スマートスムージング、雑感。

クリスタ1.9.1で実装された「スマートスムージング」の機能は、1.2Kを4Kにするのにも使えそうだけど、4Kを8Kにする際にも良さそうですネ。

 

4Kはあくまで進化の過程のフォーマットで、今後8Kへと映像進化のコマが進むことは、映像機器の博覧会に行けばすぐに判ります。気が早いかも知れませんが、頭の片隅で4Kの次はどうしたものか‥‥と考え始めており、4Kを現在の最大目標としてともかく、今のマシンの進化速度では8Kをドットバイドットで作るのは、正直厳しいと感じています。100万円のマシンでも8Kを容易く処理できるほど高性能じゃないので。

 

クリスタに限らず、スマートスムージングが他でも実装されるようになって、4Kから8Kのアップコンに使えそうなら、ひとまずは安心します。8Kは今は絶対にキビしいですもん。4Kを作っていてしみじみ実感します。

 

そうか。せっかくクリスタを使っているんだから、3840から7680pxにアップコンしてみて、具合を見ればよいですネ。ちょっと様子を見るくらいなら、8bitでもまあいいか。

 

クリスタって、16bitにはまだ対応してないよネ。なので、例え連番でも、映像をフィニッシュするには、まだ性能がイマイチ足りない側面は残っています。

 

 

 

スマートスムージング。

 

あくまでジャギったエッジをスムージングするので、そもそも繊細な線の描写は無理そうです。線を細くするのではなく、拡大のジャギを綺麗にする目的のようなので、拡大してボケた絵の印象を改善するのが役割と思います。

 

ただ、このスマートスムージングを「これ幸い」とばかりに用いて、1.2〜1.5Kの「まま」で作っていると、報酬も今までの「まま」‥‥というオチにはなりそうです。

 

制作現場がコレを悪用して、未来も2K未満で作ってスマートスムージングで良い‥‥なんて話になると、アニメ業界の2020年代の業務改革は元の木阿弥にもなりそう。‥‥1枚200〜300円の動画単価のまま、苦しい生活から抜け出せないアニメーターが2020年にも続出しそうではあります。

 

今まで通りが良い‥‥というのは、今まで通りに買い叩かれることに繋がりかねず、むしろ、改善を抑え込む理由にすらなり得る危険を孕んでいる‥‥ことをお忘れなきよう。

 

 

 

ちなみに、映像配信大手は、

 

「中間素材から4Kであること」

 

‥‥という条件を標準にしています。

 

この条件は一見「ゲゲ!」と思いますが、

 

絵を丁寧に作って、それに見合う高い報酬を受け取る

 

‥‥という、アニメーターをはじめとしたクリエイティブ部門のスタッフに対する、またとない大きな転機・改善の機運になると私は考えています。

 

でもまあ、それもこれも、制作集団の生きる道、未来の生まれ変わりに関することですから、それぞれが未来を見据えて道を選択していくしかないです。

 

自分たちの未来の運命は、まさに自分たちの現在の行動が握っています。

 

 

 

私は、初めてもらった動画の報酬が、封筒に50円玉1枚でした。高校在学中のことです。月末に研修料金で1枚だけ本番を作業したので。

 

思えば、それは良かったのです。

 

最初からそこそこの待遇、多少安くても給料で働いていたら、その「異常さ」に気付けなかったでしょうし。

 

今こうして、「自分の代で、この「悲劇を通り越した喜劇」を幕引きにする」と決心するに至ったのですから。

 

全くの笑い話ですよ。50円玉1枚の初めてのプロの仕事。泣きながら笑うわ。

 

 

 

私と同世代のみなさんはどうでしょう。

 

昭和平成の曖昧な調子のまま、引退まで逃げ切りを選択しますか。

 

それとも、後続の世代とともに、新生の道を選択しますか。‥‥私はこっちです。

 

2020年代。

 

それぞれの制作集団の中で、70〜80年代アニメブーム世代の人間の行動が問われていくでしょうネ。

 

 


1.9.2

もう出たか。アップデータ。

 

昨日の今日か、今日の今日か。

 

このリリースの速さを、「もう不具合かよ」と思うのは素人さん。

 

むしろ、この速度で不具合のアップデータをリリースできるのは、国内開発の良き特徴です。凄い速さで驚き。

 

ん兆円稼いでるとのアドビだって、こんなに迅速には出せまい。

 

*短い記事なので、間を埋めるべく、パンダを書きました。最近、パンダのシールを買って、パンダの柄を覚えたので、1分くらいで描けるようになって、ついつい嬉しくてな。

*描いたAppはクリスタではなくコンセプト.appです。クリスタで描けば良いんですが、たまたま。ピンクのペンもたまたま。

 

 


1.9.1

クリスタのバージョンアップ「1.9.1」がリリースされましたね。

 

アニメーション機能の方はあまり進展がないですが、タイムライン編集機能に「全体挿入・部分挿入」が追加されたのは便利になって良かったです。

 

ただやっぱり、タイムラインの編集機能はもっと充実してほしいです。様々な編集モードをカーソルの位置や選択状態、ショートカットキー(単独のAやTなど)で操作可能にしてもらえると、タイムラインの操作が迅速になります。

 

アニメーターも、トリム編集、ロール編集、リップル編集など、タイムラインを使う知識に徐々に馴染んでいく必要があります。

 

タイムシートしか覚えるつもりはない!‥‥という頑なな態度を変えていかんと。

 

タイムラインになれると、After EffectsやDaVinciを使うことになってもビビらずに済みますヨ。他のタイムライン系のソフトウェアを使うことになっても、「クリスタで慣れてるから、何だか解るぞ!」というのが楽しいし愉快だと思います。

 

 

 

ちなみに‥‥‥

 

クリスタって、タイムコード的な表示って出せます?

