新型コロナウイルスの生存期間

昼飯食べながら、ツイートを見つつ、いつも見ているAFPでこんな記事があったことを知りました。

 

【図解】新型コロナウイルスの生存期間

2020年3月20日 12:04 発信地:ワシントンD.C./米国 [ 米国 北米 ]

 

*ツイッターで「生存期間」で検索すると、色々とヒットします。

 

 

 

こうなってくると、マスクだけ・外出自粛だけでどうこうという話ではないのが解りますネ。

 

ボール紙の表面、24時間。

 

ダンボールに梱包されてくる宅配に頼っても、リスクはゼロではないのは、まあ、誰でも予想はしてたでしょうけど、こんな実験が既に先月の20日に発表されてたんですね。

 

 

 

紙‥‥かあ。

 

アニメの現場は、紙、いっぱい使うよなあ。

 

iPadそのものはワークフローを流通しないけど(自分の手元にいつもある〜貸し借りはしない)、紙は大量に流通してます。

 

アニメの現場の紙は、50ページの印刷物を100部刷るのとは違って、1枚ごとに濃厚に接触した5000枚ですから、もし、どこかの現場で感染者が何人も出た場合、紙まで疑いだしたら、とりとめがないです。動画枚数ではなく原画も枚数を描きますし、タイムシートも紙、カット袋も紙、絵コンテや設定も紙、疑いだしたら途方もないです。

 

iPad Proで描いた絵のデータはネットワークを流通しますが、デジタルデータに今回のコロナウィルスは付着しまい。‥‥まあ、「ウィルス」はネットにもうじゃうじゃ存在しますけど、今回の件とは別です。

 

アニメの現場は特に紙を大量に使うので気にしますが、一般生活だって、役所とかどうすんの‥‥って感じです。つまり、ボール紙の場合24時間‥‥と言われても、対策ってほぼ不可能なんじゃないですかね。アルコールを染み込ませたタオルで1枚ずつ拭くかね???

 

そんな簡単に世の中全体がペーパーレスになるわけがないし。

 

 

 

マスクもそうだし、濃厚接触もそうだし、紙の表面に付着するのもそうだし、つまりは、

 

総合的なリスクの量を減らす

 

‥‥という事でしょう。何をやっておけば絶対に大丈夫という話ではないですね。

 

 

 

感染のリスクを回避した結果。

 

経済は既に米国では深刻な打撃を被っているようです。

 

 

 

これ、日本でも同じことがおきますよね。

 

 


5756

2020/4/2〜4/3の1日の死者数は、AFPの統計によると、5756人で、前日の5999人より下がりました。

 

 

 

1日6千人を限度にして、このまま横ばいに推移する(=これ以上1日あたりの死者数が増加しない)と良いですが、こればかりは冷酷な数字の結果を見守るしかありません。

 

総死者数57474人と、どんどん総数は増え続けるものの、昨日より1日あたりの死者数が減ったことはせめてものプラス要素です。このところ、1日あたりの死者数は増える一方でしたからね。

 

イタリアでもピーク超え(登り坂を過ぎて、山を超えて、下り坂に転ずる)の兆しが見え始めたと言うニュースもあります。

 

数字の経緯から、その数字の奥にあるものを想像して、今はとにかく防御戦・後退戦に徹するほかないです。

 

 

 

注意したいのは、減少傾向に転じたからと言って、コロナウィルスが人に優しくなったのでも、人間が強くなったのでも、ワクチンが出回ったわけでもなく、あくまで自粛や外出禁止やロックダウンの効果が表れたということでしょう。

 

ここで気を緩めると、再び感染の猛威は復活するでしょう。

 

また、日本はこれから‥‥ということも考えておきたいです。日本の対処の状況は欧米とは大きな隔たりがあります。欧米の惨状を、後追いでトレースせずに済めば一番良いですが、状況を見守るしかないです。

 

 

 


カテゴリ改名

この記事のカテゴリは、ついさっきまで「4K/8Kアニメーション制作」という名前でしたが、「4KHDRアニメーション制作」に改名しました。

 

4K8Kだなんて‥‥。我ながら、経験不足だったなと思います。

 

