目が濁っている

トイレの洗面台でふと自分の顔を見たら、目が随分と赤く濁っていました。

いかんな。目の使いすぎでR。

PCで目を使い、iPad Proで目を使い、モデル(模型)制作で目を使い‥‥と、目ばっかり使っている「悪い典型」です。作画机のライト直視も、かなり目を痛めます。

ちなみに、私くらいの歳になると、皆さん老眼になるのですが、私もどうやら老眼みたいです。文庫本の文字がものすごくツラい時があります。

しかし、模型制作をしていると、なぜか老眼が緩和されます。模型製作って、0.5ミリの真鍮パイプに0.2ミリの真鍮線を通して、さらに加工するような、ものすごく細かいものを見たそのすぐ後に、模型の全体像を遠目で色々と眺めて角度やしなりを調整する‥‥ような事をします。要は、パソコンやスマホと違って、視点の移動が頻繁なのです。他の人は知りませんが、私は模型製作を始めて十数分経過すると、ついさっきまでボケていた細かいものが、どんどん見えるようになってきます。裸眼で0.4ミリの真鍮パイプに0.09ミリのニッケル線を通すことなど楽勝になります。

アニメーターの「同じ距離で紙をずっと見て描く」目の動きも、撮影やペイントの「PCモニタを見続ける」目の動きも、目の筋肉は一定の距離だけの動きしかしません。左右上下の動きは頻繁でも。

5cmの至近距離と無限遠‥‥と言わないまでも、10cmと50cmの距離を行ったり来たりする目の動きを実際に自分でしてみれば、「ああ、確かに、こういう目の筋肉の使い方は、日頃はあまりしないな‥‥」と実感します。

おそらく、私の模型製作は、作劇の参考にするものなので、細かい部分にかかりきる時間は少なく、全体のバランスを見るために頻繁にプロポーションや印象を確認する視点の動きが、PCモニタ(=フォーカス距離が固定)で緩んだ目の筋肉に良いのかも知れません。パソコンやテレビを見ている時より、目を遠近(左右上下だけでなく)で頻繁に動かすのが、軽い筋肉トレーニングになるのかな‥‥。

でもまあ、どっちにしろ、目を使い過ぎていることは事実。でも、目を使うのが仕事そのもの‥‥の状況において、どうすれば良いんだろうな‥‥。

-  -  -

そういえば、超極細の金属パイプで思い出した余談ですが、極細パイプの切断でよく「カッターの刃を当てて転がすように」とか、「パイプの中に内径ピッタリの金属線を入れて切断」とか指南していますが、私はその方法でまともに切れたのは数回で、切れたとしても妙に時間を費やします。ステンレス製パイプをコロコロしようものなら、切断までアホほど時間がかかります。




ミニルータ用の回転ノコギリ(金属用)を使えば、簡単に綺麗にカット出来ます。今までのコロコロに割いた時間が嘘のよう。切断そのものは3〜5秒で終了。切り口もきれい(金属の削りかすを吹き飛ばして)です。



ちなみに、切る時は、下図のようにダンボールの板(アマゾンダンボールとかの底板)に固定して、ダンボールごと切断するのがヨロシイです。切る時にはそこそこのエネルギーがパイプに伝わるので、固定しておかないと暴れるのです。指の肉とか、簡単にザックリ切れちゃうので、取り扱いは慎重に。


目のテスト

ネットのニュースをチェックしてたら、「目のテスト」のゲームが紹介されていたので、試しにやってみました。私は現在、カラーボードを作業中で、日頃も撮影やグレーディングなどの「色の仕事」もしているので、自分の目をどんな風に判定されるのか、面白半分でやってみました。

「目のテスト」
http://wvw.igame.com/eye-test/


紹介記事〜自分の「色覚」ってわかる?