 

どんなに探しても見つからないんだよねぇ‥‥。

 

タイムラインのどこかをクリックすると表示されるのかな‥‥。今のところ、どうしても見つかりません。ヘルプでも検索できないですし。

 

タイムラインのタイムコードは重要ですよ。

 

だってさ。

 

時間軸

 

だもん。

 

333フレーム目は何秒何フレか、すぐにはパッと解らないじゃん。‥‥333コマという言い方ではさ。

 

アニメーターとて、映像制作専門職の一員を自認するのなら、0スタートのタイムコードには慣れておくべきです。

 

タイムコードなんて、「慣れ」ですから。

 

ものすごい特権階級的な知識でも何でもないです。覚えれば数日で馴染みます。もちろん、コマの感覚は捨てずにそのまま持ったままで。

 

 

 

アニメ村から旅立って、各地を旅して、色々な映像制作のお土産をもって、またアニメ村に戻りましょう。

 

そうすれば、アニメ村はもっと豊かになります。

 

2020年代のアニメ村の住人に必要なのは、アニメ村から外に出るためのちょっとした勇気‥‥ではないかと思える、2019年の夏。

 


iPad Proは清書に向かない??

‥‥というツイートを読みました。

 

なぜ?

 

できるでしょ。普通に。

 

なぜ、iPad Proで清書できないのかな?? 不思議だわ。

 

もしかしたら、10インチを使っているでしょうかね?

 

10インチの大きさでは仕事に支障が出るであろうことは、まず実物の大きさで判断はできますよネ。12.9インチが必須です。

 

 

 

私は、もう何年もiPad Pro 12.9インチをアニメの作画仕事に使っており、私の清書がそのまま映像になったカットが数え切れないほどあります。

*カットアウトは、版権イラストのように原画の線画をそのままペイントして(階調トレス+彩色)、それを動かすことも多いので、自分の描線がモロに画面に映し出されるのです。

 

「清書ができない」というのであれば、ただ単に清書の方法を知らないか、スキルが足りないだけだと思うんですよネ。道具の使いこなしのスキル。

 

 

 

TVPaintの話題もそうですが、TVPaintそれ自体に大きな問題があるわけではなく、16万円を捻出しないとプロ版が導入できない点、サブスクリプションが用意されていない点が、「実質、個人では無理でしょ?」というだけです。

 

会社に何でも用意してもらっている人は、その辺にあまりにも無頓着なように思います。

 

TVPaintに関して言えば、Auraの頃から知人がめっちゃ使いこなしているのを見ていますから、ポテンシャルが低いとは思っていません。むしろ、かなり優れたポテンシャルを有していると思います。私もMirage(TVPaintの前身)のライセンスを所有していますし。

*私は過去、TVpaintの性能に対して問題点を書いたことはありません。私がこのブログで書いているのは、TVPaintのプロ版は個人事業主であるフリーランスアニメーターが容易に導入できる金額ではないこと、そして日本の拠点(支社・代理店)の制限によるサポートの問題点です。性能に関しては、「どこそこが問題だ」とは一切書いていません。

 

 

 

ともあれ、風評被害は払拭していかんと。

 

 

 

iPad Proの問題点は12.9インチであることです。

 

ゆえに、デスクトップOSのように、ウィンドウをいっぱい並べたいソフトウェアをiOSで使うのは不利なのです。そこは風評でもなんでもなくて、事実です。

 

Wacomの16インチのCintiq(2Kのね)は安くて手を出しそうになるのですが、16インチだとツールウィンドウを並べた時に、結果12.9インチのiPad Proと大差ないので、21インチ以上は欲しくなります。なので、最近のCintiqは買わないまま、iPad Proでそれこそ数年前から通算でかなりの金額分の仕事はしていることになります。私の画業の稼ぎのほとんどはiPad Proベースです。

 

 

 

iPad Proでプロ作業に十分な清書はできます。

 

iPad Proをもっとマジメに使いこなしましょう。

 

落書き帳みたいに扱っていれば、そりゃあ、落書きしか描けないでしょう。思うに、PCと液タブとWindows版クリスタで描いた原画でも、落書きくらいラフな原画はいっぱい存在すると思いますよ。

 

 

 

少なくとも、私は「iPad Proで清書もプロの仕事もできる」ことを証明する生き証人みたいなものです。ずいぶんと、iPad Proでお金を稼ぎましたし、今後、4Kで私の描いた清書がモロに映像に表れる日も近いです。

