100000000点

ふと何気に、AdobeのDM(メール)を見たら、Adobe Stockが、

 

 

‥‥と、「一億点‥‥、一億点?? ‥‥‥100000000点の素材集??」と、冷静に考えれば「一生かかってもプレビューできなそうな」点数に驚きました。

 

一億点は凄いでしょ。

 

まあ、私は絵や映像そのものを作る立場なので、Adobe Stockは使う機会はないですが、Adobe Fontsは今後使っていこうと思っています。フォントは個人活動レベルでも、運用面で色々とデリケートですもんネ。

 

Adobe Fonts。アドビフォント。15000のフォント。

 

15000も凄いスね。CC使ってて良かったと思える瞬間。‥‥でもやっぱり、プレビューして選び出すのに、気が遠くなりそう。

 

ただちょっと気になるのは、商用利用に関する「映像作品」のQ&Aです。

 

「商用の映画制作で使って良い」とはキッパリと書かれていないのが気になります。なので、Adobeの然るべき人に聞いて、ちゃんとした確認が取れるまでは、映画作品で使うのはやめています。

 

ビデオコンテンツの制作でフォントを使用することはできますか。

はい。Adobe Premiere Pro、Adobe After Effects などのツールを使用して、社内や放送で使用するビデオコンテンツの制作にフォントを使用することができます。YouTube や Vimeo などのサービス経由でオンライン配信されるビデオコンテンツにフォントを使用することもできます。

 

 

映像作品に関するアンサーはこれのみ。

 

「社内や放送で」という言い回しが気になります。なぜ、劇場や配信や販売メディアに言及しない??

 

私は前世紀からフォントにはピリピリしているので、上記のような文言では足りません。キッパリと、「大小の規模に関わらず、あらゆる映画作品や映像作品、それにまつわる副次の映像ディスクや配信媒体の、映像制作完成物の全ての条件において、使用できます。」と書いてない限り、曖昧な判断では使えません。

 

もし使う時は、制作会社や製作会社の責任者を通じてAdobeに確認してから‥‥ですネ。

 

映像制作完成物の公開規模によっては、フォントの使用条件、フォントの権利者に支払うべき対価が変動するのは、昔からあった事例なので、その辺をピシッと「使えます」とアドビさんに言って頂かない限り、映像制作で安易に用いるのは経験上危険だなあ‥‥と思います。

 

でも、既にアドビに確認済みの人(会社)もいるんでしょうネ。

 

 

 

ちなみに、ロゴや書籍に関しては、

 

ロゴなどの画像の作成にフォントを使用することはできますか。

はい。任意のデスクトッププログラム(Adobe Photoshop など)でフォントを使用して、画像やベクターアートワークを作成できます。作品はどのような目的にも使用できます。可能な作業としては、PDF ファイルや EPS ファイルの生成、および JPEG、PNG などのビットマップファイルの生成が含まれます。

 

はい。ロゴは著作権で保護したり、利用規約に従い、商標として登録したりすることができます。

 

フォントを商用プロジェクトや顧客のプロジェクトで使用することはできますか。

はい。自分用または顧客のプロジェクト用にデジタルデザインの作成や印刷をおこなうことができます。可能な作業としては、PDF ファイルや EPS ファイルの生成、および JPEG、PNG などのビットマップファイルの生成が含まれます。

 

フォントを PDF ファイルや電子書籍に埋め込むことはできますか。また、書籍に使用することはできますか。

はい。フォントデータが保護されるすべての ebook 形式のドキュメント(EPUB、iBooks、Kindle(mobi)、アドビの Digital Publishing Suite(DPS)、PDF など)にフォントを埋め込むことは、ライセンスによって認められています。

ただし、ユーザー自身がフォントファイルを移動することを必要とする ebook のオーサリングワークフローは、利用規約によって認められていません。

他の電子ドキュメントの場合と同様、フォントは既存のコンテンツの表示または印刷にのみ使用できます。新しいドキュメントのバリエーション、テンプレートまたはダイナミックコンテンツの作成には使用できません。

また、書籍、雑誌などの印刷出版物を作成するためにフォントを使用することはできますが、フォントをパッケージに含めたり、デザイナーや印刷所と共有することは許可されていません。

インプレッション数に制限はありません。

 

 

‥‥と、ずいぶんとアンサーが具体的です。紙書籍も電子書籍もOKなのがすぐに判ります。

 

フォントは結構取り返しのつかないことが多いですから、商用と書かれていても、詳細を確認してからです。

 