結果は、「ロボ」‥‥で、まずまずの結果です。このテストをやってみて、自分の「苦手な色域」も自覚できました。ピンクとグリーンは判別に時間を要したので、その辺の色が混ざると目が泳ぐようです。最後に時間切れとなったのもピンク系の色でした。

ちなみに、iMacのモニタなので、モニタの性能はそこそこです。もしかしたら、EIZOのモニタだったら、もう少しハイスコアを狙えるかも知れませんネ。

おそらく、アニメ業界で「色の関係」に従事している人は、ごく普通に、「タカ」レベル以上にはなると思います。その程度のテスト内容です。「目のテスト」ではありますが、視力ではなく、「色覚のテスト」ですので、テスト結果の「1キロの先の蚊も見える」というのは少々ジャンル違いの文言ですネ。

ぶっちゃけ、私よりも鋭い色覚の人は多いです。私は人に自慢出来るほど、色覚が優れているわけではありません。私はスコア「32」でしたが、「40」「50」のスコアを軽々獲っちゃう人も、アニメ・映像業界(印刷業界も)にはいらっしゃるでしょうネ。






もし、猫とかトラになってしまう場合は、まず何よりも、モニタの性能を疑いましょう。モニタの性能が悪いと、テスト自体が成り立ちません。例えば、iPhoneでこのゲームをやってみて、「見えにくい」といってモニタを明るくするのは、モニタのダイナミックレンジを狭くする操作で、まるで逆効果なので、余計にテストが難しくなりますヨ。

また、必死に目を凝らすのではなく、力を抜いてボーっと眺めた方がすぐに判ります。ヌボーっとヌルく眺めて、色の浮かび上がっているタイルをクリックすれば良いだけです。

でもまあ、このテストは単に色覚の正確さをテストする内容なので、実際の「絵作りの魅力」にはほとんど無縁のテストです。色覚の鋭敏な人間がよってたかっても、良い絵(=人の心を引き寄せる絵)が作れる保証には全くなりませんからネ。


しかし何だ、ヨドバシの広告の内容がプラモばかりなのは、気まずい。日頃、ヨドバシで買ってるからなあ‥‥。

 

iPhone6 Plus

数年間使ったiPhone4Sが洗濯によりお陀仏となり、急遽新しいiPhoneを調達する事になりました。

私はいわゆる「ガラケー」を使っていた頃、住所録やサウンド、メールの管理に苦労していたので、管理の容易なiPhoneが出た時には価格が安定するのを待った後にiPhone3Sを早々に買いました。その後に4Sを経て、今回6+を買う事になります。

6+は誰もがデカすぎると言うのですが、私はスマホの利用割合は「電話1、カーナビ3、iPod3、Webブラウザ&メール3」なので、電話としての携帯性よりも、ガジェットとしての機能を優先した結果、6+に落ち着きました。

ぶっちゃけ、あと2年は4Sで良いと思っていたのですが、iOS6では色々と制限が出てきた事もあるので、さくっと6+に乗り換えます。

ちなみに、iMacとiCloudでiPhoneのデータはバックアップしてあるので、6+への移行は特に問題無しです。ガラケー時代の何が面倒だったかと言うと、トラブル時や機種変更時の煩わしさですが、AppleのiCloudのような統合型のシステムがあると「端末を変更するだけ」の気楽なスタンスで移行できるので楽です。

しかし、iPhone6 Plus。あんなデカいのを本当に持ち歩くのか‥‥と自分の事ながら懐疑的ですが、考えてみればガラケーやiPhoneの頃でも持ち歩く事をあまりしなかったので、本体のデカさは私にとってはさしたる問題ではないような気がしています。いちおう、手で握って通話できるギリギリのサイズではありますしネ。

書き溜め

私はたまに長文のブログを公開する事がありますが、そんなにホイホイ、長文を書けるわけではなくて、思いついた事をストックして、長期に渡って書き進めているのです。

ブログでも組み立ての変な文章を書く事があるのに、ツイッターなんてとても無理です。それに、私は西久保監督にも呆れられるほどに、携帯やスマートフォンを操作するのが苦手なので、なおさら、「XXなう」なんて書き込むなんてできまへん。

でもまあ、今までメイキングとかの取材映像に顔や名前を出してたりするので、今さら匿名でブログを書くような事はしないです。何かを成そうとする時は、誰だって、多かれ少なかれ、表に出ざる得ない‥‥ですもんネ。