 

でかい液タブは近いうちに欲しいです。Harmonyを使うには必須です。

 

だからと言って、iPad Proも十分活躍できます。ぶっちゃけ、iPad Proは絵描きにとって「金の生る木」です。

 

ツールを使いこなしましょう。絵でお金を稼ぐのですから、道具を使いこなしてこそのプロ。だと思います。

 

*アニメの作画作業において、紙を「最上位」の道具に据える人は、絵が成立する過程の一部にしか視点が向いていない人です。たしかに、紙のダイレクト感は無比で最強です。しかし、アニメ制作全体、ワークフロー全体の視野をもてば、ペンタブがどれほど有効な手段かを実感できると思います。


色彩のテスト

おそらく、アニメ制作現場の、美術、彩色、撮影の人は、得意だと思われるWebの色彩診断テスト。

 

私も色々やってみました。

 

まず、イエローの彩度、色相、明度を見分けるテストです。

 

 

8%って、人口の割合で言えば、そんなに希少ではないよネ‥‥。

 

次に、8つの色から見分けるテスト。これはそれなりに迷いました。多分、何問か間違ったはず。

 

 

ピンク色もありました。

 

 

 

結構、難しかったのは、グラデーションの流れを汲むテスト。

 

色相、彩度、明度の3つの要素の推移を読み取って、歯抜けを当てはめるテストです。

 

 

 

他愛のないゲームみたいな診断ですが、実際、イメージボードとかを描いたり、透過光のフレアとかをAfter Effectsでトーンカーブで作る際に、このあたりの知識が必要になります。

 

RGBを思い通りに扱うのは、言ってしまえば「ある程度は慣れ」なのですが、理屈を踏まえると慣れやすいです。

 

色相はRGB値の偏りの傾向です。Rの数値が大きく、他の数値が少なければ、赤っぽい色相になります。Rが220、Gが70、Bが40ですと、赤っぽいオレンジになります。

 

彩度はRGB値の落差の傾向です。Rが255でGBが0だと最強に彩度が強い赤になりますが、Rが150でGBが120だと、赤っぽいグレーになります。RGB全ての値が近似するとどんどんグレーに近くなってきます。一方、RGBそれぞれの値の落差が激しいと鮮やかになります。

 

明度はRGB値の平均的な大きさの傾向です。Rが255でGBが20だと明るく鮮やかな赤になりますが、Rが80でGBが0だと暗く濃い赤になります。RGB全てが200だと明るいグレー、RGB全てが70だと暗いグレーになります。

 

RGBがどのように色彩を形成しているかを知っていれば、こうしたWebの色彩診断テストは知識だけでもかなりクリアできると思います。

 

感覚だけでやっていると難しい‥‥とは思う一方で、生来の感でクリアしちゃう人もいるでしょうネ。アニメ制作現場には、案外「野生」で色を識別する人も多いですもんネ。

 

ちなみに、同じ黄色でも、赤が少し混ざると「ホンダのカーニバルイエロー」っぽくなり、緑が少し混ざると「スズキのサイエンスイエロー」っぽくなります。クルマやバイクの新車の色(経年変化で退色するので新車が基準)をRGBでイメージしてみるのも楽しいですヨ。

 

プラモデルのカラーを、RGBで再現するのも楽しいです。軍用色は、グレーとひとくちに言っても、様々なグレーが山ほどありますからネ。海のグレーやら、空のグレーやら。

 

現実世界の塗料の場合、RGBと違って、色を掛け合わせるとどんどん暗く濁ってくるので、頭の切り替えが必要ですが、これもやっぱり慣れですネ。私は絵具を使うときは、無意識にサッパリとRGBの習慣は忘れて、CMY的な脳に切り替わります。

 

絵具は、原料の特性や色ごとに「染めるチカラ」が違うので、RGBよりは遥かに混色の加減がデリケートです。塗り重ねの「隠蔽力」も違うので、一般論の他に、それこそ塗料のメーカーごとに特性を覚える必要があります。

 

塗り重ね時の「泣き」(下塗りの塗料が溶け出して混色する)まで考慮すると、コンピュータのRGBより格段にノウハウが必要なのが、現実世界の塗料です。

 

 

 


Echo Show 5、来る

Echo Show 5が早速届きました。すぐにセッティングして、現在稼働中。

 

画面がついてるEchoなので、単体でセットアップが完了します。(アレクサ Appは不要)

 

 

下手に液晶置き時計を買うより、Echo Show 5を時計やカレンダー代わりにしたほうが安上がりでメンテも楽かも知れませんネ。

 

Echo‥‥ということで「音」のほうはどうかというと、これがまた、Echo Dotのショボかった低音のイメージを挽回しようと思ったのか、低音が出過ぎでオールマイティなバランスを欠いています。JBL Goのようにそつなく無難にまとまっておらず、低音を強調し過ぎて、置き場所を結構選びます。

 