「商用利用可は、何でもどこでも使えるという意味ではない」ことです。色々ありますよねえ‥‥、商用とひとくちに言ってもネ。

 

でもまあ、少なくとも静止画のイラストや書籍には、アドビの1万以上ものフォントが使えるので、CCを契約しているなら、使わないのは損です。個人で活動している人なら、使用したいフォントを全部購入(しかも商用の高いヤツね)するのは、めちゃくちゃお金がかかりますから、Adobe FontsはPhotoshopやIllustratorのCCと一緒に使うと便利だと思います。

 

 

 

ちなみに、今でもPhotoshop Elementsって、販売してたんですネ。CCに移行してからは、全く使わなくなったし、職場でも見かけないので、2019年の最新版が出ているのをアマゾンで知って、ちょっと驚きました。

 

 

サブスクリプションではないニーズも、当然、そりゃあ、ありますよネ。

 

 


iMac 5Kで128GB

新型のiMac 5Kは、16GBモジュールx4で64GBのメモリを実装可能です。初代は32GB上限ですが(おそらく〜新情報は未検索)、最近のiMac 5Kは64GBのメモリを装着でき、ユーザが自分で交換・増設できます。

 

そんな中、32GBモジュールを4つにして、128GBのメモリで動作したとの記事を見ました。以下は秋葉館の販売ページ。

 

SAMSUNG製 DDR4 SO-DIMM 2666MHz 64GB(32GBx2)

https://www.akibakan.com/BCAK0084131/

 

2枚セットなので、4枚買うと大体20万円。

 

でもまあ、最新の大容量メモリって、いつだってこんな感じの価格ですから、特に驚きませんし、買えもしません。こういう類いのメモリ(=すごく高い時に買うケース)は一度も買ったことがないですけど、128GBはやがて来る未来のメモリの容量だとは思います。

 

4KHDRを作業していると、64GBのメモリでも普通な感じです。特に多いとも少ないとも感じず、妥当かなと思います。ただ、メモリのグラフを見ていると、結構いっぱいいっぱい、使っているのがわかります。

 

ソフトウェア上の制限‥‥ですが、4KでPANなどの大判では、After Effectsでこんなアラートが出る時もあります。

 

実際に2万ピクセルのコンポサイズではないのですが、計算上のバッファが2万ピクセル分、必要なんでしょうネ。昔はこういう「制限超え」はよくあったので、頭を切り替えて、サクッと対応しときました。

 

なので、128GBのメモリも、値段がこなれてくれば、普通に必要になって、普通に装着する日が来ると思います。

 

 

 

で、いつの時代も「そんなのオーバーだ。必要ない。」というセリフが出てきます。

 

でも、現在の8GB前後のメモリ(工場出荷時の標準)だって、128〜256MBのメモリでやりくりしていた頃(今から20年ちょい前)からすれば、相当オーバーになっています。8GBでは今やちょっと足りない‥‥というか2K映像制作のコンポジットでは16GBくらいにはしておきたいですよネ。

 

2014年時点で、私の当時の自宅マシンのMac miniは16GBメモリで、4Kのアニメ制作技術研究に取り組み始めて、メモリの限界をひしひし実感していました。

 

必要かどうかは、完成すべき作品から導き出されることであって、使用者の習慣で語るものではないです。習慣なんて、どんどん更新されるのです。

 

SDサイズ〜D1やDVDサイズで十分だ、HDなんて過多で必要ない、なんて言っていた人が、今ではちゃっかりHDや2Kで仕事してんだもん。4KHDRでも、一部の人々は、また同じ不要論をブチまけて、またシレっと4Kで仕事するんだろうな‥‥とは思います。

 

新しい技術の波を拒絶したところで、波には呑まれるのです。だって、映像制作の産業とは、技術の波にどのようにうまく乗って、商業の海を走るか‥‥ですもんネ。呑まれて溺れかけるよりは、最初から待ち構えて乗ったほうが良いです。

 

技術の波なんかない! 昔からアニメの作り方は決まっとる!‥‥と思うのなら、今でも16ミリフィルムカメラでアニメを作ってテレシネしてれば良いのです。‥‥というのは言い過ぎかな。でも、同じ不要論を何度も繰り返すようでは、学習能力がないと言われても仕方なし‥‥ですよネ。

 

 

 

128GBのメモリだって、数年で身近になると思いますよ。まあ、未来には普通に、作業において必要になりますからネ。

 