4Kと8Kの間には、あまりにも大きな隔たりがあるので、一緒に語るべきではないと、2020年の今は思います。未経験だった頃の認識の足りなさです。

 

同時に、HDRを軽視してましたし。

 

「4K」としか言わないこと自体、今ではすごくアンバランスに思います。HDRは4Kに比肩しうるパワーを持ちますからネ。

 

実際に、4KもHDRも作ってみれば、しみじみと実感できることは多いです。

 

スペックだけで判断して予測していた内容など、経験した後では「若かったな‥‥」と思うことばかりです。この歳になっても‥‥です。

 

 

 

4Kの絵をさして描いたこともないのに、どれだけ大変かなんて、実感できるはずもないです。

 

4KHDRで1カットも完成させたこともないのに、どのような手間と時間がかかるかなんて、同じく実感できないです。

 

スペックで判断して予測するだけで、実際には何もしていない‥‥というのは、本当によく転換期に起こることで、素人ではなくプロほど「スペック判断でやった気になる」傾向があります。

 

実は私もそうなりがちです。経験を持つ人間ほど、陥りやすい落とし穴なのです。

 

‥‥で、そうなりがちな自分を知っていて、マズいなと思うからこそ、口だけで言ってないで、実際にやってみるのです。

 

予測だけで架空の状況をもっともらしく話す‥‥なんて、デマみたいなことは、自分の専門職であるからこそ、したくないのです。

 

 

 

実際に描いてみる。‥‥これ、重要。

 

4Kを意識し始めた2013〜14年頃に、実際に描いてみないと、要領を得ない!‥‥ということで、iMac 5Kが登場する寸前の2014年夏くらいに、紙と鉛筆、そしてMac miniで作った4〜5Kの絵は以下です。‥‥何度も再掲して恐縮ですが。

 

*2014年当時はHDRなんて「カメラのHDR」しか実際に知らなかったので、この絵はSDRです。HDRを身をもって知るようになったのは、2018年からです。

 

カットアウト前提なので、衣服は省略しているわりに、髪の毛の表現だけは従来作画では不可能な内容(線が極めて多い)を、あえて描いています。今までの内容を拡大作画するだけの4Kなんて、価値がないと2014年当時から考えていました。

 

当時の液タブ(高価なわりに性能が低かった)に見切りをつけて、紙と鉛筆で4K対応の大きさと解像度で描いて、カットアウトをやろう!‥‥と意気込んでいた頃です。このブログの履歴を遡ると、2014年当時に、白色度の高い紙を探している様子や、筆記具の選定にあれこれ迷っている様子が、記事で出てくると思います。

 

ぶっちゃけ、実際に描いてみないと、わからないことは多いですヨ。

 

 

 

プロとして現場に関わってキャリアを積むと、その経験が逆に自分を盲目にしてしまうことがあります。

 

たとえば、プラモデルの世界では「積んどくモデラー」と言われて、組み立て前のキットを見て、このキットはあーだこーだ、ここがマズイ、ここが手が掛かる、この部分はこうすれば良い‥‥だの、全く作っていないのに、作った気になって、評論まで始める‥‥という、ある種の軽い「蔑称」があります。

 

「実際に作ってみた感想はどうですか?」

 

「いや。そう思っただけで、作ったことはない」

 

‥‥では、「ぎゃふん」なのです。

 

模型雑誌に掲載されている「製作記」は、実際に組み立てて塗装して完成するまでの記事ですが、「積んどくモデラー」はキットを眺めるだけです。

 

実例をもって答えられる状態でなければ、「憶測の上に、憶測を重ねた」内容になってしまいます。憶測でも当たることがありますが、新しい未経験のものごとに対しては、経験者でも結構外すことが多いです。

 

 

 

他人に聞かなくても、自分で実感する方法は、上述の通り‥‥

 

実際に描いてみる。

 

‥です。未経験状態から抜け出せます。

 

iPadで、何らかのドローAppのキャンバス設定を4K(UHD)のピクセル寸法に設定し、ちゃんと本気で描いて(殴り書きや落書きじゃダメです)、4Kのモニタに映し出せば、いろいろと得るものがあるでしょう。