‥‥とまあ、こういうボヤきみたいの以外は、大体、何日・何週間・何ヶ月か寝かせたのちに、公開しておるのです。

アイヲッチ

セイコー製のがあったんか。




ニッセンのカタログで見たヨ。先行発売か。

‥‥というのは冗談ですが、 しかしまあ、アップルウォッチと上のを比べると、質感や細部の精密さに、かなりの差がありますネ。セイコー製のは、商品写真ですら、リムの黒い部分の仕上げが雑ですもんネ。

AppleWatchは、さすがに仕上げは奇麗です。この辺は、Appleの独壇場ですネ。



果たしてアップルウォッチ、来年のいつ頃販売開始して、どのくらい売れるんでしょうかネ。

一番気になるのは、充電です。この「時計」はどのくらいバッテリーが持つんでしょうか。まさか、朝に充電完了したのに、その日のうちに出先でバッテリー切れなんて‥‥ありえないですよネ。

最近、人々って「バッテリー切れ」の煩わしさにつきまとわれて生きているようなフシがあります。もちろん、それと引き換えに便利な生活を手に入れてはいるのですが。

カメラなんかも、昔は1〜2年放っておいても普通に写真が撮れましたが(装填済みのフィルムの状態は、あまりほったらかしにすると、ヤバいかも知れませんが)、今はバッテリーが放電して使えない事がほとんどです。まあ、それと引き換えに、フィルムの煩わしさ(フィルムの購入・装填・現像)から全て開放されたのですけども。

実は私、前から時計が欲しいと思ってたので、タイミングが合えば、このAppleWatchでもいいかな‥‥とは思っているのですが、性能が時計以下だったらどうしようかな‥‥とも思います。ディスプレイの省電力のため、現在時刻を確認するたびにスリープ解除操作しなければならない‥‥とか、そもそも頻繁に充電しないとダメだとか、バッテリーで熱くなるとか。時計の基本事項をクリアできているかが心配ではありますが、まあ邪推はほどほどにして、2015年の発売をまずは待ちましょうかネ。

ココロ

ヒトは強くなっていくものです。屈強な海兵隊員だって、赤ん坊の時から強いわけではありません。

ただ、強くなるように自らを鍛えないと、当然の事ながら、弱いままです。歳を喰ったからって、皆がタフになれるわけではありません。

私が思うに、身体は成長するにしたがって、それなりの強さを備えるようになりますが、ココロは年齢とともに強さが増すとは言い難い性質を持ちます。身体が成長し、どんなに技術を習得しようが、弱いままのココロが「しなくてよい失敗」を呼び寄せるのです。

‥‥なので、技術とともに「経験」も一緒に積んでいくわけですが、それでも「根本的なココロの弱さ」は残りがちです。

ココロの弱さは、実はそう簡単に強くできるものではありません。ヌボーっと生きているだけでは、一向にタフにはなりません。

例えば、バイクで細い直線ラインを走る場面を想像してみます。



シートに座ったまま足を着くには狭い、かと言って、そこそこの幅はある、1本の細道です。バイクを運転できる人なら、ほとんどの人がこの細道を走行できるはずです。

では、この場合はどうでしょうか。



多くの人が、両脇の落差に動揺して、走行がフラついて、転倒&転落する事でしょう。そればかりか、「こんな道、走るの無理」と走行自体はあきらめる人のほうが多いと思います。

この2つのバイク走行における、運転操作上の技術的な差は全くありません。1図も2図もごく普通に、進行方向を見て走れば良いだけです。

しかし、2図の場合、人の目は「余計な動き」が多くなります。走行中には見る必要もない自分の足下や、落ちたら痛いであろう段差の下などを、キョロキョロと視線が動き、走行がふらつく大原因となります。そして、小さなフラつきをカバーしようとして、さらに大きくフラついてバイクが傾き、脱輪、奈落の底へと大転倒‥‥というシナリオです。

ではなぜ、そんな「失敗を招く、視線の動き」が発生するのでしょうか。「もしかして自分は上手くできないのでは?」「落ちたら怖い」「転落したら痛い」‥‥そんな不安や恐怖が脳裏を駆け巡り、「不安と恐怖の対象」をせわしなく目がサーチするからです。興味深いのは、それが本人の表面の意思では制御できない「ココロの奥」からの作用だ‥‥という事です。

