して、ちゃんとシステム整備もしているからこそ、言えるのでしょう。ペーパーレスを真に実現しているのなら、インフラとシステムスタッフに相当にお金をかけている証しです。

 

逆に言えば、インフラの質や機能が低く、システムスタッフにも乏しい状況なら、そりゃあもう簡単に「紙の方が融通が効くよね」という話に決着するでしょう。実際に、完成の域に達している旧来の紙運用の現場で、ヘナチョコレベルのペーパーレスを申し訳程度に導入しても、匹敵することはありません。

 

中途半端に未来を夢見て「ペーパーレス」なんて手を出さない方が「身のため」でもあります。何も得られず、お金を無駄に失って終了です。

 

もしペーパーレスを啓蒙するのなら、耳障りの良いことだけではなく、必要なコストを正直に列挙した上で、インフラと作業環境が次世代レベルに達した時に「何が加速して旧世代を追い抜くか」を話せば良いです。

 

で、一番重要なことですが、

 

ペーパーレス環境では、ペーパー時代と同じ方法をを踏襲するに留まらず、新たな違う方法をどんどん導入して実践する

 

‥‥のが、最大のペーパー環境に対するアドバンテージです。

 

ペーパーレス環境なのに、絵コンテ・レイアウト・原画・動画・ペイント・美術・撮影‥‥という旧来の方法だけを踏襲し続けて、何の大きなメリットがありましょう。違う手法や制作技法が広く大きく実現できるからこそのペーパーレスです。

 

まさか‥‥ペーパーレスを「紙を使わないから節約できる」とか思ってはいませんよネ。

 

新しいアニメ制作手法を次から次へと発展させて導入できる素地・足場が、まさにペーパーレスです。‥‥ですから、何度も書きますが、過去のアニメ制作をなぞった「デジタル作画」は過渡的な技術でしかないのです。

 

 

ペーパーレスを実現すれば、「あれ? こんなこともできるじゃん」とか、「これができるってことは、アレもできる」と、手法のバリエーションが増えて、今までの「原動仕美撮」の決まりきったアニメ制作技法だけでなく、幅広い制作技法をリアルに実現できるのです。

 

ペーパーレスの環境作りにはかなりのお金と労力が必要です。その、苦労の末に手に入れたペーパーレス環境を、今までの刷り直し行為に徹するのか、奇想で野心的な様々な新しい技法を現実のものとするのか、まさに当事者たちの「頭脳」が問われます。

 

ペーパーレスでインフラも作業環境を更新したのなら、自分らの「頭の中身」も更新してこそ‥‥ですネ。

 

 


HDMIからDisplayPort

意外とないのネ。HDMIからDisplayPortへの変換は。

 

DisplayPortからHDMIはうじゃうじゃあって選択肢が多すぎるくらいですけど、HDMIからDisplayPortへは結構少ないです。‥‥その理由は調べてないので判りませんが、USB給電用のコネクタやケーブルが併設されている商品が多いところを見ると、多分、面倒なんでしょうネ。

 

とりあえず、一番安いのを買ってみました。コレ

 

 

接続のハードルは低く、2K機器をまとめたマトリクススイッチャー(と言っても5千円くらいの無メーカー品)から2K30pで映れば良いので、多分イケそうな感じを期待しつつ買ってみました。

 

で、ハイ、ちゃんと映りました。特にUSBの給電は必要とせず、変換コネクタだけの接続でイケました。

 

4Kとか60pとかを期待しなければ、この手のコネクタは普通に映るように思います。

 

 

ちょっと前までは、HDMIと言えばコンシューマ向けの接続形態の扱いでしたが、今はプロの現場でも活躍しています。機材とケーブルの規格を満たせば、4K60pHDR10bitを搬送できるので、Thunderbolt2〜3の接続よりも遥かに融通が利いてローコストです。特にケーブル長の選択肢が豊富なのが嬉しいです。

 

ちなみに、私が買った変換コネクタは、HDMIのオスをDisplayPortのメスに変換するタイプ、つまりHDMIの出力コネクタに挿して、DisplayPortケーブルで配線するタイプなので、配線に必要な長さのDisplayPortケーブルが必要になります。

 

 

 

今回買った変換ケーブルセットは、作業場で2K機器を4K HDRテレビとマスモニに分配して表示するために使います。

 

4K HDRはえげつないほどの映像補完を「家電メーカーの威信」にかけて処理する一方で、マスモニは「味付けなし」のニュートラルな立ち位置ゆえの高価な製品なので、同時に見比べると「オリジナルの映像とご家庭で見る映像」の差が目で見てすぐ判ります。