例えば、カラーボックスのような背面が箱状に囲まれた場所に置くと、出過ぎた低音が共鳴して異様に低音がブーストされます。

 

Echo Show 5は、天井のないフラットな机の上にポンと置くと、低音の収まりが良くなるようです。

 

*なまじ低音を強調している設計なので、置き場所によってはとんでもなく低音が出過ぎます。

*開放的な場所に置くと低音が分散しますが、背面にボックス的な空間があると、ボックス内で音が回って、異様に低音が増強されます(ボックスの開いた側に音が抜けるのでデカくなるのかな?)。低音は無指向性とは言いますが、60〜300Hzの音はボックス内で反響しちゃうみたいですネ。

 

 

音を良くしたい人は、箱鳴りするような場所は避け、開放的な場所に置くか、外部スピーカーに繋ぎましょう。

 

音が拡散する場所におけば、「こんなに小さいのに、低音がよく出てるネ」と印象が良いこともありましょう。

 

Echo Show 5は、音を鳴らしながら、置き場所をあれこれ試すのが良いです。10〜20cmの上下左右前後の位置調整で音が大きく変わることもあります。(実際に試して実感しました)

 

私の場合、今回買ったEcho Show 5で音楽を鳴らさなくても、iPadやFireからJBLのFlipやGoを鳴らしたり、Echo DotをYAMAHAのスピーカーで鳴らしたり、そもそも無印Echoはそのままで音が良かったりするので、Echo Showでは音楽は再生せずにアレクサさんのボイスだけにしておきます。

 

ただ、アレクサさんの声も低音のドスの効いた声になるので、とりあえず今はJBL Go 2にBluetoothで繋いで音出ししています。

 

まあ、せっかくのEchoですから、単体で完結させて楽しみたいですネ。

 

肝心の各種機能は、すでにFireや旧Echoで実感しているので、特筆することはあまりないですが、やっぱり「自動で色々と表示が変わっていく」Showならではの機能は便利です。声をかければ、すぐに天気や時間やタイミヤーやスケジュールを表示しながら喋ってくれるのは、確実に便利です。カレンダーがgmailやApple IDで連携できるのは、今までの通りです。

 

 

 

もうセールは終わっちゃいましたが、こうしたデバイスが5980円で買える社会って、私が子供の頃に読んだ、元旦の小学生新聞の「未来社会」そのものじゃないスか。テレビ電話はアニメやマンガの世界だけでしたしネ。

 

ちなみに、日本の歌謡曲やポップスなどを再生すると、Showの画面に歌詞が順次表示されて(表示されない曲もありますが)、なんだかまるでカラオケボックス。

 

ただ、昔の曲の「ポケットにラッキーコイン」という歌詞がShowに表示されても、なぜポケットにコイン(10円か100円玉)を見つけたらラッキーなのかは、今の人は物理的に思い知れないですよネ。(=恋する人に公衆電話から電話をかけられるから‥‥という昔ならではの叙情ですネ)

 

今も昔も「頭の上はブルースカイ」なのに、地べたの社会は、昭和と令和ではこんなに様変わりしたんだよネ。

 


夢のシート確認

アニメ業界の制作現場は、言うなれば、デスクワークの修羅場なので、実写現場のような「ハイ!ここからここまで!」(=撮影地や撮影スタジオの時間制限でネ)というキッパリとした区切りが「見た目」上はあまりなく、ズルズル、ズルズル、ズルズルと24時間絶え間なく進行していきます。

 

もちろん、ケツ(考えてみれば、老若男女「ケツ」「ケツ」言う現場ですネ、アニメ業界は。)は決まっているので、キッパリと区切りはあるのですが、立ってしゃがんで走って登って‥‥という実写現場の「体を動かす系」ではないので、徐々に電流が大きくなっていく責め苦の電気イスのごとくです。

 

アニメの撮影(=要はコンポジットですが)を引き受けると、そりゃあもう、最後のあたりは大変です。「ケツのケツ」(プロダクションのケツ〜ポスプロ前)ですからね。仕上げさんも相当地獄だと察しますが、撮影はさらにその後なので、「間に合っていないことは絶対に許されない」というプレッシャーの中、不眠不休の作業を余儀なくされます。

 

私は数年前に短編の撮影監督を最後に、以後、撮影監督は引き受けていません。‥‥体力的に限界ス。

 

そんな、最後の撮影監督の時に、今だから笑って話せるようなことも体験しました。

 

 

 

まず、夢のシート確認。

 

シートを確認するのが、人生の夢だった‥‥という話ではございません。

 

パクズレのリテークで、再撮するカットのシートを進行さんから「修正箇所は赤で書き込んであります」と言われてカット袋を受け取りました。「どれどれ」とカット袋の中からシートを取り出して、2つ折りのシートを開いて確認するのですが、何だか文字がボヤけて読めません。

 

「?」‥‥と思いながら、何度も何度もシートを読もうとするのですが、緑色のシートの中身がボヤ〜っとして一向に読めないのです。

 

ふと、目が開いて、目が覚めました。

 

‥‥どうやらカット袋を抱いたままイスで寝落ちして、夢の中でシートを読もうとしていたようです。

 