結局、本人のココロの弱さだけが、「難しくもない1本道の走行を、超難関レベルへと押し上げている」のです。

「そんな事言ったって、こんなシチュエーションじゃ、普通、緊張して出来ないじゃん?」‥‥と言うのは、ごもっとも。

‥‥でも、逆に言えば、「緊張しない、動揺しない」ココロへと鍛え上げれば、「出来ないと思っていた事が出来るようになる」‥‥とも言えるのです。

では、「緊張しない、動揺しない」ためには、何が必要かと言うと、実は「技術」なんですよネ。技術的な自信や裏付けがあってこそ、緊張や動揺を蹴散らす「度胸」も生まれるのです。上図のバイクに例えれば、「安定した走行を維持する」の為の技術‥‥でしょうか。

私はまさに、上図のバイク走行みたいな事を、20代の頃に実際にやって、「メンタルを強くする」一助としていました。さすがに上図は極端ですが、「ミスったら、痛い目にあう」ようなシチュエーションを自ら選択して、オフロードバイクで練習していましたが、思い起こせば、かなり有用な経験だったと思います。転倒の痛み・車両破損の恐怖と隣り合わせの感覚を感じながら、ブレずに「いつも通りの技術を発揮する」というココロの状態。「動揺するから失敗する、動揺しなければ成功する」という体験を何度も繰り返せたお陰で、実際の映像制作でも「度胸の付け方を応用」できました。

ココロは、「自分を取り巻く全て」において作用しますネ。状況に呑まれず、「粛々と成す事を成す」ためには、どうしても、ココロの強さ・タフさが必要になります。

512

前々回書いたメンコの話題がてら、いくつかの「スーパーカー」のメンコの中にふと「フェラーリ512」の姿を見つけたのですが、「512? おお、何だかピッタリでシックリくる数字」と感じる私は、随分とコンピュータ漬けのヒト。

256の倍、1024の半分。512は区切りの良い数字です。今は何だか「1000」とか「500」とかはキモチ悪く、「250」なんて「あと6足してピッタリにして!」とか思いがちです。

で、フェラーリの512。

調べてみたら、2進法とはほとんど関係ありませんでした。

512とは「5リットルの排気量」で「12気筒」の意味なんだそうな。ゆえに「5・12」。

全然関係無い‥‥と書きかけたんですが、気筒数は2の倍数なので、多少は2進法と関係なくもない‥‥ですネ。V型12気筒の4942ccであると、Wikipediaには書いてありました。

ちなみに、私の小学生時代の机の真ん中には「ボディが黒と赤、目がオレンジの512BB」の大きなシールが貼ってありました。一番メジャーな「Berlinetta Boxer」ですネ。

あと、カウンタックLP500の「シングルレコード」も持ってました。‥‥何だか、スーパーカーブームに踊らされていた子供そのものでしたね、私。

車のレコードなんて、今の感覚だと変ですけど、‥‥いや、当時から変なレコードだと感じてました。A面にはLP500の各種操作音(レバーの音とか、ガラスの開閉音とか)〜いわゆる音響で言う「フォーリー」みたいな音が、延々と録音されていました。B面は走行音のみ。‥‥やっぱり妙な商品スね。

レコードはまだどこかに残っているはずなので(5年前くらいに見かけた)、今度出てきたら、USB経由で録音しておこう。

レガシーアイテム・QD

私は「うる星やつら・オンリユー」の時に中学卒業というタイミングの世代です。うる星やつらがシンセサイザーを多用したサウンドトラックなのはご存知の通り、ちまたではYMOが流行っていたこともあり、私もご多分に漏れずシンセサイザー音楽に興味を持ちました。

友だちの買った「CS01」と「ダブルカセットラジカセ」を使って、ピンポン録音で音楽を作ったのは高校1年生の頃です。当時の私のお小遣いは「エレキとアニメ」に消えていたので、シンセサイザーなんてとても買えませんでした。