私の自宅のiMac 5Kは初代ゆえ、32GBで打ち止めです。128GBのメモリの価格がこなれてきた頃が、私のiMacもリプレース時期‥‥ということになりましょう。

 

 

 

 


Apple Pencilだけ

Apple Pencilだけ先に届いて、iPad mini 5はまだしばらく、おあずけ。

 

一番最初にiPad Proが出た時に、Apple Pencilが1ヶ月待ちになって、作業が移行できなかったのとは、逆のタイプですネ。

 

まあ、iPad miniは作画の作業に使うわけではないので、のんびり待ちます。

 

 

実は、Apple Pencilって、危うい存在だなと考えていました。絵(図)を描く人間(コミックやアニメ、デザイナーなど)が主たるターゲットだとすれば、人口は相応に少ないと思えたからです。薄情なAppleの傾向からして、売れなくなれば早々にディミヌエンドしちゃうかも‥‥と恐れていました。

 

しかし、こうしてiPad全製品でApple Pencilが使えるようになると、絵描き云々でなく、単に筆記具としてApple Pencilの存在意義が浮き立ってきます。

 

そうね‥‥。iPad全てでApple Pencilが使えるのが、1番の安心材料だよネ。

 

 

小さなカバンにもスッポリ入るiPad miniで、Apple Pencilが使える‥‥というのは、思ったより、効果が高いかも知れません。色々と活躍しそうな予感です。

 

なので、Apple Pencilを収納できるケースの出現を待つ。


mini 5の周辺

iPad mini 2019にマッチするカバー・ケースは、純正もサードパーティ製も存在するみたいですが、mini用かつApple Pencilを装着可能なケースは、さすがにまだ目にしません。今までminiのサイズでApple Pencilを使えたiPadが無かったので、色々なケースの展開もこれからでしょうネ。

 

保護フィルムは、既に予約販売のものがアマゾンでいくつか出始めました。

 

 

 

 

表示をよく見ると、「iPad mini 4」とも書いてあるので、どうやら、iPad mini 4用の保護フィルムやガラスは流用可能なんでしょうね。

 

では、iPad mini 1, 2, 3のフィルムは流用可能か‥‥というと、アマゾンで調べた限りでは、3と4で流用可能なフィルムは存在せず、どうも、3以前と4以降の間には流用できない溝があるようです。

 

 

 

私の持っているiPad miniは2つあって、miniの「Retinaモデル」とmini 2です。

 

mini Retinaのほうは、iOSが8までしかアップグレードできず、現在はiPad 2と共に休眠状態です。iOS 8でも動作がもっさりしており、ぶっちゃけ、使い物にならないレベルなので、おそらくこのまま生涯を終えるでしょう。

 

mini 2は、まだ使える状態ではあり、色々な雑務をこなしております。Alexaの設定とかスマートコンセントの制御とか、音楽再生とか。‥‥言い換えれば、iOS12の現在においては、いつも持ち歩きたくなるような性能ではなくなったので、地味な雑事に使っているのです。私は自分のCDライブラリとApple Music(iCloud ライブラリ)をきっぱり分けて管理しているので、mini 2は「自分のCDライブラリのプレイリスト用」に使っています。

 

 

 

なので、mini 5。

 

4月の第1週に到着予定。

 

私はいつも刻印を入れるので、遅いのです。

 

ゆとりちゃん(家計簿ソフト)の喪失から立ち直って、4月からクラウドベースの会計ソフトをつけることもあり、いつも持ち歩くiPad miniとして導入します。もちろん、Apple Pencil必携で。

 

ただ、書き味向上フィルムは貼らずに、反射防止フィルムか強い硬度のガラスを貼る予定です。書き味向上フィルムは、あくまで絵をメインで描く用途のiPad Proには必需ですが、弊害=暗部が若干底浮きしたりジェスチャの反応が悪くなるので、携行用のminiには適さないと判断しています。

 

5月6月に2つの機材関連のローンが終わって身軽になるので、今月いっぱいのAppleローン(iMacとか色々出したから、また延長する?)の分割手数料0円24回払いで月々3千円台で購入しました。今回はAppleケアにも同時加入しました。持ち歩く前提なので、落として割れるなどのリスクに対応するためです。こちらの落ち度で豪快に破損しても、数千円で修理(多分交換)してくれるので、ビクビクせずに持ち歩けます。

 