 

iPadのProcreateで4Kサイズのキャンバスを作ることなど、数値を入力すれば良いだけです。

 

 

 

ただ、アニメの会社には4Kモニタが、あまりにも少ないのよねえ‥‥。アニメ会社で4Kを体験することができないのが、もどかしいです。映像でメシを食ってるわりには、4K関連に疎いのは、日本のアニメ制作現場の独特かなあ‥‥。4KのBDやストリーミングくらい、チェックルームで見れれば良いのにネ。

 

iMac 5Kくらいのモニタ品質で、とりあえず十分なのですが、他のオススメのリーズナブルなモニタ型番‥‥となると、具体的に紹介できません。私も4Kモニタを自分で単体で買ったことはないのです(iMac 5Kはいつも自宅で使ってます)。まさか、個人に業務用のCG-319(60万円)とかを推薦するわけにはいかないですし。

 

実際、アニメ業界って、世間よりも4K機器の普及率が低いのかも知れません。ゆえに実感することが相当遅れちゃってるように感じます。

 

 

 

私の感慨ですと、実際に4KHDR家電や機材を所有していない人ほど、4K不要論に傾く傾向を感じます。

 

4KHDRのテレビやモニタを所有して慣れた人は、「2Kで十分な作品や番組はあるだろうけど、世間的にはこれ(4K)が普通になるんじゃないかな」とサラッと言ってのけます。2Kと4K、両方知っているからこそ、比べて考えられるのです。

 

知らない‥‥ということは、自分の中で様々な憶測を呼び起こし、知った後になって振り返れば、相当トンチンカンだったことに気づきます。

 

私がしばらく使っていた「4K8K」という言い方も、4KHDR制作のなんたるかを実際に知る前の言い草です。アニメで8Kなんて、今のAfter Effectsでは無理です。斜めPANができなくなりますもん。8Kのフィックスは作れますが、カメラワークが無理です。

 

4KHDRを作ってみて、「UHD標準フレーム=3840px」の重さを身に染みて実感しているところです。3DCGはもっと過酷だと思います。レンダリングがどんなことになるのか‥‥‥。

 

なので、とりあえずは射程に入ってきた4KHDRに言い方を変えて、「4KHDRアニメーション制作」というカテゴリに変更した次第です。

 

 


EP-G2生産中止!

それこそ、サンワサプライだろうがゼンハイザーだろうがKOSSだろうが、直径50mmくらいのヘッドフォンのイヤーパッドの交換品は、ソニーのEP-G2で賄っておりました。

 

 

が。

 

生産中止。

 

なじぇ?

 

でもまあ、そうならばしかたない。

 

ふだんの価格は200〜300円ですが、今やアマゾンだと3980円だってさ。‥‥買うわけないじゃん。

 

他で代用すべし。

 

 

 

無名ブランドですが、これで良いんじゃないでしょうか。

 

もともと、KOSSとかゼンハイザーに無理やりソニーのスペアをつけてたくらいなので、ハマればOK。

 

 

 

これから、もしかしたらヘッドセットを使うことも増えるかも知れません。

 

家にはゼンハイザー、仕事場にはサンワサプライのヘッドセットを常備しています。イヤーパッドは劣化してボロボロになることが多いので、そうしたらヘッドセットを買い換えるんじゃなくて、イヤーパッドのスペアを買って交換すれば元通りになります。

 

イヤーパッドを変えると、音質が変わるとか言われますが、使用用途はヘッドセットだもの。‥‥ぜんぜん誤差の範囲ですよ。

 

 

 

というか。

 

私は、Air Podsを持っていたんだよな。

 

ただ、耳から簡単に落ちるのでストレスが半端なくて、全然使ってなかったけど。

 

Air Podsなら、ヘッドセットの代わりになるよなあ‥‥‥。

 

耳から落ちないようにするには、どう工夫すれば良いのかで、ずっと悩んでるのですけどネ。

 

 


ロックアウト

ロックダウンをロックアウトと書き間違えてもうた。

 

80年代のロックの歌詞やMCで、「お前ら、ロックアウトされちまうぜ〜!」というのを思い出してて、「ロックアウトとダウンを書き間違えるんじゃないか」と思ってたら、早速やってしまいました。

 