進行さんから、「はい」とカット袋を受け取って、膝の上に乗せてボンヤリしているうちに、眠ったようです。‥‥他人事みたいな言い方ですが、そうみたいです。

 

「そりゃあ、夢の中じゃ、シートは確認できんわ。」

 

‥‥と思いました。

 

 

 

そして、滑らかブラー1時間。

 

アニメによくある超能力的な表現で、色んなAfter Effectsのエフェクトを組み合わせて処理するカットがありました。放射ブラーとか、セルをブラシっぽく見せる何段階かの滑らかブラーとか。

 

何重にも及ぶエフェクト効果で、手間も手数もたくさん、疲労もいっぱいで、意識が朦朧としながら、最後にたまりがちな大変なカット(原動仕的にも大変なカットは後ろに詰まる)を作業していました。

 

深夜に及ぶ作業を繰り返す中、夜の9時ごろに、エフェクトのブラーメニューから「滑らかブラー」を選択して、レイヤーに適用しました。

 

操作の通り、滑らかブラーの効果がレイヤーに追加されました。

 

ふとメニューバーの時計を見たら、夜の10時。

 

どうやら、滑らかブラーを選択して適用するのに、1時間かかったようです。

 

ふと、瞬きをした時に、寝落ちしたのでしょうネ。たぶん、おそらく。

 

猛烈に眠い時は、目を閉じたら最後だよネ。その姿勢のまま、10分は眠れる。なので、1時間もありえる。

 

 

 

この2件の珍事件(?)をもって、「私はもう、アニメの撮影監督は無理だ」と悟りました。

 

技術云々、表現云々ではなく、もう体力が、従来のアニメ現場向きではない‥‥と痛感したのです。撮影に限らず、作画においても、20代、30代の自分ではないことを痛感したのです。

 

技術の積み重ねも、経験の蓄積も、役に立ちません。従来のアニメ撮影の修羅場に必要なのは24時間戦える人間と人海戦術。ピークに合わせて人をたくさん雇って待機させる、コストのかかる構造をどう「やりくり」するかです。

 

今、20代の人は、自分が40〜50代になって、同じ仕事をしている自分を想像できますか?

 

作画も、撮影も、同じ作業ペースで50代もずっと生きていけると当人が思うのなら、アニメ業界には珍しい、恵まれた環境でしょうが、そういう現場はどれだけ存在するでしょうか。ぶっちゃけ、「このままの働きかたで50代まで続けたら、老後前に死ぬだろうな」と思う人は多いんじゃないでしょうか。

 

読むと100日寿命が縮むという恐怖新聞。最後にボロボロになって死んだ、主人公の鬼形礼。昔、子供の頃に読んだ漫画を思い出します。鬼形礼君が、腐っていく自分の体と、自分が生きるか死ぬかの中で、激しく葛藤するストーリーを今でも思い出します。

 

もし撮影セクションが作画と同じ完全な単価制度で、しかもその単価が安かったら、作画と同じ離職率になるかも知れませんネ。

 

 

 

従来のアニメ制作現場で考えれば、もはや品質や作品表現を考えるのはナンセンスなのかも知れません。内情を知っていれば、作画崩壊とか笑う気にはならないはず。

 

しかし、今のアニメ制作現場の作り方では、QCの厳しい未来の映像産業には到底対応できません。今までの作り方を続けるために、QCの緩いクライアント相手の仕事を探すようになっても不思議ではないです。

 

最後にドカドカッと「やっつける」方法では、品質が下がり、QCにもひっかかり、人の消耗も改善できませんよネ。当事者ならわかりますよネ。

 

 

 

なので、新しい技術による新しい道へと進んでいます。

 

正直、新しい道は困難の連続です。

 

一番厳しいのは、新技術を扱える人間が極めて少ないこと。

 

例えば、作画作業の70%を新技術で2人で引き受け、残りの30%は従来技術で10数人で作業する。‥‥いくら新技術の威力が絶大でも、この作業人員の不均衡は如何ともしがたいです。

 

その10数人のうち、数人で良いから、新技術のほうにも分けてくださいよ‥‥と言いたい気分です。

 

2020年代には、「時代の色々な波」におされて従来作画はものすごくお金がかかるようになるだろう‥‥というのが、偽らざる実感です。かと言って、アニメ業界は平成に留まって、2010年代に留まって、過去の技術と品質の中で生きていくわけにもいかないでしょう。

 

もし、新しい技術を扱える人間が増えれば、状況も大きく変わって、お金の面も飛躍的に改善できるのにな‥‥と思いますが、‥‥まあ、この辺りの話はまたいずれ‥‥。多方面に関与する話なので、風呂敷がでかいです。

 

困難はあれど、新技術の先に光が見えるのは良いです。

 

同じ険しい道でも、先が見えずに暗い道より、明るい光が見える道へと進みます。

 

 

 

夢でシートを確認する‥‥なんて、今でこそ、自分自身の笑い話ですけどネ。

 

生きているから、笑うこともできる‥‥というのはあります。

 