AppleCare+に加入すると、iPadとApple Pencilの保証とサポートがAppleCare+の購入日から2年間に延長されます。さらに、過失や事故による損傷に対する修理などのサービスを、1回につきiPadは4,400円(税込)、Apple Pencilは3,400円(税別)のサービス料で2回まで受けることができます。

 

iPhoneのテザリングオプションも開始して、iPhone、Apple Watch、そしてiPad mini 5の「携行ファミリー」を完成させようと思ってます。私はカーナビをiPhoneに頼っていますが、iPad mini 5の大きな画面のカーナビでロケハンにも行けるようになります。

 

アラウンド50になったら、引きこもるのではなく、むしろ活発に行動しないとね。

 

 


iMac 5Kもパワーアップ

先日のiPad Airとminiに続いて、iMacシリーズも新型が出ましたね。最上位モデルがi9の5GHzに高速化したようです。

 

現在、macOSとiOSの連携環境を作り、かつ、2020年代にも通用する環境性能を‥‥ともなると、個人レベルではiPad ProとiMac 5Kという選択肢が一番現実的かと思います。

 

 

 

高い!‥‥と感じる人もおられましょうが、Windowsでも似たような金額になります。

 

+300nits以上のコンシューマ向けHDRモニタ/27〜30インチ(8万円前後)

 

 

 

Mac/Winどちらの場合も、アマゾンやパソコン通販店で16GBモジュールを2つ買い足して空いたスロットに増設、将来的には購入当時の小容量のメモリモジュールを外して、オール16GBモジュールで64GB構成にするのがよろしいです。

 

「え〜‥‥ もっと安いパソコンじゃダメなの?」

 

‥‥と思う人もいましょう。まあ、たしかにアニメ制作会社のパソコンは、アニメ業界のお金の状況を反映してか、ぶっちゃけショボいのが多いですよネ。ゆえに、自分で買うパソコン一式もアニメ制作会社基準で考えがちです。

 

当座のことしか考えなければ、10万前後のパソコンに2KでsRGBの24インチモニタでも良いでしょうが、それだと「産業にとって、都合の良い人材」にしかなりません。言い過ぎかも知れませんが、「プランテーションの農奴」です。

 

右も左もわからない新人はともかく、ある程度キャリアを積んだ人間が、「都合の良い人材を欲している状況」にのっかったままでどうする。

 

 

 

もし、パソコン一式を調達する時に‥‥

‥‥という視野しかもてなければ、当然、「それ相応の出費に抑えたい」と思うでしょう。

 

作画の現場でしか作業体験がないと、「デジタル作画」以外の広がりをイメージするにも限界があります。あくまでアニメ制作一般の‥‥

‥‥くらいのイメージどまりです。

 

「デジタル作画」「キャラデザイン」「しか」想定しないのなら、高いお金を支払って、高性能な環境を導入するのはハッキリ言ってオーバースペックです。マシン本体はそれこそ12万前後で抑えとけば良いです。2Kの線画「だけ」を作業して処理するのに、いまどきのハイスペックな処理性能は不要です。

 

しかし、本当に「デジタル作画」だけで一生を全うできると思いますか? 私はダメだと思います。きっぱりと言いますが。

 

絵を描く能力をさらに発展させれば、アニメ制作現場だけでなく、他のジャンルの映像制作分野にも広がりを得ることができます。もちろん、自分の能力を拡張するためのマシン性能と環境作りは必要になります。‥‥まあ、あと、地道な自己の能力開発もネ。

 

 

性能の高い作業環境を有することで、本人の努力次第でコンポジット関連の技術分野にも、能力の範囲を拡大できます。さらに「アニメの作画」という狭い視野ではなく「画業」として自分の生涯を捉えると、以下のようなさらなる発展の可能性が見えてきます。

 

 

線画だけの視点、「デジタル作画」しか考慮しないで、マシンを購入したら、上図の発展は不可能です。単純に、マシンの性能不足です。

 

「できることの差」を比較してみましょう。

 

 

 

自分の未来を、「めんどくさがらず」「卑屈にならずイジけず」、目を背けずに真剣に見つめるのなら、「デジタル作画限定の自分」がどれだけ弱いかが見えてくるはずです。

 

「デジタル作画の期間を、自身の成長の過程として捉える」のは良きことと思います。しかし「一生ソレで生きていける」なんて思うのは浅はかです。「アニメの作画しかできない」ということで、足元を見られて値踏みされるような、辛酸を舐める場面もありましょう。

 