 

両者を見比べて「どっちが良い」とか言うのは、まるでわかってない人。民生テレビとマスモニを併設する意味は、どれだけ映像のルックが変わってしまうかを踏まえて、「映像表現のストライクゾーンを広くとる」ためにあるのです。

 

「作業者のこだわり」という名のもとに、狭すぎるストライクゾーンを設定してしまうと、見る側に伝わりにくい映像を作ってしまいがちになります。作業者の作業環境と同じ内容を持つ世帯がどれだけ存在するのか、考えれば「無茶なこだわり」だと判りますよネ。作業者が品質にこだわるには「ストライクゾーンが広い前提」が必要です。

 

あくまで基準はマスモニです。監督・演出・作画・色彩・美術・コンポジット・3DCG・etc‥‥の各スタッフのキーマンは、まずマスモニを基準にしてチェックし、テレビを「わき目」で見ながら「映像表現にどれだけ『バッファ』を設けて、どのくらいの『保険』をかけておくか(またはかけないでGOするか)」を考えるのです。

 

たまに道理のわからない監督さんや演出さんが「各世帯はテレビで見ているんだから、テレビでチェックすべき」とか言いだします。‥‥‥よ〜〜〜く考えてみましょう。 ラッシュチェックの際に目の前にあるソニーのブラビアが、各世帯に一斉に普及しているのでしょうか。レグザだってビエラだってアクオスだってありますよネ。2013年型と最新版の2018年型でも色彩に関する補正機能は変わってきますヨ。「各世帯はテレビで見ているんだから」なんて言って、全てのメーカーと年式のテレビを揃えてチェックルームに置くのでしょうか?

 

色々な視聴環境がある中で、何を基準にすべきか?‥‥という問いに答えるために、何百万もかけて映像信号を忠実に映し出すマスモニを購入して、映像業界の皆がそれを基準にしているのです。たしかに各家庭のテレビはマスモニとほど遠いかも知れませんが、それは各家庭のテレビの方がバラついていると考えるべきで、マスモニがズレているわけじゃないですヨ。

 

各家庭のテレビは、テレビ本体だけでなく、設置された環境も加味されて、とんでもないバラつきがあります。「各世帯はテレビで見ているんだから、テレビで映像品質チェックをしても良い」なんて理由は、まったく頓珍漢な話です。何の説得力もないですし、むしろそれを言った本人がどれだけ無知で盲目かを自ら晒すようなものです。

 

もちろん、「マスモニを買うお金はないので、チェックは普及価格のモニタでやる。その代わり、色彩関連の最終品質チェックと微調整はラボでやる。」というのなら、全く話は別です。色彩のチェックができない環境では、モーションや作業ミスのチェックに徹して、然るべきラボの環境で色彩関連をチェックしつつケアする‥‥というのは、コストとクオリティをわきまえた経験者ならではのジャッジと言えます。

 

 

でも‥‥なんですが、驚いたことに、最近導入した13万円の型落ちブラビア(2017モデル)を「HDR受け入れ」モードで表示すると、色彩の見え方がマスモニとかなり似ます。これは映像制作者にとっては、嬉しいことですネ。意図した映像とかなり似ている状態で、各世帯に届けられるのですから。‥‥とは言ってもテレビは決してチェック基準モニタにはなりませんが、マスモニに近い映像が民生テレビでも再生できるのは、作品を作る側として好ましいです。

 

HDMIのロードマップもどんどんエスカレートしていきます。2.1の規格では、4320p(8K)で60Hz、48Gbpsですって。‥‥もちろん、HDRの広い色域であるBT.2020も含まれています。

 

まあ、2Kはいずれ過去となるフォーマットなので、もうこれ以上は手をかける必要はないかなと思っていますが、まだ各世帯では

2Kは主流なので、移行期の事情を鑑みつつチェックしながら、新しい時代の流れにのっていこうと思います。

 

 


買い替えのタイミング

映像制作における機材の買い替えのタイミングは、現在の視点だけでアクションしてしまうと、その後に結構「損」をします。損した気分だけでなく、実質的にも。

 

で、買い替えのタイミングは、すべての映像制作関連機器が「全て一斉に、良いタイミング」とは限りません。ズレているのが普通です。

 