ヤマハCS01

*今でもヤマハのWebにはCS01の紹介ページがあります。「作り捨て」のメーカーが多い中、凄く嬉しい事ですネ。


同時に1音しか発音できない「モノフォニック」仕様なので(当時はこの価格「3万円前後」だと当然の仕様)「ドミソ」の和音を鳴らすには、「ド」を録音した後に、「ド」を再生しながら「ミ」を弾いて録音、さらに「ドミ」を再生しながら、「ソ」を弾いて録音する‥‥という2つのカセットテープを「ピンポン」しながら和音を演奏していました。

こんなことをしていれば、和音を演奏するよりも、ポリフォニックや対位法に興味がいくのも時間の問題。‥‥やはりご多分に漏れず、バッハなどのポリフォニックな音楽にハマっていったのです。‥‥と同時に、「メカで表現」する事にも慣れていったのだと述懐します。

前置きが長くなりましたが、私はこうして「シンセサイザーのようなメカ」に慣れていき、その後にアニメーターになって原画でお金が稼げるようになると「MIDI」に手を出していったのです。さらに付け加えれば、「コンピュータに対する抵抗感が薄かった」のは、こうした「シンセ・MIDI好きの経緯」があったから‥‥だとも思います。

私が高校生の頃に規格が世に出て、今でもまだ生きている規格「MIDI」は、シンセサイザーやコンピュータ(シーケンサー)をケーブルでつないで演奏するための規格で、例えば3台(=複数台)のシンセサイザーを同時に鳴らしたり、コンピュータによるシンセサイザーの自動演奏などが可能です。

そこで、今回のコレ。



ヤマハの「MDF1」です。名機「DX-7」を模した配色がニクいですネ。‥‥あ、そうか、ヤマハ発の「ハツネミク」の色使いもコレですネ。

これは、MIDIの演奏データや音色データを記録ディスクに読み書きするための、「ディスクドライブユニット」です。

記録ディスクは磁気ディスク。でもフロッピーディスクや光磁気ディスク「MO」ではありません。

磁気ディスクの名は「クイックディスク」、略して「QD」です。容量は片面64キロバイト、両面合わせて128キロバイト。‥‥恐るべき低容量ですが、それでも、カセットテープに「ガジガジジジガガガガガ」と記録するよりは、百倍はマシでした。







このQDの「マイナス方向にステキ」なところは、「円盤なのに、ランダムアクセス不可能」な仕様でした。

「ランダムアクセス」とは、その名の通り、ランダムにアクセスすることです。古くはレコード盤がランダムアクセスの記録メディアでしたネ。レコードプレーヤーのアームの先端(=レコード針)を任意の場所に落とせば、その地点からの音楽再生が可能なのが、レコード盤でしたよネ。

一方、「カセットテープ」は現在地点から早送りか巻き戻しをしないと、任意の場所にはたどり着けませんでした。これを「シーケンシャルアクセス」と言い、「リニア(線状に記録する)」とも表現できます。

カセットテープはハウジングから記録テープを引き出すと、まさに一本のテープで、見ての通りの「リニア・直線」状態です。

QDは、見た目は円盤なのに、実は「リニア」。要は「カセットテープを渦巻き状に巻いた」ようなものです。「円盤である理由が無いじゃん」と思うでしょうし、私もそう思うのですが、「保存の際にかさばらない」のはテープメディアにはない特徴でした。

QDを使っていた当時、コンピュータで使っていた大判の5インチディスクとか3.5インチフロッピーは「高嶺の花」でしたネ。MIDI機器の記録メディア選びって、裏目に出る事が多くて、QDの他に「普及せずに知る人ぞ知るレベルで消えていった」ディスク規格としては「MD DATA」(MDデータディスク)なんていうのもありました。
*ちなみに「MD」と「MD DATA」は違う規格です。MD DATAディスクはMDのマルチトラッカーの記録メディアでしたが、他に何かで使われたのかな‥‥?。

前回書いた「メンコ」の箱の横に、ポツンと忘れ去られて放置されていた、この「MDF1」。今では何の値打ちもありませんが、捨てるかどうかの判断は、‥‥まあ、もうちょっと保留しておきます。