「自分ひとりの事業計画」を短期・中期・長期で捉えた時、果たして50万円のパソコン&タブレット一式は高いと言えるでしょうか。むしろ、自分に対する段階的な投資と考えれば、決して法外なコストではありません。

 

 

 

‥‥で、こうした「自分ひとりの事業計画」を環境導入のお金も含めてマネージメントすれば、本人の自意識も目覚め、「親方日の丸」の「子分」感覚からも脱皮し、制作会社と交渉する意識も自ずと芽生えます。‥‥だってさ、「こっちは相応の設備投資してんだから、ちゃんとした金額はもらうよ」と正々堂々と言えますもんネ。

 

思うに、フリーランスのアニメーターがお金に困るのは、アニメーター自身が自分のお金に対してあまり真剣に取り組んでこなかったからとも思えます。確実に、単価制度の報酬の低さが原因ではありますが、一方で、家計簿すらつけていない人はかなりいましょう。会計ソフトを日々記録して青色申告しているアニメーターはどれだけいるでしょう。作画机と筆記具が作業環境の全てで、環境設備を含めた「自分の事業計画」なんて皆無、「お金がかかるのはイヤだ」といいつつ、自分のお金はどんぶり勘定‥‥では、いくらでも「買い叩かれるスキだらけ」なのです。

 

 

 

iMac 5Kは安いとは言いませんが、iMac 5Kで可能になる「事業展開」を中長期視野で鑑みれば、高すぎるとは思いません。20万のDELLのタワーだって、相対価値として決して高価過ぎることはないです。

 

ヘタに安いマシンで済まして「買い叩かれ構造」に甘んじて一生を費やすより、自分の未来を真に考えるのなら、MacでもWinでも相応の装備を計画的に導入し償却し、可能性の広がりを自分自身で実践すべきです。それはフリーだろうが、社員だろうが、同じです。

 

社員だからって、終身雇用でエスカレーター式に出世できるなんて、ぼーっと考える方が安直です。アニメの産業自体、これから先、どのように変化していくのか、誰にも予想できないのですから。農業や鉄鋼業などの「1次2次」産業とは違うことを自覚して、自分の「芸」の発展をイメージすることが必要でしょう。

 

 

 

 


液タブおあずけ

WacomのCintiq 16 FHDは、値段が低めなので、買いやすくて良いですネ。私は作画関連はiPad Pro 12.9で作業していますが、PC/macにデータを移動した後に、ちょいちょいペンタブが使いたくなることがあります。ちょっとした修正のたびに、いくら手軽とは言え、Air Dropで何度も行き来するのは面倒です。

 

ただ、ふと我にかえると、今の作業環境では「もうモニタは繋げない」のを思い出します。

 

液タブは、ペンタブレットであると同時にれっきとした「モニタ」なんだよネ。そのことをふと忘れて、夢想してWebのカタログを眺めたりします。

 

現在の私の作業環境は、作品制作の都合上、4Kモニタが満タンに繋がっております。以下のとおり。

 

 

ここに、さらに「モニタとしての液タブ」を追加で繋げるとは思えません。もし液タブをつなぐ場合は、どれか1つを外して隙間を空ける必要があります。

 

なぜこんなに繋いでいるかというと、道楽とかではもちろんなく(仕事だからネ)、全て理由があります。

 

  1. iMac Proのもともとのモニタが5K(UHD解像度扱い)
  2. HDRを作業するプロ用HDRモニタ「CG-318(PQに対応済み)」がUHD(3840px)
  3. 監督をはじめとしたメインスタッフが映像チェックする際のリファレンスHDRモニタ「CG-3415」がUHD(3840px)
  4. テレビでの動作を検証するためのブラビアがUHD(3840px)

 

‥‥という構成です。

 

この「絶妙に綱渡り状態で、4K60Hzで10bit接続できている環境」に、2Kモニタであれどふら〜っと不用意につなぐと、他の4Kモニタが8bitになったり30Hzまで落ちたり解像度が落ちたり、面倒なトラブルが出ます。macOSが妙に取り計らって、全モニタに割いているビデオ処理能力リソースを分配して、映るようにしちゃうんですネ。一旦バランスが崩れると、全てのモニタを認識し直す必要があり、元に戻すのが結構大変です。

 

ちなみに、「ビデオスプリッタ」を考えたこともあるんですが、全てモニタプロファイルが異なるので、スプリッタに繋いで全部一緒のプロファイルはNGです。同じ映像を映すとはいえ、家電店のテレビのようにはいきません。プロファイルの運用が重要です。

 