例えば、PC/Macはここ数年は大して進化していませんから、ビデオカードの性能とメモリを特に気をつければ、少なくとも「大ハズシ」はしません。ビデオ性能=UHDピクセル寸法(3840x2160)と60Hzのビデオ出力を確保しておき、メモリは最低で32GBを実装しておけば。3年後にも「自宅用」であれば映像制作にも耐え得るでしょう。

 

しかし、モニタはそうはいきません。2018年現在は10〜20万円出しても、未来にも使い続けられる性能のモニタは皆無です。モニタのラインアップは、ことコンシューマ向けに関して言えば、「不毛も不毛」、何ら「生え揃ってない」です。

 

ですから、現在使っているモニタがよほど低解像度でもなければ、今のまま使い続けてお金を貯めて、2年後くらいに4K HDR PQで10bitのモニタを買うのが良いと思います。

 

今、わざわざ中途半端に10〜20万円使って、旧時代のsRGBモニタやPQ非対応(=PQの設定をユーザが設定できない)のHDRモニタを買う必要はないでしょう。故障して壊れたのでもなければ、sRGBやRec.709、Adobe RGBのモニタを高い金で購入するのは、伊達酔狂か未来の映像制作に疎いか‥‥のどちらかです。

 

もし、環境を新規に立ちあげるのなら、今は「未来のサブモニタ」として割り切って、4K HDRを謳う6〜7万円の廉価モニタを購入するのが良いと思います。4K HDRの中身はあまり問わず‥‥というか問えないから6〜7万なのですから、未来メインではなくサブで使うと割り切って今は新規調達するのが現実的な判断と言えます。10万円足して、17万円出しても、必要な性能は揃わないですから、できるだけ安く、一応は「4K 60Hz以上(=60pが再生できる) HDR」仕様の安いモニタを買って、未来のために資金を温存するのがよろしいかと思います。

 

モニタはそのくらい、今は買うのが難しい時期です。

 

あくまで、映像制作に従事する人間が、数年の未来スパンで考えた場合‥‥ですけどネ。

 

 

もし、iPad ProとApple Pencilで「iPadで絵を描くのって、自分の感覚をロスなく映し出せて、線画以外の色んなこともできるし、未来が明るく思える!」と感じるのなら、ぜひ、止め絵でも良いから、4Kの世界に前進してみてください。そして、その前進のために、限りあるお金を大切に、自分自身の未来に投資しましょう。

 

過去の技術基準で考え続ける人にどんなにアドバイスを求めても、「2.5KでsRGBなら大丈夫、メモリも16GBもあれば充分」としか言ってくれないかも知れません。「大丈夫、充分」という根拠が、何ら、未来の映像製作を志向しておらず、過去の慣習だけに基づくものなら、どんなアドバイスも「未来を目指したい」人には役に立ちません。

 

映像制作の技術が2K24pSDRで停止するなんてことは、世界的な動向から、あり得ないのです。音速を超える旅客機のような16K240pならまだしも、4K60pHDRは普通のジェット旅客機レベルなのですから。

 

2018年の今、高い金額を自腹で捻出して、買った内容が「プロペラ旅客機」では、悲しいでしょう。アドバイスした人が「プロペラ機って、味があるだろう? この爆音と振動と低速度がたまらないよね」とノスタルジーに浸るのは構いませんが、まともにその「古いアドバイス」にのっかってしまった人は、ノスタルジーに巻き込まれて未来が遠くなって、お金も消えるのです。

 

2KのSDRでは、絵を描く人間の表現力なんて、とてもじゃないが収まりきるわけないです。器が小さ過ぎます。4K HDRの世界を自分の目で日頃から見て、iPadのキャンバスサイズを3840や4096に設定して器を大きくして、4Kを自分の「普通の日常」にしてしまうところから、4K HDRが等身大の技術になります。

 

個人の作業環境において、お金を使うポイントはひとつ。ノスタルジーでも慣習でもなく、リアルに自分の血肉となって未来を支える機材を、限られた金額の中で買うこと。‥‥です。

 

 

とは言え、今はまだ機材のラインアップがデコボコで、「買って良いもの」と「買うと損をするもの」が混沌と入り乱れています。

 

なので、「今は何でも揃うわけじゃない」ことを念頭において、過去の基準から思考を刷新して、未来視点でPCやモニタの選定をするのが良いでしょう。特にモニタに関しては、「今はあえて買い替えない」という選択肢も含め‥‥です。

 

 


iPad Air 2、バッテリー膨張

iPad Air 2の画面が、どうもふっくらと、昔のブラウン菅みたいに膨れているような気がしていました。

 