飯の休憩時間に気づいて直しましたが、他にも間違ってる箇所がありそうで怖い。

 

ロック、ロック、ロック。


テレ会議

テレ=遠隔地で、会議をするのは、私は随分前から経験済みです。ゲーム会社さんと仕事をした時に、アニメ会社とは違ってPCありきの環境ゆえの意識の違いか、音声とテキストの会議を早々に提案され、Skype会議を2000年代から実施していました。

 

当時の会社は国分寺にあったので、都心から御足労願うのは、なによりも移動時間の浪費でしたし(8時間労働だとして、往復に2時間かかったら、労働時間の1/4を消耗しますよね)、中央線で新宿あたりから国分寺に出向くのは体力も消費しますもんね。

 

2020年の今。

 

少なくともiPadを持っていれば、ビデオ・音声・テキストのテレ会議は可能です。iPadには、フェイスカメラもマイクもありますので、ハード的には準備OK。

 

iMacやMacBookも、もちろん準備OK。フェイスカメラ(昔はiSightと呼んだような‥‥)とマイクを内蔵しています。

 

 

 

 

アニメ制作会社のPCは、マイクもなければ、カメラなんてもっと無い‥‥なんてマシンが多いでしょう。

 

でもまあ、それは2000年代とて同じでした。それでも会議は進む。

 

思うに、数人が参加するテレ会議は、ビデオにこだわる必要はあまりないです。

 

どうしても必要なのは、

 

  • 手元のPDFや画像ファイルなどを資料として共有できるファイル送受信機能
  • 「このWebをみてください」とURLを共有できるテキスト送受信機能
  • 高音質な音声会話(聞き取りにくいと会議に支障をきたすため)

 

この3つをクリアして、次に余裕があれば、ビデオも足す‥‥で、じゅうぶん、会議は進行します。

 

なので、USBのヘッドセットを買い足せば、難なく、最低条件はクリアできます。

 

 

 

お勧めしたいのは音響メーカーのヘッドセットです。ヘッドフォンの元から音が良ければ、ネットの通信速度で音が悪いのか否かが簡単に判別できます。

 

ヘッドセットは音が回りにくい(ハウリングしにくい)ので、聞き取りやすさ・話しやすさが段違いに優れています。

 

口のすぐ近くにマイクがあるのでデッド(ライブの反対=部屋で反響した音にならない)な音声となり、相手にとって聞きやすさが向上します。(ただし、耳元で喋っているような生々しさがあるのでキモいというウワサも)

 

とはいえ、今どきは、値段を吊り上げて、予約だけ先にさせる商法もあるみたいないので、特にアマゾンで買う時には注意してくださいネ。アマゾンって、コロナウィルスで無法化した感がありますね‥‥。

 

PCに繋ぐ目的なので、必ずUSB仕様のヘッドセットを買いましょう。面倒がなくて良いです。

 

上の写真のようなタイプでしたら、耳のスポンジが劣化した場合に、ソニーの似たような500円くらいの交換パーツで代用できます。

 

 

 

必要は発明の母‥‥とも言いますが、必要は作業環境進化の母‥‥とも言えそうです。

 

iPad Proで作画している人は、そのiPadだけで会議もできます。(ネット環境は必須ですけど、そもそもテレワークの話題なので言うまでもない)

 

古い環境に依存している人は、こうした変動期、クライシスの時に、淘汰されがちです。

 

進化論を引用するまでもなく、環境の変化に柔軟に対応できるものが生き残る‥‥というのは、どんな世界でも同じですネ。

 

 

 

ちなみに、「先方の会社とビデオ会議するので、全員、会議室のWebカメラの前に集合!」なんて、コロナウィルスの今、お笑いのネタみたいなものです。

 

人々が密集して集まらないために、テレ会議をするわけですから。

 

参加する各人が、テレ会議の装備を実装しましょう。

 

 


5999

今のところ、増大する一方の、コロナウィルス1日あたりの死者数。

 

 

昨日、45719人だった総死者数が、今日は51718人ですので、差分は5999人。

 

つまり1日6千人まで死者数が増えたことになります。2千、3千、4千、5千と増え続け、今日は6千。

 

 

 