 

レガシーアイテム・めんこ

私は「熱しやすく冷めにくい」人間のようで、過去に好いたモノは、今でも好きなままです。つまりは、歳を喰うごとに身が重くなってしまうわけですが、そこはそれ、日本の住宅事情に合わせて、「厳選してアーカイブ」するように心がけています。

家には「メンコ」(面子)が木箱一杯に残っており、恐らく死ぬまで保存する事になるでしょう。私が小さい頃、兄がメンコの猛者だったので、家にはメンコが沢山あり、その中であげたり捨てずにおいたものが、40年近く経った今でも残っているのです。

メンコは「くみき」(積み木ではなく、組み木)の木箱に保管してあります。今となっては、この木箱も相当にアレなアイテムです。現在だと「確実にアウト」ですネ。



中身はこんな感じ。私が保育園から小学6年生くらいまでに放映された特撮やアニメのメンコです。



‥‥あ、アイドル(フィンガー5)もいますネ。「ジャンボマックス」は、カテゴリー的には「バラエティ」になるんですかネ。



お馴染みのマジンガーZ。マジンガーZの本放送は、確か私が小学校1年の頃だったと思います。新しめの999や「さらばヤマト」も見えますネ。



ロボコンやら、キャシャーン(の敵キャラ)、ど根性ガエル、ウルトラマンタロウ、ミラーマン、聖徳太子のお札、デスラー、メーテル、森雪とアナライザー。‥‥闇鍋状態ですが、出自のわからないモノ(握り拳の男とショートカットの女)もありますネ。

この頃の小学生は皆、テレビアニメを見ており、学校の休み時間の、共通の話題でした。「オタク」なんていう言葉はなく、子供らは分け隔てなくアニメが好きだったので、(前にも書いた事がありますが)小学6年生の頃に同級生たちと高田馬場の「手塚プロ」に「アポ無し見学」を決行した事がありました。手塚プロの人は優しくて、「今日は見学日じゃないから、見学はできないけど、これをあげよう」と「バンダーブック」のセル画を皆にくれたのです。‥‥ええ、時代やね。

ヤケて黄ばんだメンコを眺めながら、「もう2度と、あの頃のアニメが復活する事はないんだな‥‥」とやや感傷的な気分にひたりつつも、「今は今で、成すべき事がある」とキモチが引き締まるのでした。

ゲーム

私の世代(昭和40年代前半生まれ)は、コンピュータプログラムによるゲームコンテンツの事を「テレビゲーム」と呼んでおりました。私は「インベーダー世代」というよりは「パックマン世代」といった方がピッタリくる世代で、ゆえに「ギャラクシアン」とか「クレイジークライマー」とか「ムーンクレスタ」などに深い愛着があります。

今でも息抜きにゲームはします。しかし、ストーリー仕立ての時間のかかるゲームはしません。実は、今までドラクエもFFもやった事がないのです。私が好んでやるゲームは、レトロなアーケードゲームか、シミュレーション、この2つだけです。

私の持っているゲーム機は今ではPS3のみですが、「ナムコミュージアム」とか「SPACE INVADER」などをネットワーク購入してインストールできるのは嬉しいです。PS3で初代ギャラクシアンをプレイするのも何か不思議な感じですが、ぶっちゃけ媒体は何でも良いので気にしません。不思議‥‥と言えば、PS3でのPSエミュレーション(かな?)が、データロードの待ち時間まで当時っぽい遅さなのは何故なんだろう。仮想メモリーカードを作る段取りも含めて、正真正銘のエミュレータなんだろうか?‥‥と思います。

PS3でレトロゲームばかりですと、持ち腐れ感タップリですが、一方で輸入のフライトゲームなどをやりますので、そちらでマシンの能力はたっぷり堪能しております。最近やっているのは「IL-2 Sturmovik: Birds of Prey」と言う空戦物で、おもむろにミッションをこなしていく地味目な内容が気に入っております。シミュレーションのモードを「Realistic」(だったかな?)にすると、操縦が非常に難しくなるのがタマラないです。急激な機動をおこなうと、画面が真っ暗(ブッラクアウトという生理現象ですネ)になったり、スピンに陥ったりして、「普通に考えれば、そうだわな」と思う反面、「体で重力を感じていなけりゃ、無茶な操縦も平気でしちゃうわな」と、しみじみシミュレータの限界を感じたりもします。実物のオフロードバイクなんて、加速Gやギャップを拾うショックやエンジンの振動を体で感じなければ、まともに運転できないスもんネ。