モニタが4つもあるとゴージャスに見えますが、実はこれでもドラフトで、出力ボックスを介さない「macOS俺節のThunderbolt出力」で繋いだ、単なるミラーリングにしか過ぎません。ちゃんとした出力をするなら、出力ボックス〜いわゆるSDIなども扱えるブレイクアウトボックス経由になります。

 

*高いなあ‥‥。

 

私は、仕事として編集をやるわけではないので、DaVinciの動作も「平民モード」でクリップ(ラッシュ)を再生し、Fキーのフル画面で各HDRモニタと4KHDRテレビにミラーリングしています。出力ボックスを介さないとは言え、システムスタッフに色彩計で計測してもらって色校正を実施し、色のズレがないことを確認して作業しています。

 

まあ、ぶっちゃけ、中途半端な仕様のiMac Proの内蔵モニタは映らなくても良いくらいなんですけど、ベリベリとパネルを剥がせば済む話ではないので、去年の夏以降からこの環境で作業しています。

 

もうちょっと時代が進めば、メインの作業用モニタをプロ仕事にも使えるHDRモニタだけにして、2〜3Kの液タブを繋いで、あとはチェックのニーズに応じてテレビとリファレンスモニタにミラーリング‥‥という環境も作れそうですが、今はまだ機材が出現していないので、未来が来るまで液タブはおあずけです。

 

一応、板タブは繋いでいるんですが、もはや感覚が板タブから離れ過ぎちゃって、かえって混乱します。よほどの時に使うだけです。

 

 

 

ちなみに、iPad Proの解像度は4Kではないですが、4K作画で不足を感じたことがないので、おそらくCintiq 16 FHDもツールウィンドウ類をPCモニタに逃せば、相当使えるんじゃないかと思われます。

 

どんなメーカー、どんなモデルでも、まずはタブレット画面で絵をガシガシ描いて、自分の感覚とタブレット感覚をシームレスにすることが先決ですよネ。例えばiPadなら、「俺がiPadか、iPadが俺か」くらいに。

 

久々に紙で描いた際に、思わず紙の上でピンチインアウトのジェスチャー癖が出てくるくらいで、ちょうどよいですネ。

 

 


かわいいアトモス。

作業場にいよいよ5.1.2のスピーカーとアンプを設置開始します。といっても、まずは荷物の整理から。

 

ラボのような専門の部屋ではなく、あくまでも作業部屋の2.1を5.1.2にグレードアップするだけなので、いわば「かわいいアトモス」です。

 

去年の夏頃まで、アニメ制作環境のチェックルーム(やチェックスペース)に、ヤマハのそれなりのスピーカーと0.1=ウーファーがあるだけでも、相当リッチと思ってました。しかし、新たなプロジェクトの新たな基準だと、2.1などドラフトもドラフトで、最低5.1だということにショックを受けました。

 

色々調べると、ドルビーのAtmosを鳴らすには最小限でも5.1.2が必要で、前方天井の高い位置に設置する「0.0.2」のスピーカーは欠かせないとの事。今はHDMIでなんでも送り込む時代なので、MacからもHDMIでサラウンドアンプに送り込むことになります。

 

でもなによりも、まずは作る人間の耳です。

 

作っている人間の耳が、ステレオ2チャンネルしか馴染みがないのでは、「感じ」が掴めません。当然の体験として、5.1.2に日頃から馴染むことが必要だと痛感しております。

 

 

私の常駐する作業場は、私の色々な野望ゆえに、物品が多くて、音響特性的にみれば、左右前後非対称で「下」の部類です。ゆえに、デッド(残響が響かない)ではありますが、色々と問題があるだろうなあ‥‥。

 

スピーカーケーブルを部屋じゅうに這わせるのが、まず憂鬱です。スピーカーの音が通るように、物品も整理せねばなりません。

 

4KHDRの線画をiPad Proで描き、コンポジットをiMac Proで日々進める傍、音関係も徐々に整えて進めていかねば。

 

全て映像がらみではありますが、同時進行が多くて、悩ましいです。

 

しかし、「苦悩を経て歓喜に至れ」。ベートーヴェンを口ずさみながら、一歩ずつ進めて参りましょう。


EthernetとWi-Fi

Apple製品はできるだけシンプルなインターフェイスと環境設定で誰でも簡単に扱えるように工夫されていますが、それが思わぬストレスの原因になることも実はかなり多いです。

 

例えば、Air Drop。

 