2020年代はまさに、アニメ業界の正念場なように思います。

 

生まれ変われる集団、生まれ変われない集団、それぞれの明暗が、嫌でも浮き彫りになる10年間でしょう。

 

 

 

 


プライムデー

今年もプライムデーがやってまいりました。

 

私は前々から狙いをつけていたEcho Show 5と老眼鏡(1.5)を買いました。

 

Echo Showは、4000円引きで半額に近いほどの値引きです。(プライム会員のみの割引です)

 

 

 

現在、作業場ではEchoがスケジュールなどを(聞けば)教えてくれたり、様々なアラームやタイマーになったりと、地味に活躍しているので、自分用のマネージャーとして画面付きのEchoを前々から買おうと思っていたのです。

 

今はとにかく忙しいので、スケジュールを聞けば教えてくれるだけでも、自分専用に導入する価値ありと考えていました。

 

「Siriじゃだめなの?」と言われそうですが、私は仕事柄iPadなどのiOS端末をいくつも使い分けているので、ぶっちゃけ、どの端末でSiriがアクティブになっているのか、わからなくなってるのです。整理すれば良いじゃん‥‥と思うのですが、iPhoneを肌身離さず持ち歩くタイプでもないですし、仕事場と自宅にそれぞれEchoがあれば事足りるので、音だけのEcho Dotから目でも確認できるShowへとリプレースするのです。

*昔のFire(といっても2017〜18年発売の)がアレクサに対応できないのはナゼなんでしょうネ。やや釈然としない感じ。

 

Googleのカレンダーと同期し、Apple Musicも加えて、あとは天気予報(結構便利なのです)と時計を表示して、夏から秋へのハードな業務を乗り切る所存です。

 

ちなみに、Fireもプライムデーならではの安さ。私は買いませんけど(もう十分あるので)、ビュワー代わりに買い足すのも良いですヨ。

 

 


実寸などいらない

びた1枚も紙が存在せず、プリントアウトもしない、完全ペーパーレスのアニメ作品には「実寸」はありません。

 

実寸を気にして、何でも実寸を当てはめようとする思考の人間は、ペーパーレスの映像制作には向いていません。脳の思考を刷新しましょう。

 

 

 

「この作品の解像度は何DPIですか」と聞かれることがあります。

 

紙が一枚もないペーパーレスの作品運用において、いわゆる「インチあたりのドット(ピクセル)数」という概念はもはや無いんですよ。

 

‥‥なので「ゼロ」と答えるか、「A4ならば400〜600dpiですかね。ただし、あくまで感覚的な目安です。」と答えています。(4Kドットバイドットなので仮定のDPI/PPIの数値もデカいです)

 

実寸を気にする人は、「何に対する実寸」かをまず考えましょう。

 

そもそも「実寸」とはどういう意味か。「実際に測定した寸法」だそうです。

 

ペーパーレスの制作運用で、実際に何を測定するんでしょうか。HDやUHDのサイズ〜1920pxや3840pxは、何か実在する物品を測定したのではなく、フォーマット策定時に規定したビットマップデータ上の寸法です。

 

ペーパーレスなので、紙の用紙は存在しません。

 

iPad Proの画面寸法? 13インチや16インチや24インチのCintiq? もしかしたら家庭の42インチや55インチのテレビ? スマホ? 劇場のスクリーン???

 

もし仮にA4用紙に描いたとしたら?‥‥という仮定がどうしても必要でしょうか。

 

一切、紙が存在しないのに、紙を仮定することの愚を、あえて犯しますか。

 

 

*こんなふうに、iPadに定規を当てて測る? ‥‥な、アホな。

 

 

 

台引き、BG引きのことを気にして、「コマ何ミリ」の指定を踏襲したくて、「実寸」思考を手放したく無い人もいるでしょう。

 

それがまずダメなのです。NGです。

 

ペーパーレスになったのなら、ミリとかセンチとかインチは、かえって混乱のもとです。紙の実寸でしか寸法のイメージができない人間は、ペーパーレスの制作現場には不要です。

 

「じゃあ、BG引きとか、どう指定するんだよ」

 

‥‥と思いますよネ。

 

でもね‥‥。ミリとかセンチとかの尺度がなくなっただけで、いきなりお手上げになってしまう思考が、そもそも大きなNGなのです。

 

いくらでも指定方法は思い浮かぶでしょう。「1秒あたりここからここまでで、尺いっぱい」とか。「1秒あたり1/4フレーム」とか。「カットいっぱい、A点からB点まで」とか。

 

フィルム時代の慣習を引きづり続けて、「0.5ミリ/k」とかシートに殴り書きするのは、もう通用せんのですヨ。

 

 

 

どうしても単位が必要なら、CSSのemとかremとかviewpointの発想で、ペーパーレス時代の単位を決めるのは有効だと思います。

 

ただし、絶対的な単位ではなく、相対的な単位が求められます。

 

未来はもはや2Kだけでなく4Kや8K、しかもZ軸無しのXYオンリーのベタ置きコンポジットではなく、Z軸も普通に使うコンポジットになりますから、px=ピクセルは使えません。

 

3840x2160のカメラフレームで、フォーカス面より奥(Z位置)へ3000px離れた位置にあるBGやBOOKを果たして何ピクセルでスライドすれば、自分の思い通りの速度感になるか‥‥なんて、レンズの画角も絡んで、もはや想像不可能なのです。

 

「見た目がどのように動くか」を指定する方法は、ミリでもセンチでもピクセルでもないんですヨ。

 

 

*さて。これをどのように、ミリやインチやピクセルで「スライド指示」「引き指示」をしましょうか?