ただ、人のキモチは面倒なもんで、シミュレーションを端折られ過ぎると、これまたつまらないのです。中には、ギアダウン(飛行機の脚を下げる)の操作も無しに、水平に滑走路に体当たりすれば「着陸完了」なんていうゲームも存在しますが、それだと興ざめなんすよネ。進入角度や速度をちゃんと見ててくれないと。‥‥ちなみにIL-2は、最初のころ、ブレーキの掛け方がわからずに、着陸しても速度が中々落ちずに、オーバーランして植え込みの林につっこんで、暫く木をなぎ倒した後に爆発炎上しました。「仮想恐怖体験」ではありましたが、何よりも、その一部始終がちゃんと描写されていた事に、驚きました。
*IL-2は、英語版かつマニュアルがないので、英会話のチュートリアルだけで操縦を覚えるのです。
*IL-2の「十字キーのキーコマンドで僚機に指示を出す」のは、未だに覚えられません‥‥。




レトロゲームはノスタルジーオンリーですが、最近の美麗なグラフィックのフライトゲームは、日頃の作品制作に対して色々と刺激に感じる部分も多く、シミュレーションゆえの「プチ恐怖体験」は作劇のアイデアになったりもします。

美麗なグラフィックのゲームがごく普通に身近に存在する現在、自分はどのような映像作品を志すべきなのか、ふと思索にふける事もあります。

そういえば、最近でたPS4はどうなんだろうか。IL-2をやってると、大混戦の時(撃墜した機の破片と黒煙ごしに、敵機がわらわら飛んでいるような)に処理落ちが発生するんですけど、そういうのって新型のプロセッサか何かで改善されるのかな?

PS4は頻繁にスマホゲームソリューションと比較されるようですが、わたし的には据え置きゲーム機とスマホは「別腹」なような印象です。スマホゲームもタブレットPCのビデオコンテンツも、性能云々ではなく、そのコンパクトにおいて、据え置き環境と別物だと考えるからです。ただまあ、いくら別腹でも、魅力的なコンテンツがなければ、PS4は売れにくいのかも知れません。近い未来のアニメ作品の4K時代も同じ事ですネ。「こりゃ凄い」という要素が新世代ソリューションに欠けていれば、PS3で充分、HD(2K)で充分と判断されてしまうのでしょう。

ゲームや映像コンテンツにおいて、スマホやタブレットで「充分満足」だと思う人も多いとは思いますが、そんな人たちでも大画面の美麗な4K8Kグラフィックや前後左右上下にも広がる立体音響を前にしたら、自分のスマホとは別物と判断し、自分の映像周りのショボさを実感するはず。‥‥人って、便利さに安易に流れる一方で、贅沢の誘惑にも抗い難い側面を持つと思うのです。

*最近、前後左右だけでなく上下にも音を広げて11.1chで制御する音響に触れる機会があったのですが、上下の音の広がりは「リアルな音場」を形成するには必須要素なんだなと痛感しました。映像絡みでなく、音楽を聴くためだけでも、前後左右上下の「真の3D音響」が家庭で実現できたら最高だ‥‥と思いました。たしかに、ステレオ2chは線上ですから1次元、左右に前後を足した平面は2次元‥‥と言う事は、今までのリアスピーカー足しの音響は2次元でしかなく、上下を足した3次元音響が本当の「3D音響」だったんですネ。アトモスなんて自宅じゃ到底無理ですから、11chもしくは9chの立体音響が家庭(全ての一般家庭とは言いませんが)でも設置できるようになれば、スマホやタブレットの「0次元的な小ささ」を改めて認識する‥‥のにネ。でもまあ、立体音響もコンテンツありき‥‥ではあります。


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