単純で大雑把な計算をしますが、第二次世界大戦の期間中(1939/9/1〜1945/8/15)に8千万人が死んだとすると、1日あたりの死者数は3.7万人。第二次世界大戦がどれほどの大惨事だったかを思い知ります。

 

第二次世界大戦は桁外れだとしても、犠牲者1700万人と統計される第一次世界大戦も大量死の大惨事であることには変わりありません。1914/7/28〜1918/11/11の期間で、同じく単純に大雑把に計算すると、1日あたりの死者数は1.1万人です。

 

あくまで単純計算で、期間中に均等に割り振った結果なので、現在のコロナウィルスの状況とは比較にはなりませんが、2020/4/1〜2020/4/2の24時間で6千人の人が命を落としたのは、やはり世界大戦と同じ大惨事が現在進行していると言えます。

 

欧米はロックダウンや自粛措置の効果が表れるのは、4月半ばと言われています。今は、感染>発症>重篤化の一番厳しいフェイズを迎えており、まさに「地獄の2週間」を乗り切る試練の時なのでしょう。

 

日本は自粛する意識の対応が遅れ、今でも長時間の会議をしている会社はあるでしょう。アニメ制作の場合、作画机や、PCとモニタと巨大な液タブを、にわかに家に移動してセッティングするのは実質無理がありますから、アニメ業界の制作会社は特に対応が難しいとも思います。

 

つまり、欧米の惨状をトレースするとすれば、これから始まる‥‥とも予測できます。そうならないことを祈るばかりですが、実際、祈ってどうこう解決する話ではないです。

 

アニメの現場で恐れられているのは、「どこの現場が最初に感染者を出すか」ということでしょう。アニメ制作会社の作画ルームの紹介写真を見れば、「濃厚」な距離で机を並べる会社がほとんどです。‥‥しかしそれは、コロナウィルスの状況前の、アニメ制作現場の「普通」だったのですから、非難することは難しいです。東京は空間が特に高価ですしネ。

 

今までの経緯を「だから言っただろう」なんて後出しジャンケンしてマウントするのではなく、これからをどうするのかに時間と知恵を使うべきです。

 

 

 

 

 

ペーパーレスの環境を、一部の人間だけでなく、もっと多くの人が注目して、各所で導入試験をしていれば‥‥と言うのも、今はもう、後出しジャンケン。

 

これからをどうするか、そのことにフォーカスしましょう。

 

 


4KとHDR

4Kのアニメ‥‥という話題では、4Kばかりが注目されがちですが、HDRも同格の重要度を有する技術要素です。

 

4Kに関しては、現在はまだ普及にバラつきはありますが、SD時代のHD(2K)の立ち位置なので、皆がテレビやモニタを買い換えるタイミングで浸透して更新されるでしょう。

 

4K解像度を特別視する人はまだ多いですが、アニメ制作の内部事情はともかく、世間においては、4KHDRテレビや4K放送、4Kストリーミング番組など、確実に「次期標準」として更新は進んでいくでしょう。

 

私は2014年からiMac 5Kを自宅で使っているので、2K(1980〜2560px)モニタはフォントの輪郭がぼやけてみえるのがハッキリと判別できます。最近のiMacを使っている人は、もうみな、4Kには慣れていることでしょう。

 

 

iMacよりも普及しているものもあります。

 

iPhoneの大きいモデルは解像度が1920pxですし、iPadも似たようなppiです。画面は小さくても、画素がぎゅっと詰まった画面は、4Kモニタと同等どころか、4Kよりも細かいです。

 

実はもう、世間の人々は「4K解像度のスタンダート感」にスマホやタブレットで慣れているんですよね。その見慣れた詳細感が、大きなモニタやテレビにも反映されるだけのことです。

 

今やスペシャルな博物館クラスの映像とは、8Kとか16Kの世界です。

 

4Kは2020年代の標準仕様となるでしょう。‥‥HDが2010年代の標準となったように。‥‥すでに皆がスマホの高密度液晶パネルに慣れて久しいように。

 

 

 

実はダークホースは、HDRなんですよ。

 

HDRは、今までSDRと呼ばれたRec.709 100nitsのダイナミックレンジから、大々的に躍進して、極めて幅広いダイナミックレンジを持ちます。

 