 

*Z軸の配置を1000や2000pxで仮配置していますが、カメラを移動した時の視界の変化によって、奥行きのZ軸の値も大きく変更して調整しなければなりません。Z軸の奥行きを旧来の演出指示で指定できますか? まさか、また「TU, TB」を持ち出しますか?

 

*奥のボートは、例えば、何ピクセルと引き指示を書けば良いでしょうか。フォーカス面より離れた位置にあり、しかもカメラ自体がXYZの全ての軸線で動いていますから、4K(3840px)カメラフレームの収まりと、実際の引き幅のピクセル数は、相対的に考慮した上で指定する必要があります。「全素材ベタ置き」感覚では対応できません。

 

*フィルム時代、紙時代の経験値は、映像の「感覚的」なジャッジにのみ有効で、「数値的」なものは全く無力になります。新しい尺度の感覚で対応すべく、潔く覚悟しましょう。

 

*ミリやセンチなんて持ち出すのではなく、標準フレーム(カメラフレーム)を基準として分割した値を決めるなど新しい単位が必要ですが、軽はずみに定義できることではないのは、上図のZ軸の様子をみれば、お判りと思います。

*こういう解説図もちゃちゃっと描ける、コンセプト.appは楽し。

 

 

そうした新しい世界の新しい寸法感覚に馴染めないのなら、引退もやむなしでしょう。古い流儀は要りません。

 

実際、古い世界の流儀を何かと持ち出してくる人間は、新しい技術による現場においては、大混乱を引き起こし大迷惑になります。「モニタじゃわからん。プリントアウトすれば、そこに書き込んで指示する。」なんて御仁は、ペーパーレス時代には進まずに身を引いて去るべし。紙から離れられない人間が、せっかくのペーパーレス環境に、どんどん紙を氾濫させることになるのです。

 

ペーパーレスで4K8Kの世界に身を投じるのなら、今までの実寸感覚をキッパリ捨てるのが大前提です。大事に持ち続けても、災いのもとにしかなりません。

 

 

 

iPadで絵を描いている人同士がやり取りする時、例えば「キャラの位置を1センチずらして」なんて、言わないですもんネ。

 

もしセンチを使いたいなら、「仮のこのキャラクターが実在して、身長175cmだったら、その世界観の中で、1センチ分」というのなら、わからないでもないです。「用紙の中の1センチ」ではなくてネ。

 

紙の用紙のあれこれは、ペーパーレス時代においてはもう過去の記憶なのです。昔話として、アルバムにしまっておきましょう。

 

 

 

頭を切り替えましょう。ただそれだけで良いのです。

 

0.125ミリなんて忘れましょう。

 

フレームの収まりで尺度を考え、過去のフィルム撮影台の値は忘れましょう。

 

ベテランは、過去の数値にしがみついて離れないのではなく、豊富な映像制作経験からくる「映像の感覚」で勝負しましょう。

 

頭が固い=ベテラン‥‥なんてレッテルを貼られるのはイヤでしょう? ‥‥私はイヤですよ。

 

妙なプライド、過去の慣習で武装するのではなく、映像の経験と感覚で武装しましょう。

 

 

 

去る者は追わず。

 

しかし、まだ未来に生きようとするなら、一緒に未来の映像フォーマットを迎え撃って、世代を超えて未来を拓きましょう。

 

 


コンセプト:ベクターのドロー。

最近、新たに「コンセプト」というドローソフトをiPad Proで使い始めました。クリスタやHarmonyなどでベクター系のドローに慣れてきたこともあり、アニメだけでなく日頃の絵描き作業をベクターへと徐々に移行すべく、ラスターベースのProcreateに加えて、ベクターベースの「コンセプト」も標準ツールとして加えました。

 

https://concepts.app/ja/

 

コンセプトはまさに「コンセプト」を練るアイデアスケッチのために、様々な「直感的」なツールが用意されています。

 

例えば、カラーパレットは環状になっていて、指で回して色を探す操作自体が楽しいです。

 

 

 

試しに鉛筆っぽいタッチで描いてみましたが、全ての線はベクターになっているので、寄っても引いてもエッジが荒れることはなく(テクスチャは拡大されますけど)、後でグニグニとベクターの軌跡を変更することが可能です。

 

 

 

いかにもビットマップっぽい描線も、ベクターなので上図のように描いた後で変更が可能です。同じレイヤーに描かれていても、一本ずつ、線を取り出して変更できます。

 