で、先週、とうとう画面の剥がれ始めたので、購入日から1年以上経過していたものの、修理に出すことにしました。

 

ちなみに、iPad Air 2を「画面の不具合」で修理を依頼すると、3万円かかります。別に落としたわけでもぶつけたわけでもなく、バッテリーが膨張したがゆえの画面の剥がれですから、「バッテリーの不具合」=11,232円で修理してもらいました。

 

と言っても、修理じゃなくて、新品(たぶん)と交換です。製品のシリアル番号が変わりましたし、中国のシンセンから発送されたので代替品でしょう。

 

自然と画面が浮き上がって剥がれてきたら、画面の不具合ではなく、バッテリーの膨張がほとんどでしょうから、自分で修理内容を選ぶ時には「バッテリーの不具合」を選択すれば妙に高額な修理代を支払わないで済みます。

 

‥‥というか、バッテリーの膨張は2〜3年の保証にしてほしいですけどネ。

 

 

本体まるごとの交換なので、保護ガラスは故障品とともに帰らず。‥‥でも、ちょうど買い置きの保護ガラスがあったので(多分、何かと間違えて購入した余り物)、それをすぐに貼って、元通りの姿になりました。

 

iPad Air 2 の新品らしきものが手に入ったとは言え、バッテリーが勝手に膨張して画面が剥がれて、1週間の修理期間を待って、以前と何も変わらない環境に戻っただけなので、新品でも全く嬉しくはないです。部屋に据え置きのiPadだったので、傷はなかったですし。

 

まあ、これからは、もうちょっとバッテリーのこと=充電の状況も気をつけるようにします。使用頻度の低めなサブのiPadなどのバッテリー内蔵機器は、満タンはNG、空っぽでもNGで、50%の充電状態が長期保存には良いみたいです。

 

 

 

 


Fire、また買う。

もういい加減、買い過ぎでしょ‥‥と自分でも思うのですが、またFireを買い増しました。プライムデー特価により、8インチのコイツが税込5480円なので。

 

 

 

なぜ、また買ったかというと、一番最初に買ったタブレットの「iPad2」と初代「iPad mini」がほとんど役に立たなくなってきたからです。iOSは9で打ち止めですし、スマートホーム=WiFiコンセントの設定アプリすらまともに動かない状況なので、iOSの主要なアプリはiPhone8 PlusとiPad(=最新の無印)、iPad Proに集中して、ビュワーやアマゾン&アレクサ系アプリをFireで仕切るように、切り分けました。これを機に、iPad2などの「iOS9で打ち止めの機材は使用終了」させます。

 

 

Fireは、8と10の性能(=コスト性も含めて)が際立っています。

 

まあ、正直にいえば、iOSの使いやすさにはまるで及ばないのですが、それを補って余る、本体性能の高さと価格の安さが魅力です。何の文句もない。

 

私はFire 10を自宅と作業場に常設して、設定や絵コンテビュワーにしています。HDの解像度を10インチに詰め込んだキレのある解像感と色の美しさは、絵や写真やムービーの閲覧に申し分なしです。

 

*プライムデーの今日は、税込で10480円と、安過ぎにもほどがあります。このクオリティが1万円で買えることを普通だと思ってはいけません。

 

 

私は作画関連の作業環境をiPad ProとFireのコンビネーションへと移行して、そろそろ2年くらい経過しますが、困ったことは何もないです。むしろ、従来では考えられない柔軟な作業性の高さを実感しています。だってさ‥‥設定やコンテ一式と作画机と鉛筆消しゴムが、2枚の軽量な板に収まっちゃうんだもんネ。

 

iPad ProとFire HDの組み合わせは、かなり強力です。ぶっちゃけ、このセットで何十〜何百万も稼げる‥‥と言っても過言ではないです。

 

前回書いた「昔話」の延長線上のような話ですが、2018年はiPadやFireのような製品が恐ろしく安価に手に入る(昔と比べれば)のですから、これら現用の機材を活用して自分の能力をアピールすれば良いのです。

 

会社から与えられた液タブの作画環境に甘んじて、日々の原画や動画作業だけを「自分の画業の全て」にするのではなく、です。

 

むしろ、こうした現代の機材を駆使して、どのように「原画・動画以外の画業を成立させるか」も、絵を描いてメシを食う人間なら、考えないとダメだと思います。

 

せっかく、今の時代に生きているんだもん。「時代性」を賢く利用すべきです。

 

 



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