当座、1000nitsがターゲットではありますが、規格上は10000nitsまで存在します。10000nitsを映し出せるモニタは存在しないのであくまで規格上ですが、HDRとはSDRとは異次元のスペックを有した色彩を有します。

 

最近まで作っていた4KHDRの短尺作品は、1000nitsの輝度を有するEIZO CG-3145で各種チェックをしていました。作業用モニタは、CG-318と319で、最大輝度は300nitsではあるものの、正確な色を映し出していました。

 

SDRモニタでHDR作品を作るのは、少なくとも色を扱う工程では不可能です。HDRモニタでPQカーブに対応できるプロ作業向けのモニタが必須となります。

 

発色の特性が今までの延長線上の予想を大きく上回るので、もはや頭の中で補完・変換して色を作ることは不可能だからです。

 

あくまでわかりやすく誇張したイメージですが、2KSDRと4KSDRを比べると、以下のようなイメージになります。

 

 

 

 

注目したいのは、HDRはSDRの上位互換であることです。

 

SDRの色域をカバーしているので、何なら、左側の濁って抜けの悪い絵も、意図的に作れます。一方、SDRはどうしても表現できない色があり(緑が苦手なのでシアンも苦手になり、青空もくすみがちになる)、輝度というよりは色彩の範囲が狭くなります。

 

*Rec(BT).709は、ご覧のように、かなり三角のエリアが狭いですネ。緑は特に狭い。人の肌色は得意ですネ。

 

*現在のHDRの主流、DCI-P3は、かなり緑のエリアが広くなりました。

 

*夢のHDR、Rec.2020(BT.2100)は、緑のエリアがドカンと広いですが、この色域を表示できるモニタはまだない‥‥と聞いてます。2020年4月の今も?

 

 

 

正直なところ、4KはHDRとセットでなければ、文字通り「精彩」を欠きます。

 

4K寸法でアニメを作っただけでは、トレス線がちょっとシャープになった程度かな‥‥という認識止まりになりがちです。

 

しかし、HDRをネイティブにコントロールして、線画も色彩も自由にコントロールできれば、大きな表現上の広がりを得ることが可能です。

 

ドットバイドットの4K作画。

 

色を塗る時からHDR。

 

この2つは、「せっかく4Kアニメを作るのなら」踏まえておきたい要素です。

 

 

 

4KHDRでアニメを作る表現上および技術上の達成目標はまだまだ数多いのですが、まずは4K等倍で絵を描くことと、HDRで最初から色を彩ることです。この2つのハードルを超えられないと、次のステップに進めません。

 

ハードルを超えると、「ほんとうに、今までの線の描きかたで良いのかな? もっと表現力の豊かな、効果的な描きかたがあるはずだ。さらには、4Kで映えるキャラデザインがあるはず。」と気づくでしょう。2Kを単純に拡大したのが4Kではないことを、絵を描く人間なら、やがて理解すると思います。

 

色も同じです。SDRをただ拡張しただけの色彩ではありません。ただ明るくしただけなら、やけに眩しいだけの見辛い画面になります。色を鮮やかにするだけでなく、淡く繊細なパステルカラーも、豊富なミディアムトーンで表現する無彩色も、ブリーチバイパス(銀残し)のような黒の締まった画面も、自在に作り出せることがわかるでしょう。

 

 

 

新しい技術や表現が登場するたびに、不要論や否定論が出ます。おそらく、1963年にテレビアニメが登場した際も、気に食わない人はいたでしょう。テレビマンガではなく、本のマンガで十分だ!‥‥とかネ。

 

現在皆が普通に見ているHDの2Kテレビも、「そんな大きな解像度は不要だ。オーバースペックだ。720x486で十分だ」と、何人ものプロ映像制作の人間が言ってました。今や日本のアニメ業界全社が採用している「デジタルアニメーション」〜彩色以降をコンピュータで制作する方法も、2000年前後は酷評する人がそれなりにいました。

 

一方で、技術の話題を、作品の面白さの話題と混同して語る人もいます。

 

つまりは、新しいものに対する動揺を、人それぞれが自分の感覚で表現するもの‥‥なのだと思います。

 