淡彩風の淡い水彩のトーン、コンテパステルやインクのペン、寝かせて描いた鉛筆など、全てがベクターベースで管理され、全ての軌跡を個別に記録しているようです。

 

こうしたベクターベースの絵は、まずクリスタのベクターレイヤーで慣れ始めて、Harmonyのベクターブラシでさらに慣れ、今回のコンセプト.appでは、日頃のお絵描きにもベクターに馴染んできました。実際、ビットマップの時と、差はほとんど感じずに絵を描けます。

 

コンセプト.appで描いた描線は、Harmonyのテクスチャ付きベクターブラシで再現可能と思われますので、アニメーション化も視野に入れたスケッチも可能でしょう。日本のカットアウトの夜明けはまだ先でしょうが、コンセプト.appでどんどんアイデアを貯められますネ。

 

 

 

コンセプト.appは「ベクターなのをいいことに」、キャンバスのサイズ設定がありません。縦何ピクセル、横何ピクセルという、キャンバスの設定なしに描き始められます。

 

*ポースが思いつかなかったので、下半身は描いていません。すまんス。

 

 

筆記具は様々なプリセットが用意してあり、ペン先とテクスチャの画像を自分で用意して、フルカスタムすることも可能です。ペン先が筆跡ごとに入れ替わる「ペン先のアニメーション」的なこと(Harmonyにもあるヤツ)も可能です。

 

 

 

まだまだ自分にピッタリ合ったプリセットは作れていませんが、基本のプリセットでも使い勝手が良いので、色々と遊びながら描けますヨ。

 

ペン画風のペン、鉛筆画風のペン、ベタ塗りなど、色々と試しているうちに、ココロの謎を映す絵を描きました。この描線が全部ベクターだというのは、中々面白いですよネ。

 

 

 

他にも色々描いてみました。気軽に描けるので、どんどん描いてしまいます。

 

*スクリーントーン・網がけみたいなこともできますヨ。

*ベクターなので、回転や拡大縮小の修正をしても線のエッジがボケません。

 

*極細マーカーみたいな線も全部ベクター。

*ツールの占有率が低いのも、iOSのAppらしくて好印象です。クリスタはデスクトップ版との差を最小に抑えるため、どうしようもないのでしょうが、気軽に絵を描くなら、Procreateか、このコンセプト.appですネ。

*‥‥しかし、こういう「マズルが長め」のキャラは昔から苦手なんスよ。どうしても前方への突き出しが控えめになってしまいます。

 

 

実際のインクや鉛筆と同じく、ペンの寝かせや速度、筆圧の強弱は、モロに描線に反映されます。そこが何とも楽しくて、ついつい描き続けてしまいます。

 

もちろん、軌跡を綺麗にスタビライズする機能もあります。

 

ただ、キャンバスサイズを気にせず、あまりにも自由に描けるので、グリッドを表示させておかないと水平感覚が無くなります。‥‥この記事のサンプル絵も、つい、斜めに描いてしまいました。

 

描くときには、グリッドは表示させておいた方がよいですネ。ちなみに、水平にちゃんと戻したい時は、水平位置まで二本指ピンチ回転で戻すと、スナップして0度になります(Procreateと同じ)。

 

 

使う上で一番重要なこと‥‥ですが、ジェスチャーはProcreateと基本は同じで、

 

指先=消しゴムに割り当て可能

長押し=任意の機能に割り当て可能

ピンチインアウト&二本指ドラッグ=画面の拡大縮小・回転・移動

二本指タップ=UNDO(任意の機能に割り当て可能)

三本指タップ=REDO(任意の機能に割り当て可能)

四本指タップ=ご自由に。

 

‥‥のようなジェスチャー操作が可能です。

 

消しゴムをいちいち切り替えるのは面倒ですよネ。指先消しゴムはiPad必須の機能です。

 

また、消しゴムは画面の拡大縮小に関係なく一定サイズなので、大きく消したい時は画面を引いて、細かく消したい時は画面を拡大すれば、消しゴムのサイズを変更することなく、思いのままに修正できます。

 

 

 

コンセプト.app

 

UIの設計にかなり心血を注いで考え抜かれている様子が、使っていてヒシヒシと伝わってきます。

 

どうすれば、アイデアをストレスなく描きとめることができるのか、作り込まれたAppのように感じます。

 

買取もサブスクリプションも両方用意されているのも、現在のユーザのキモチを反映していて好印象です。

 

私はサブスクリプションにしました。こうした優れたAppは、どんどん開発を応援したいので。

 

 

 

その昔、ベクターの描線といえば、「無表情」「無機的」の代名詞みたいな印象がありました。

 

しかし今は、この通りです。生々しい鉛筆線みたいなものも描けます。淡彩の塗りすらも、何もかも全てベクターです。

 

 

 

今どきはもう、こういう線がベクターで、かつレイテンシーも気にならないほど、ペンの使い心地も良くて、自由に描ける時代なんスね。

 

いやはや。

 

iPad ProとApple Pencil。

 

Procreateとコンセプト.app。

 

どんどん可能性が広がりますネ。

 

今の時代に生きてて良かったと思います。正直なキモチで。

 



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