Air Dropは、同じ周囲のmacOSやiOS端末に対し、簡単な手順でデータを送信できる仕組みですが、BluetoothとWi-Fiが必須となるので、送受したいiMacやiPadは都合、BluetoothとWi-FiをONにすることになります。

 

これがクセモノで、iOSは良いとして、Macは「日頃、EthernetとWi-Fiのどちらを使って通信しているか」がわからなくなります。

 

macOSユーザとして、「まあ、通信速度の速い方を自動選択してくれているだろう、‥‥普通に考えて。」と根拠のない希望的解釈をしていたのですが、どうもそうではないことが最近発覚しました。

 

iMac Pro(や、新型Mac miniも)のEthernetは10Gbpsの高速通信が可能です。Wi-Fiは5GHz帯でも10Gbpsの有線LANよりは遥かに遅いので、映像の作業場(ローカルエリアネットワーク)でデータを転送する場合は有線Ethernetが断然有利です。

 

しかし、Air DropのためにWi-FiをONにしていると、せっかく高速な10Gbpsのインターフェイスと10GbpsのHubでiMac Pro同士を接続していても、こともあろうに、低速なWi-Fiで通信する‥‥みたいです。

 

最近、70GBのデータを送受したら、「予測時間 1時間」と出たので気づいた次第です。10Gbpsの高速ネットワークで70GBのデータのコピーに数十分かかるのは、いかにもおかしいです。(ローカルで低速なHDDを使っているならネットワークに送り出す速度も遅くなります。しかし、ローカルの高速ディスクと10GbpsのLAN経由なのに転送速度が遅いのは、何らかの原因があるでしょう)

 

試しにWi-Fiを切って再接続したら(=Ethernetのネットワークだけの状態)、「予測時間 1時間」が「予測時間 3分」になり、実際に2分ちょっとで70GBの転送が終了しました。

 

つまり、明示的にWi-FiをOFFにしないと、どんなに高速なEthernetで接続していても、低速なWi-Fi経由のネットワーク接続になることもある‥‥ようです。

 

Air Dropの時だけWi-Fiネットワークを使って、通常はEthernetネットワークを使う‥‥みたいな動作設定はできんもんかね‥‥。

 

iPad ProからiMac Proに転送する時だけWi-FiをON、通常はWi-FiをOFF‥‥みたいなことを明示的にしないと、Ethernet経由で転送を確保できないです。‥‥何か、システム環境設定以外の設定方法はあるんかな‥‥。

 

Appleは結構、性能よりもうわべの簡単さを優先するようなことが昔からあります。その方針があまり作業に影響しないうちは良いのですが、さすがに「3分が1時間になる」のは黙認できないほどの劣化です。作業速度=稼ぎに直接関わってきますもんネ。

 

こうなってくると、Air Dropも手軽なのか面倒なのか、作業場で使うにはよくわからなくなってきますネ。

 

 

 

 


PC

今はもう、「Windowsだから安い」ということはないんですよネ。20年前の「自作PC」が流行った頃とは違って、必要条件を満たしていけば、MacもWinもそんなに値段は変わりません。今でも安く感じるとすれば、値段相応に、性能を削ぎ落とした製品がWindows PCには用意されているからでしょう。

 

Webの購入ページの「カスタマイズ」でちょっと見積もった感じだと、節約したつもりでもアレよアレよという間に20万円台をオーバーしました。モニタなしの値段でソレなので、4K HDRモニタを買い足せば、なんだ‥‥iMac 5Kとそんなに変わらない値段です。

 

i7で3GHz(TB時に4GHz)は良いとして、メモリは8GB、HDDは1TB(HDDの銘柄は謎)‥‥と、そのままじゃキツいのを納得した上で初期状態で買えば、税無しで10万円(99800円)で買えるモデルもあります。そこから徐々に自分でパーツを買い集めて(できるだけ安いタイミングで買って)、M.2のSSD、32GBメモリ追加、3TBで7200rpmのデータ置き場HDDで強化していくのが、一番安くWindowsを自宅の映像制作用として買える方法かも知れません。

 

うーん。

 

やっぱり、なぜ私が今、Macばかり使っているかを思い出しました。

 

Windows PCで環境を揃えるのは、色々と煩わしいからですネ。

 

Macの場合は、iMac 5Kを買いさえすれば、iPad Proとの連携ですぐに色々と始められますから、ものすごく「手軽で楽」なのです。消費電力も発熱も低いですしネ。Air Dropは便利ですし。

 