そしてそれは一時的な動揺であり、2020年の今、ガチでDVDやD1サイズで映像を作るプロはいませんし、フィルムじゃないとアニメはつくらない!‥‥と叫ぶアニメ制作者もいません。

 

動揺と混同を、クールダウンしましょう。自分の中のカテゴリーミステイクを防ぎましょう。

 

 

 

4KHDRは作品を作るためのキャンバスであり、道具であり、表現の手段です。

 

そして、アニメは「アニメの型」に縛られて来なかったからこそ、日本のアニメ独自の発展が培われました。

 

4KHDRを型にはめ、アニメを型にはめるのは、少なくとも映像制作のプロのすべきことではないです。今までの経緯から学べば、自ずとわかりましょう。

 

 

 

プロならば、道具を足かせにするのではなく、使いこなしたいですよネ。

 

弱点にするのではなく、武器にしたいですよネ。

 

であるならば、4KもHDRも使いこなして武器にすればよい。それだけのことです。

 

 

 


4700

どの時間で統計したかにもよるのでしょうが、GMT 19:00でのAFPの統計ですと、4月1日から2日の1日で死者数4700人、総死者数4万6千人近くに増加したようです。

 

 

私がAFPの上図記事を毎日見るようになってから、1日の全世界コロナウィルス死者数が、2000人、3000人、4000人と増え続け、今日は4700人で、勢いは今のところ増す一方です。

 

3月下旬のパーティや祝賀会などの会合、ごった返す繁華街など、人が大勢密集する場所に出掛けた人の発症が表面化するのは、日本の場合、これからになるのでしょうが、欧米はロックダウンの効果が表れて、一番被害の大きいイタリアでは感染者数が横ばいに推移したとの記事もあります。

 

トランプさんが「地獄の2週間」と表現しましたが、日本の場合、自粛に至る時間差によって、これから欧米の惨状をトレースするのかも知れません。そうならないと良いですが、こればかりは祈っても意味がなく、冷酷に状況が展開するだけでしょう。

 

クレカで出費が嵩めば、翌月にドカンと請求額が増えるがごとくです。ウィルスの感染者数もそうですが、自粛による経済的な影響が表面化するのも、これから先が本番‥‥ですね。

 

+ + + +

 

NYタイムスが新聞の広告でマスクの型紙を掲載したとか。

 

そういうの、良いじゃないか。とてもいい。

 

「俺、縫い物なんてできないし」とかイジけるんじゃなくて、これを機に縫い物を覚えるとか、故郷のお母さんが縫い物なんてできるはずもない息子に送ってあげるとか、彼女が彼に‥‥とか、むしろ、自分のプラス要素、人間関係の温かさにすら、結び付けられるじゃないのさ。

 

マスク2枚の話はすでにウンザリだけど、政府支持者の「マスクがない人にはありがたい」「布製マスクはいいぞ」の苦しいツイートよりも、型紙を公開するWebを紹介したほうが全然有用で有効。

 

【無料型紙あり】20分で完成!立体マスクの作り方

https://book.nunocoto-fabric.com/15460

 

私はダイソーのアルミワイヤー(軽くて丈夫で簡単に切断できます)をマスクの骨組みに仕込んで、形状を調整できるマスクを日曜日に作ってみようと計画中です。うまくいったら、写真を載せたいと思ってます。

 

 

 


2年の間に。

コロナウィルスの猛威に誰もが気づいて、今や自粛は常識になっています。NYでは感染のペースがかなり落ちてきており、ピークは間近とも言われているようです。

 

しかし、ここで気をつけたいのは、自粛して感染を防ぐ行動をとっているから、ペースも緩やかになってピークの峠を超えるだけで、コロナウィルスが人に優しくなったわけでも、ワクチンが出回ったわけでもないです。

 

つまり、自粛ムードがほどけて、自粛以前の雰囲気に戻れば、再燃するでしょうね。そんなの、素人でもわかる。

 

これはすなわち、感染のペースを抑制し続けるには、経済を犠牲にし続けるということです。

 

誰もが思う、「ウィルスで死ぬか、金なくて死ぬか、究極の選択」です。

 

 

 

オリンピックは1年以内の開催というけれど、その準備のために、何ヶ月前からプロジェクトを再開する必要があるでしょう。

 

ワクチンの開発が最低1年半〜2年だと言われているのに、全然数字が噛み合わないですネ。

 

前日準備(なんてありえないけど)したって、ワクチンは間に合ってないです。

 

利権で儲けられると思っていたうちは余裕だったけど、利権に追われて形勢逆転でピンチといったところでしょうか。すべて、利権の逆算でオリンピックの開催日期限が決められているのは、バレバレです。

 

 

 

オリンピック延期の顛末は、まさに経済の凍りつきを象徴するでしょう。

 

土木建築から小売に至るまで、様々な経済をくるんだオリンピックは、経済の風見鶏のような存在です。

 

オリンピック開催の是非はおいといて、仮にオリンピックが2年先になるのなら、凍った経済が溶けるのも2年先なんでしょうね。

 

 

 

凍りついた世界。

 

アニメは昔作ったアニメを見ればいい‥‥なんて風潮が発生しても、不思議ではないです。

 

2010年代にアニメ業界は、あまりにもアニメを作り過ぎて、多くの作品が記憶から消えていきました。

 

実際、今年の春だけで50本の新作シリーズも作れば、「しばらくストックは十分」ですもんネ。

 

アニメ産業って、2010年代は特需だったんですよネ。

 

アニメは趣味の世界。

 

趣味があればこそ、生活にも潤いが得られる。

 

‥‥なんて言っても、2010年代は潤い過ぎというか、溢れ過ぎましたよネ。

 

潤い過ぎて溢れ出ているのに、一方で、アニメを作るスタッフには還元されずいつも干からびているのは、特需の本質を象徴しています。

 

2010年代の特需の野放図な拡大路線があって、2020年代は、矢先からウィルスの猛威。

 

乱作ゆえに2000〜2010年代に創業し生きてこれた会社が、「作り控え」の影響によって消滅することも考えられますが、実は過去にも似た現象はありました。休止は倒産・破綻を意味しましょう。

 

後になって、2020〜2022年を振り返った際に、「物凄いふるいがけの期間」だったと思い起こすかも知れません。

 

 

 

個人も集団も、新しい路線を獲得する必要があるでしょう。しかし、収益化まで漕ぎ着けるようになるには、かなりの時間と能力が必要です。

 

ネットがあっても、簡単になんか、金、稼げんからな。

 

例えば、何の知名度もない人間が、自作の小説やマンガを執筆して電子出版したところで、買ってくれる人が20人もいれば御の字でしょう。ネットはまたとない販路ではありますが、チョロくも甘くもないです。著名人に名前を貸してもらったり、二次創作でもしない限りは、まずは人目をひいて注目されることすらあり得ません。卸値とかコンバージョン率がまともな収益と結びつくのなんて、認知度を得た先の話です。

*まあ、だから、お財布の紐がゆるくなる「お祭り」が必要なんでしょうけどネ。残念ながら、そのお祭りも、今後は中止が相次ぐでしょう。濃厚接触の巣みたいな環境ですもんネ。

 

ネットに甘い夢を見るのは、いかにも耳年増の知ったかぶった典型です。売れた事例をネットで知って鵜呑みにして皮算用しても、商売の根本的な難しさをまずは認知度の是非から思い知ることになりましょう。

 

しかし、夢を見れず、あれはだめ、これはだめ、どうせうまくいかないと全く行動しないのも、等しく、耳年増で知ったかぶりです。行動しなければスタート地点にも立てないですもん。

 

ネットに限らず、新しい事を興す時、謙虚で周到で注意深く、かつ大胆さが求められます。大戦略で例えれば、難易度最高レベルのマップのように、熾烈な防御戦のなかでどのように数ターン先の活路の布石を打つかが要求されます。初期配置をミスれば立て直しも不可能なくらい痛撃を被るでしょう。

 

 

 

今までの「鉄板」が通用しないコロナウィルスによる自粛期間。

 

ワクチン開発と普及までの2年間。

 

個人と集団組織の底力が試される、試練の時が、コロナウィルスによってもたらされるのかも知れませんネ。

 

 

 



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