Windowsマシンのメーカーラインアップを見ると、コンパクトミニタワーと言いながら、しっかりとデカい筐体と、消費電力の大きさは、なかなかに萎えます。昔、散々、デカい筐体の猛烈な電力消費と発熱と冷却のためのエアコン電気代で苦しんだので、そういうのはもういい‥‥のです。なので、できるだけコンパクトで省電力なのも、製品選択の重要項目です。自宅の居室は、アニメやCG会社の作業場とはやっぱり性質が異なりますからネ。

 

 

ただ、筐体がコンパクトで省電力でも、MacはPCIe増設スロットを本体に持たないので(まあ、あの筐体なので当然ですが)、そこは結構面倒です。Thunderboltのブレークアウトボックスに頼ることになりますが、今はまだ4K過渡期なので製品の選択肢に困ります。

*Thinderbolt経由でPCIeを接続するボックスもありますが‥‥、手を出していません。

 

まあ、4Kはやがて「普通」になって、いちいち大騒ぎするようなものでもなくなるでしょうから、モニタも周辺機器も今は「待つ時期」と心得て、Windowsマシンなら「拡張のベース」となる機種・モデルを買うのが良いのでしょうネ。今、2Kにしか対応できないマシンを買って(例えばオンボードのビデオが4K非対応とか)、あとで買い直しになるのだけは避けたいところです。

 

今すぐにバリバリやり始めたいのならともかく、自分の成長戦略・ロードマップをある程度考えてコツコツと足場を固めていくのなら、いきなり高いマシンを買って持ち腐れするよりは、10万円そこそこで未来の拡張性もあるベースマシンを買うのが良いのだと思います。

 

ちなみに、4年前に買ったiMac 5Kは、今でも十分現役です。今月ちょうどローンが終わりますが(=つまりiMac 5Kが世界にデビューしたのが4年前の9月だったということですネ)、あと2年はなんとか現役でイケそうです。

 

今のパソコンは寿命が長いよねえ。昔は4年なんてもたなかったもんネ。

 

 


watchOS 5‥‥

iOS 12とwatchOS 5が公開されたので、早速アップデート。

 

iOSはスムーズにアップデート完了しましたが、問題はwatchOS。

 

 

 

12時間????

 

Apple Watchを充電器から取り外せず?

 

iPhoneの通信圏内に? =Apple WatchからiPhoneを離せない

 

‥‥なるほど、今日はiPhoneは持ち歩けないということなんですネ。

 

私は今日はずっと作業場にこもって仕事だったので良いですが、これ、普通に行動している人はどうすんだろ?

 

ちなみに、アップデートをキャンセル=途中で中止すると、工場出荷時に初期化されるとのことです。

 

 

 

「12時間というのは、予測時間で、実際は‥‥」

 

いやいや、23時現在、ようやくインストールが始まりました。12時間はかからなくても、9〜10時間はかかると思われます。

 

上図と下図の時刻に注目。

 

 

 

 

 

なんだか、この秋のAppleは、変な感じですね。

 

10時間もiPhoneとApple Watchが使えなくなるアップデートなら、事前に「アップデートには半日かかります。その間、Apple WatchとiPhoneは持ち出しができなくなります。アップデートを途中でキャンセルすることもできません。それでも実行しますか?」とか警告しても良さそうなのにネ。

 

それにXs Max。

 

iPhoneとはいえ、スマホごときに18万とか。

 

 

買う? 18万のスマホ。

 

 

壇上でスマホを両手にもって水鉄砲のように撃ち合ってはしゃいだり。

 

あんな基調講演、全然見たくなかったわ。18万のスマホ買ったら、アレ、やる?

 

 

 

できるだけ、今のAppleの姿をポジティブに捉えようと思うけど‥‥。

 

なんか‥‥終わりの始まりにならないと良いけどなあ‥‥。

 

 

 

日本のカメラメーカーやBlackmagicには頑張って欲しいですネ。「iPhoneのカメラ機能がすごい!」って、iPhoneはカメラなのかよ?‥‥って話です。

 

どんなにAppleを肯定しようと思っても、さすがにスマホに18万のコストは割かないわ。いくらなんでも、そこまではなし。

 

そんなんだったら、もっと他のことにお金を使います。例えば、18万円あったら、Adobe CCが3年も使えるからね。‥‥そっちのほうが何百万も稼げるからさ。16万で4Kのポケットシネマカメラを買ったほうが、よっぽど実益に繋がりますしネ。

 

 

 

 



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